メインヒロインの妹が報われたってイイじゃないかッ!
オレ様の名前は、【ハドゥルエル】!
……変な名前だって?
そりゃ、人間から見ればそうかもな。
なんせオレ様は、『天使』!
それもヒトとヒトの『恋』を結び付ける『恋の天使』ってヤツだからなッ!
……信じてない? いやいやいや、このオレ様自慢のぷりちーな『白い翼』と『天使の輪』が目に入らねぇのかッ!
……作りものっぽい?
おめぇ、ひでぇヤツだな……泣いちまうぞ? オレ様が。
──まぁいいや。
今回オレ様が『ここ』に来たのは、とある女の子を幸せにしてやる為だからよッ!
……と言っても、彼女は現状『不幸』って訳じゃない。
この世の中にはいくらでもある、ちょっとしたボタンの掛け違えにはまってしまってるだけだ。
偶然、彼女が好きになってしまった『相手』が、ちょっとモテてモテて仕方が無かっただけだ。
……まぁ、偶然と言うか。
本当はこの『相手』が、少々女の子にモテる体質になってしまったからなんだが……そこは『天使の機密』と言う事で黙秘させて貰う。
誰もミスなんかしてない。いいね?
ともかく、そんな【モテ男】。
現在17歳の高校2年生男子なんだが……そいつを好きになってしまった彼女は、今のところかなり分が悪い感じになっている。
モテ男と特に絆の深い相手が、他に──3人も居るせいだ。
……全く、3人だぞ? 普通、同時期には1人でも珍しいっていうのに。
一人は、モテ男と腐れ縁で体育会系の元気な【幼馴染】の『同級生の美少女』だ。
もう一人は、モテ男の親の知り合いの娘でかなり大金持ちの【お嬢様】な『同級生の美少女』だ。
最後の一人は、モテ男と知り会ったのは高校からだが実は入試の時にモテ男に助けられた縁でぞっこんラヴになってしまったクラスの【委員長】……つまりこの子も『同級生の美少女』だ。
──いやはや言葉も無い。
全員が『美少女』で、全員が同級生の同クラス、だと?
因果律がねじ曲がってるって一発でバレバレじゃねぇか……誰だ、処理担当は。
……あ、あーっと? オレ様今何か言ったか? 何も言って無いよな?
ゴホン、しかも他に『クラスの担任の新卒教師』とか『色っぽい保険教諭』とか『生徒会長の先輩』とか『お嬢様の護衛』とか。
最初の3人ほどではないが、モテ男は確実にその全員に好意を持たれている……ハハッ、よりどりみどり過ぎるな。
が、今回のオレ様の目的はその誰でもない。
特に絆の深い3人の一人、【委員長】の……【妹】。
彼女こそ、わざわざ今回オレ様がここに来た理由ってやつだ。
【妹】ちゃんは、このまま行くと確実にフラれる。
いや。正確には……自分から身を引くからだ。
そもそもの縁の深さからして、3人を超える事が難しいのはもちろんだが。
【妹】ちゃんは、姉である【委員長】の事が大好きだからな。
そして、姉が【モテ男】に抱いている恋心にも気付いてしまっている。
だから姉の幸せの為に、自分は身を引こうとしている……自分だって恋してるのにな。
オレ様はこういう自己犠牲の精神に……弱いのよ!
もちろん、そう思う【妹】ちゃんの精神性は重要で貴重なモノだが……そういう子こそ、報われたってイイじゃないか!
報われたってバチは当たらないと思うんだ!
……オホン。
そういう訳で、オレ様は有休を取ってわざわざここまで来たって事だ。
〇〇〇
さて、と。
今【妹】ちゃんは……お、下校中か。
……うん? ちょっと遅くないか?
ふむふむ……ああ、今日の夕食当番が【委員長】だから、学校で復習してから帰ってるんだな。真面目だねぇ。
じゃあ肝心の【モテ男】くんは、と。
……あら?
