FFシリーズ ~モンスター誕生~ その3
そもそもこのザラダン・マー。人間なのか、どうなのか、謎なんですよね。姿は意外としっかり公開されていますけど。
近年発売された『トロール牙峠戦争』ではチラリとだけ挿絵でその姿が登場ですが、『モンスター誕生』の表紙ではがっつりその容姿を拝むことが出来ます。
そこから判断すると、人間ではなく悪魔のような姿にしか見えませんでした。耳はとがっていますが、エルフとは異なるとがり方で、むき出しの歯はノコギリのようにギザギザです。顔はいかつく、おでこがやや禿げ上がっていました。
見た目、結構なお年を召しているようにも思えるのですが、いったい何者なのでしょうね。ハッキリしたことは『タイタン』に書かれていません(でも『トロール牙峠戦争』では早々と死霊術師と明かされている)。
言うなれば、そうした語られていない部分を探ることも、この作品の醍醐味だろうと思います。
なお挿絵はまた別の人で、でも見覚えがあるなと思ったら、『トカゲ王の島』で挿絵を描いたアラン・ラングフォード氏でした。納得です。




