詩を　おそれるな　ー故郷の存亡を賭けた戦いにてー

「この一戦に全てがかかっている」

「故郷(こきょう)を守るために――」

「魂の故郷(ふるさと)を失う事以上のおそれはないのだと、胸に刻み込めっ！！」

――負けてはならない

――退いてはならない

――全てはこの背中にあるものを守るため

「勝利を手にするまで我らが帰る事はないだろう」

「敗者は土となり無残に朽ちるのみ。そうなれば、何も残さない」

「ならばおそれるなっ」

（すすめ　すすめ　すすめ　すすめ

　すすめ　すすめ　すすめ　すすめ

　すすめ　すすめ　すすめ　すすめ）

　死を　痛みを　喪失を

　おそれるな　つきすすめ

　国の為に　尽くすのだ

　故郷の為に　命を捧げろ

　死をおそれるな　つきすすめ

　守るために　戦うのだ

　失わせないために　抗うのだ

　死をおそれるな　つきすすめ

　この魂と意思守るため

　死をおそれるな　つきすすめ

　譲れぬ思いを穢さぬように

（すすめ　すすめ　すすめ　すすめ

　すすめ　すすめ　すすめ　すすめ

　すすめ　すすめ　すすめ　すすめ）