何で【妹】ちゃんの家に……ああ! 【委員長】と勉強会をしてたのか!
……【モテ男】、悪いやつでは無いんだが……少しおバカだからな。
心配した【委員長】が、わざわざ自分の家で勉強会を……って、別に自分の家でやる必要はねぇよな?
……口実か。
勉強会ついでに、自分の手料理をふるまうつもりだな?
【委員長】……【モテ男】に知り合う前は、真面目過ぎるくらい真面目ちゃんだったが、すっかり恋する乙女になってるんだな……『恋の天使』としては喜ぶべきことだが、チョイと都合が悪いな……よし!
タイミングよく、【妹】ちゃんも家に着く事だし……唸れ! オレ様の『天使能力』ッ!
「──ただいまー!」
「あ、おかえり! ごめんね、あたしちょっとスーパー行ってくるから!」
「え、こんな時間に?」
「うん、あたしの特製シチューに使う『バター』が無い事忘れてて……」
クククッ、オレ様の『天使能力』で、冷蔵庫の中のバターを無かった事にしてやったぜッ!
「お姉ちゃんのシチューなら、バターが無くても美味しいよ?」
「え、あ、ありがと……でも、今日は今の自分に出来る最高を作りたいから……!」
「そ、そう? 分かった……」
まぁ、【委員長】としてはそうなるだろうな。
惚れた男に食わせる為なら、出来得る限りの美味しい物を。
乙女だねぇ……本来なら是非応援したいところなんだが、今回はスマンな!
「それじゃ……あ!」
「うわッ!? ど、どうしたのお姉ちゃん?」
「えーっとね? その、リビングで……『アイツ』が、勉強してるから」
「ッ!? ……え、アイツって」
「ほら、お姉ちゃんのクラスメイトの……」
「あ、ああ! アイツ、やっぱりアイツよね……」
分かってるクセにぃ~?
「ごめんね? あんたがアイツ苦手なのは知ってるんだけど、あたしが勉強見てあげないと……多分、アイツ本当に留年しちゃうから」
「う、ううん!? 気にしなくていいよッ! アタシは気にしないし! ……て、ていうかアタシが買ってこようか、バター!?」
って、おおいッ!?
【妹】ちゃんが買いに行ったら本末転倒じゃねぇか! なし! それはなし!
「ううん、ありがと。気持ちは嬉しいけど、あんたも帰ってきたばっかりで疲れてるでしょ? ゆっくりしてていいから」
「あ、うん……分かった」
「じゃあ、いってきまーす」
「うん、いってらっしゃい!」
っぶねぇ……! しかし【委員長】も本当に良い子なんだよな……【妹】ちゃん思いだし、友達思いだし……い、いやいや! 今の最優先は【妹】ちゃんだ!
「……どうしよ。お姉ちゃん、行っちゃった……」
ククククク……さぁ、【妹】ちゃん? 今、この家にはキミと【モテ男】の二人しか居ないぞ?
「……クンクン……うん、汗臭くはない」
……じ、自分の匂いを気にしてらっしゃるぅぅッ!?
【妹】ちゃん……流石やでぇ……!
「……すぅー、はぁー」
お、おぅ……! 何かオレ様までドキドキしてきたぞ……すぅー、はぁー!
「た、ただいまー……?」
さっき、一回言ったでしょアナタ!
廊下からリビングに入る時にまで言わなくても良いんじゃない?
……まぁ、これでとりあえず【モテ男】に【妹】ちゃんの事が伝わっただろ。
「……あれ?」
ん? どうした【妹】ちゃん? キョロキョロして……あ!
「ね、寝てる……?」
おい、【モテ男】!? お前、何で寝てるのッ!?
勉強会してたんでしょ!? 他人の家で一人になって、何で寝れるのッ!? 神経太すぎないッ!?
