FFシリーズ ~雪の魔女の洞窟~ その5
呪われた身体になった『君』。
その後はエルフの赤速から最後に教えてもらった『癒し手の老人』を探す冒険が始まります。冒険と言っても悠長なことを言っていられず、時間との勝負ですね。
つまりエルフの赤速さんは呪いに気づいていて、『癒し手』のいるところに向かっていたわけです。ドワーフのスタブには教えないで。
まあ、本人はさっさとハンマーを探しに行ってしまいましたから、それはそれで仕方の無いことかと。
焦りつつ、幾つかの行く手を阻むものたちを追い払い、渓谷を彷徨ったあと、ようやく『癒し手』の住処を見つけます。
時々体力は減ったものの、意外と元気にたどり着けますし、そのうち到着するような仕組みでした。そうじゃないと、読者ががっかりしますしね。そこは作者さんの匙加減で、うまく楽しめるように作られているのです。
ここから先は命がけの儀式(というか試練)に臨むことになりますが、むしろラスボスの変わりなんじゃないか?
そこでは色んなアイテムを使います。それまでにちゃんと揃えておかないとアウトです。
例えるならば余っていた予算を年度末になって、大慌てで使い切るような勢いです。
そうやってクリアした最後、あるアイテムを使ってペガサスを呼び寄せて、何と『火吹き山』へ直行!! ザゴールは出てきません。呪いを解くために山頂にやってきたのです。
でも、火吹き山というくらいだから、これ、火山とかじゃないんですかね? あっ、でも、ザゴールさんはそこの洞窟で暮らしているわけだし。
そこで一夜を明かすのですが、最後の試練(というかクイズ?)があって、それを乗り越えると朝日とともに呪いは解除。
いや~、大変な冒険でした。
因みに最後まで前哨砦から鳴り響いた角笛の意味はわかりませんでした。これ、違うパラグラフを選べば、謎が解けるのでしょうか?
最後はこれまでをちょびっとだけ振り返りつつ、スタブに会いたくて彼のふるさとストーンブリッジに向かう描写で終わっています。『ダークウッドの森』から帰還していることを願いながら。
・・・あれ? このドワーフさん、呪いはどうなの? だって『君』だって呪いをかけられたんだから、彼だって呪いにかかるんじゃ? エルフの赤速さんは呪いにかかって死んじゃったんだし。
どう考えてもシャリーラほどの人物が、こんな失敗をするはずがありません。
今更ながら、ちょっと腑に落ちない点を見つけてしまいました。
足早に書いてきましたが、次回、書き洩れていたものを書いて、この話はおしまいとします。
気づいたら総合評価のポイントが、200pt(2023/07/01現在で204pt)を超えていました。
一つの目標にもなっていたので、とても嬉しいです。
どうもありがとうございます。