FFシリーズ ~モンスター誕生~ その4
ザラダン・マーについて、語られていない部分をどう探っていくのか?
その問題はあっさり解決して、実はゲーム開始前にがっつりその設定が語られていました。これ、本来なら『タイタン』に載せるべき内容でしょっ!
現在発売されている新装版に載っているのかはわかりませんが、取り敢えずネタバレにならない程度にピックアップしてみましょうかね。
まず冒頭の説明書きに「アランシアの東部逆風平原とトロール牙峠のさかいめ」で冒険が行われることが記されています。因みに『トロール牙峠』の北には『クモの森』、更に北にはザラダン・マーの支配する『月岩山地』があることも明記されていました。『タイタン』をお持ちの方はどのあたりになるのか確認してみてください。
このエリアの一角に、魔女の住む『ドリー』という村が存在していました。これは『タイタン』には書かれていません(多分)。この村のいわれとしては、「おぞましい魔術を使った罪でサラモニスの町を追放された魔女、ロミーナ・ドリーが建てた」とあります。
ぶっちゃけ、人体実験大好き魔女。キメラとか改造人間というレベルならまだしも、もはやホラー的な奇形の怪物を作り上げる魔女でした。
悪逆非道はアランシアでは珍しくありませんけれど、もはや狂気的なキャラクターのようです。
このドリーには妹たちがいて、ドリーの三姉妹と呼ばれていました。細かく書かれていませんが、恐らくロミーナを長女として、妹が二人(名前は不明)と言うことでしょう。
妹たちは村の外の世界を歩き回っていたことが書かれています。読んでみると、単なるいたずら好きの姉妹程度だったようです。
ただ他の魔女たちが邪悪な目的で外の世界に行ったことで、ドリーの魔女や三姉妹が恐れられていました。とんだとばっちりですね。
ザラダン・マーを育てたのは、ロミーナの妹たちと明かされていますが、育てることになった経緯などは不明のままでした。
父親は魔女たちが黒ミサで呼び出した地獄魔人であるとか、造られた怪物であるとか、その辺りの設定はハッキリしていません。
ただいずれにしても、母親は誰かが明かされていません。ロミーナの妹たちなのか、ロミーナなのか。謎は謎のままでした。
あとこの時点で彼の名前はザラダン・ドリーでした。