あ、いや……むしろ勉強会してたから、か? こいつも一応、感性はまともな高校生男子だしな……『同級生』で『美少女』の【委員長】と一緒に勉強会してたら、神経も疲弊するかもしれん。
むぅ……ああ、しかも『コタツ』かぁ……そんな魔性の道具で座ってたら、そうなるのもやむなしかなぁ……情状酌量の余地はあるか。
「……何だ、緊張して損した」
【妹】ちゃんよ、そう言ってやるな。男には、色々と……って、おいおいおい!?
「ふん。寝顔なら、こんなに近くても大丈夫なのに……」
び、びっくりした……いきなりキスするのかと思ったぜ……寝顔を近くで見たかっただけか。
普段はついつい悪態ばっかりついちゃって、まともに顔を見る機会もないもんな……【委員長】の気持ちに気付かなけりゃ、もう少し違ったアプローチも出来ただろうに。
「……意外と、まつげ長いよね……」
ん? んんん? おい【妹】ちゃん?
距離近く無いッスか? え、行っちゃう? 行っちゃうの?
いや、別にそれで良いっちゃ良いんですけどねッ!? 早くない!?
どんだけ普段抑圧されてたのッ!? い、いや、行け! そこだッ! イケぇぇぇッ!!
「──ぅぅん」
「ッ!? ──ぁぁぁぁぁッ!?」
チッ、惜しい!
タイミング悪く【モテ男】が身じろぎしやがった……【妹】ちゃんは、自分が何しかけてたか自覚して真っ赤になってるな。
と言うか、音がしないように飛び跳ねるって……すげぇ器用だな。オレ様みてぇな『翼』がある訳でもねぇのに。
「……フンッ!」
あー、リビングから出ていっちまったか……まぁ、まだ制服だったしな。
部屋着に着替えないとダメだろう。
いやはや、しかし驚いたぜ。
まさか、あんなに手がはや……いや、何だ。
欲求不ま……えー、やる気に! そう、やる気に満ち溢れているとは思わなかったぜ。
全く……これで相手が普通の男だったなら、オレ様の手助けなんか必要無かっただろうにな。
〇〇〇
お、戻って来たな。
ふむふむ、もこもこ系の長袖フードパーカーにショートパンツの部屋着か。カワイイ系で揃えて来たな。
【モテ男】に見られた時の意外性を狙っている……? いや、確かそれ普段着のパジャマじゃないよね?
ん? 何で普段のパジャマを知ってるのかって? そりゃ、オレ様が『天使』だからに決まってるだろ?
「……ふん、まだ寝てるし」
あー、確かに【モテ男】くんは、まだ寝てるなぁ……ちょうどコタツの後ろに、背もたれになるソファが置いてあるしな……ソファが枕代わりになって、ちょっと間抜けな寝顔が丸見え状態だ。
……と言うか【妹】ちゃん? すんごいニヤニヤしてるんですけど、何する気?
何でマジックペン手に取った? 何で【モテ男】に近付いてるの? 待て、待たれよ?
さっきちょっとやらかしそうになったからって、オレ様流石に寝てる人間の顔にイタズラ書きはダメだと思うんだッ! 少なくとも、恋する乙女が恋する男にやるのはどうかと思──あーッ!?
「……これで勘弁してあげるわ」
……まぁ、ネコひげくらいなら可愛いもんか。
素直じゃないねぇ、まったく。
「……少し、寒くなってきたかな?」
おう、いつもの長ズボンじゃないしな。そこまで寒い時期じゃないが、流石にショーパンは寒いだろう。
「……こ、これは、寒いから。寒いから仕方ないんだから」
おーっと、【妹】ちゃん必死に自己正当化しております。
自分がコタツに入るのは、足が寒いから、寒いからと言う事ですね。
寒いのならば、長ズボンはけば良いじゃない? 何ていう無粋なツッコミをする者は、ここには誰もおりません。
どうぞ、心の赴くままに【モテ男】と同じコタツにお入りくださ──おーっとぉッ!?
