FFシリーズ ~雪の魔女の洞窟~ その4
脱出を試みる『君』とエルフの赤速、それにドワーフのスタブは、この後、死んでも死にきれなかったのか、シャリーラの亡霊が現れて、そこでまたひと勝負することになります。
この辺りが魔女っぽいですね。諦めて成仏してもらいたいものですが、こうじゃないと盛り上がりません。
勝利した後、どうにかこうにか洞窟を脱出したあとは、フィールド・アドベンチャーへシフトします。
ドワーフのスタブのふるさと、『ストーンブリッジ』を目指すのですが、そこではトロールとの抗争が始まっています。
えっと・・・、もはや違うお話ですよね? 雪の魔女、関係なくなっちゃった? 前哨砦や護衛をしていた隊商のことなんて、もはやどうでもいいわい状態です。
ストーンブリッジに到着して、歓迎を受けるのですが、その時に聞かされた話が『戦槌がジリブラン王から盗まれてしまった』こと。
この話、どこかで・・・?
そうです! これは第3巻『運命の森』に関連するエピソードです。
その時、スタブの友人である『大足』(凄い名前ですね)を紹介され、お話をされるのですが、この『大足』は『運命の森』の冒頭に登場する『ビッグレッグ』であることに、今更ながら気づきました。あの人物だったわけですね。死んじゃったけど。
その『大足』と共にスタブは戦槌を探しに出発してしまいます。
なるほど、『運命の森』が始まる前は、こんなエピソードがあったわけですね。さすがリビングストン氏です。思わずファンがニヤリとしてしまう演出、ご馳走様です!
残された『君』とエルフの赤速は『月岩山地』へ目指すことになるのですが、その際、このエルフさんから『話がある』と意味深い一言を告げられます。
実は・・・『君』も赤速も、恐らくはスタブも、シャリーラの呪いを受けていたのです。
衝撃の事実っ!? いったい、いつ、どこでっ!?
そのなぞは説明されていますけれど、ここには書きません。あ~、あんなところの、こんなやつが、実は呪いだったのね~ということです。
ともかく、ここでみたび、シャリーラが間接的に登場。ちゃんとつながっていたんですね~。
しかも呪いだなんて言われると、呪いとの戦いこそがこの作品の目的であり、クライマックスとなるわけです。いや、そこでこうきちゃいますか!
こいつは参りました。いったいどうなるのでしょうか・・・。
改めて三十数年ぶりに読みながらこれを書いていますけれど、自分でもドキドキワクワクしてきちゃいました。




