FFシリーズ ~モンスター誕生~ その6
さて本編。実は現在個人的に時間のやりくりが難しくなり、細かく読み込むことが出来ません。プレイしていた当時も途中までやった覚えはあるのですが、記憶もすっかりとろけてしまいました。
まあ、実際に細かく書いてしまったらネタバレ(いつもそんな感じですけど)になりますので、ここはざっと読み返した上で、大雑把に書きたいと思います。
この『モンスター誕生』で、これまでと最も違うことは、主人公である『君』が理性が無く、本能に支配されたモンスターであるところ。何者なのか? どこからやってきたのか? なぜここにいるのか? その理由は全て謎に包まれています。
ゲームブックを読み進める前に、そのことだけは明かされていました。ある意味、自分探しの冒険でしょうか? 怪物に自分探しなんて、ありませんけど。
いや、まさか主人公がモンスターとか、これは斬新なアイディアでした。だって当時のゲームブックと言えば、『君』は全て善人で、悪人を倒す立場でした。それが全く逆ですからね。
そうなってくると、最後までモンスターで通す話なのか。それともこれが一種の呪いで、進めていくうちに解けていくのか。
そうした疑問を感じつつ、物語が始まります。
のっけから自分がモンスターであることがわかりますが、少なからず容姿の描写もあって、大雑把なイメージも思い浮かびます。それを拾い集めると、「荒れた指先」、「うろこのある額」、「背中には一列の鋭い棘」、「巨大な身体」、「重い足」など。またスタート直後に発生するドワーフへの殺戮行為のあとで、「かぎ爪」という表現も登場しました。
これらの断片的な情報からでも、怪獣みたいな容姿であること想像できますね。正にモンスターです。