さすがに、さすがに『隣』! 【モテ男】の『隣』はどうなんだぁッ!?
他に3面! コタツには他に3面のスペースが空いているぞぉッ!?
確かに、このコタツは長方形! 2人で隣同士に入ってもそこまで狭くはないが、さすがにそれはどうなんだッ!? これを自己正当化するのは、中々難しいと思うのだが、そこのところどうですか、解説のハドゥさん!?
そうですね……ああ、おそらく彼女は【モテ男】の座っている面が、テレビを見る為に最適な場所だと言う主張をするつもりではないでしょうか。
「……て、テレビ。そう、テレビが見にくいからね……」
な、なるほど! 確かに、コタツの上に載っていたリモコンを手に取り、電源を入れようとしています! 対面だと近過ぎるので見づらい、横面の一方はベランダのガラス戸が近いので寒い、と言う事ですね!
その通りです。まぁ、正直残ったもう一面ならテレビも見れるし、ソファがもう一つ後ろにあるので快適なはずなので、ツッコまれたら否定するのが難しいんですが。
ここには、誰もツッコむ者が居ないので大丈夫、と言う事ですね!
解説のハドゥさん、ありがとうございました!
はい、後はルエルさんにお任せします──
……いや、オレ様は何をしているんだ。
【妹】ちゃんのあまりの乙女パゥワーに、思わず分裂していたぞ。
しかし、わざわざ隣に座ったってのに……距離は空いてるんだよな。
わざわざ言い訳の為につけたテレビは、音量最小限でほとんど聞こえてないだろうし。
今だって、チラチラ横の【モテ男】に目線向けてるから意識してるのバレッバレなんだけど。
微妙に、もう一歩踏み出す勇気が持てない、ってところか。
そう考えてみると、帰宅直後の勢いは大事だったのかもしれねぇなぁ……コタツで落ち着いて、ちょっと冷静になっちまったんだろう。
んーむ、まだしばらく【委員長】は帰って来ないみたいだが、時間が無限にある訳じゃねぇからな。
仕方ない──『天使能力』ッ!
「──んん」
「え? ──ひゃッ!?」
ふわははははッ! オレ様の『天使能力』で、【モテ男】を【妹】ちゃんサイドにもたれさせてやったぜ!
身長差で、ちょうど【妹】ちゃんの肩……と言うか首辺りに【モテ男】の顔がいっちまったが、構わんだろ。
さぁ! 【妹】ちゃん! 切っ掛けが出来たぞ!
「……な、何寝ぼけてんの、よッ」
「んん……グゥ」
な……何で逆サイドに押し戻したぁッ!?
は、恥ずかしかったのかもしれないけど……ほらぁ! めっちゃ後悔した顔してるし!
『天使能力』は、それなりに疲れるんだぞッ!
ああー、もう。折角のチャンスをー!
「……あ」
ん? 何か思いついたの?
でも、さっき以上の展開なんて──あー! なるほど、自分から行っちゃう!?
眠りかけなら仕方ないってか! やるな自己正当化!
「この辺? ……いや、もうちょい」
うっは! 【モテ男】の肩の位置と、自分の頭の位置を計算してるしッ!
いいぞ【妹】ちゃん、その調子だ! やっちまぇ!!
「……し、失礼しまーす」
い、いったぁぁぁぁぁッ!!
ああー! キュ、キュンキュンするんじゃぁぁぁッ!!
そ、そんなムフフって満足そうな顔してるんじゃあないよぉー!?
オレ様を尊死させる気かね【妹】ちゃぁぁんッ!?
ああ、『天使容量』がギュンギュン回復していくのを感じる……! 素晴らしい!
さすがは俺が見込んだ逸材だよ【妹】ちゃん!!
ああ、何かもうこれだけでもオレ様が来た甲斐があった気もするが……これだけ回復したんだ。
最後のもうひと踏ん張り……! 持ってくれよ、オレ様の『天使能力』ッ!
