FFシリーズ ~モンスター誕生~ その8
と言うわけで、話がもっと長くなりそうなので、細かいことは抜きにします。
実は攻略本がありまして、それは『ファイティングファンタジー ゲームブックの楽しみ方』(安田均氏、社会思想社)なのです。ここにフローチャートがありまして、今回、ずるくもこれを利用いたしました。
なるほど。やはり秘密のパラグラフへ進むための条件を満たさなければなりませんね。そこに突き当たる前にちゃんと押さえておかねばなりません。いや、滅茶苦茶ハードです。
ダンジョンを脱出するためには、ザラダン・マーの部下であるダラマス(黒いローブを身にまとい、フードの下から赤い目が光っている)を倒さなければなりまえん。
ですがその前に、この男の口から『君』が何者であるのか、正体が明かされます。ザラダン・マーによって造られた実験生物であると、衝撃の事実が伝えられます。まあ、そうでしょうね。あと金山で働かせる予定でした。ようは奴隷です。
またザラダン・マーは薬や魔法を使い、動物を別の動物に変化させたり、色々な動物の器官を組み合わせて、新しい生物を作り上げたり。
う~ん、やってることがホラー! そう言えば『謎かけ盗賊』もこっち系の人でしたね。
でもこういう輩って、自分と同等の仲間を作らないから、絶対に敵対することになるでしょう。
因みに『トロール牙峠戦争』でもこのキャラは登場します。ここじゃ死んじゃいますけど、まあ、パラレルってことで。
脱出すると直ぐにドリーの三姉妹と遭遇します。邪悪な姿をした老婆でした。ザラダン・マーを育てた連中です。
FFシリーズ、老婆の登場確率高すぎですよね。西洋というのは、魔女イコール老婆という印象が二十世紀でも強かったのではないでしょうか?
日本だと殆ど老婆の魔女は出ませんね。むしろ魔女少女のイメージが強いです。魔法少女を主人公としたアニメやラノベ、コミックなど今もたくさんありますね。
その辺りの文化の違いを感じますが、やはりこうしたイメージが受け継がれているのは、昭和時代の『ひみつのアッコちゃん』や『魔法使いサリー』から脈々と続く、日本人の感性なのではと思います。
話を戻しますが、そのドリーの三姉妹に『スカル藻』を探すように命じられます。それが新たなイベントです。
その時点で『君』はだいぶ知性を持つようになっていました。
確かダンジョン内で言語がわかるようになる出来事があったと思います。今回、そこまで調べる時間がありませんでした。それがわかると、意味不明だった言葉が全て解けてくれます。
いや、ホントに謎が深いですね。ゲームブックの中でもこれほどハードなのは、他にないのではないでしょうか。




