FFシリーズ ~甦る妖術使い~ その5
怪しげな霧に包まれた幻の湖。その湖の名は・・・不明。
本文中から引用させてもらいますと、そこは『見渡す限り広がる暗く霧がかかった湖』です。まさに何かが起こるホラー映画のような状況ですね。
でもすぐに目的に骸骨さんと剣が見つかるわけでもなく、『忍耐強く待つ』ことになりました。こんな超不気味の中、まさにオカルトのような肝試しです。私だったら待ちたくありません。
そして一時間が経過したのち、何かが湖の西側の岸へとゆっくり流れていくのを発見。それが探し求める筏とその上に座っている影でした。やっと登場しましたね。けれど、簡単にいくものなのでしょうか・・・。
『君』は先回りして筏を待ち受けます。ようやく岸に近づいてきた筏と接触すると、先ほど見かけた人影はやはり骸骨と化したクールの亡骸でした。その手にはラザックの剣がしっかりと握られていました。
ゲットするのはまさにこの剣。『君』が近づいても骸骨はぴくりとも動きません。
これ、取っちゃっていいのかな? でも、触れただけで何か発動するのがお約束なんじゃないかな?
などと考える間もなく、物語の流れのまま『君』が手に取ると、何のことはない、あっさりと向こうさんは手放してくれました。まあ、誰かに託すためにこうやって百年間もさまよっていたわけですからね。
そして剣を手放すと、骸骨はやっと永遠の眠りにつくため、塵になって湖の中へと消えてしまいました。散骨みたいな終わり方ですが、これでようやく冥途へ旅だったわけです。ナンマンダブと合掌です。
意外にも何の呪いもトラブルもなく、ラザックの剣を得ることが出来ました。けれどこれで冒険が終わるわけではありません。この剣を用いて、ラザックに引導を渡さなければならないのです。
この後はいったん、ヤズトロモじいさんのところへ戻ることになります。
ところがどっこいっ! 何事もなく終わるはずがありませんでした。
そんな『君』をなぜかケンタウロスが尾行していて、ここぞとばかりに襲い掛かってきました。リビングストン氏、『君』を油断させておいて、そうきましたか。
そもそもこのケンタウロス、何でこんな場所に? ひょっとして、今、はやりのぼっちキャンプ中だったとか?
ともかくここまで来たというのに、半身お馬さんに負けるわけにはいきません。逆に馬刺しにして、夕食のおかずにするくらいの勢いでぶっ倒しましょう。
そんなケンタウロスを倒すと、護符が目につきます。けれど、これは戦利品として貰うべきものなのか、スルーべきものなのか・・・。先を読むと、何か意味がありそうな気がします。
そうじゃないと、こんな取ってつけたような展開、ありえませんよね。FFシリーズに慣れてくると、そうした読みの感覚も研ぎ澄まされてきます。
とにかく貰うかスルーするかは『君』次第。
その後、ようやく帰り道がスタートします。