「──ぅぅん」
「え……ひぃぇッ!?」
ふぅ。寝ているから、ギリギリ動かせたか。
どうだい【妹】ちゃん。【モテ男】の『ハグ』の感触はッ!
「ぁ、ぁぅ……」
おー、【モテ男】の腕であんまり見えないが、顔が真っ赤になってるのだけは分かるぜッ!
【モテ男】が意外と抱き着きグセがあったみてぇだからな。
夢に干渉して、目の前に巨大なモフモフ犬が居るイメージを見せてやったぜッ!
「……ぁぅぁぅ」
【妹】ちゃんは、余りの事に動けねぇみたいだな。
そりゃあそうだろ……あん?
「……い、いいよね……」
胸の前で固まってた手を……どうするんだ?
まさか、逆にハグし返すのか──ぐはぁッ!
そ、そうだよな、流石にそれはまだ難しいよな!
で、でもよ……【モテ男】の胸にそっと当てるのも、それはそれでレベル高いとオレ様は思うッ!!
ああー! 幸せそうです! 【妹】ちゃん、とても幸せそうです!
……そりゃそうか。好きな相手に、思いっきりハグされるなんて……幸せなもんなんだろうな。
……へへッ、オレ様は今日もいい仕事出来たぜッ!
だが、そろそろ【委員長】が帰ってくるしな。
【妹】ちゃんには不本意だろうが、そろそろ離れるように──
「──よしよし」
「ふぇぇぇぇッ!?」
……え、ちょ、オレ様何もしてねぇぞ?
何で【モテ男】が、【妹】ちゃんの頭を撫でて……ああ! 【モテ男】の夢の中では、モフモフの『犬』だからかッ!!
……フッ。これが【モテ男】の力、か。
【妹】ちゃんが、もはや茹でダコのようになってやがるぜ……よかったな【妹】ちゃん。
あーあ、このまま放置して【委員長】と対面させてみるのも楽しみっちゃあ楽しみだが……まだ、早いな。
今日は、残念ながらここまで、だ。
〇〇〇
「ただいまー! ごめんね、遅くなっちゃって!」
「あ。おかえり、お姉ちゃん」
「あれ、あんた2階に居たの?」
「あ、うん。1階だと……アイツが居たから」
「そ、そっかぁ……お姉ちゃんとしては、あんたにも仲良くなって欲しいんだけど」
「(別に、嫌いじゃないけど……)」
「ん?」
「な、なんでもない! それより、さっき見たら寝てたよアイツ」
「えッ!? もー、問題集やっといてね、って言ったのに……」
「それじゃ、ご飯出来たら呼んでね。アタシ宿題やってるから」
「あ、うん! ……あ、あのね作ってるご飯なんだけど」
「……アイツと一緒に食べる?」
「そ、そのつもりなんだけど……」
「……もう、お姉ちゃんにそんな顔されたら、イヤって言える訳ないじゃない!」
「あ、ありがとう!」
「別にお礼言う事じゃないでしょ!」
「そ、そう?」
「ほらほら、アタシお腹空いたから早く作っちゃって!」
「うん、任せといて!」
……行った、か。
【妹】ちゃんは、本当に素直じゃないねぇ……今だってもの凄くニヤケてるじゃないか、まったく。
だが、こんな素直じゃない【妹】ちゃんが、報われるようにするのがオレ様の使命だ。
今日のところはこの程度だが、必ず幸せにしてやるからな……覚えてやがれッ! ……見えてないけど。
さて、有給期間も終わりだし、さっさと上に帰るか。
「──がと……」
……あん? 今【妹】ちゃん……何か言わなかったか?
つっても、誰も居ないしな。
まさか、オレ様って訳もねぇしな……独り言か?
よっしゃ! イイもん見れたし、明日からのお仕事も頑張りますかねぇ!