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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

「ちょっと、ちょっとなんでそんなに遅れてるのよ!おかしいでしょ。3日くらいならわかるけど、その5倍くらい遅れてるってどういうことよ!」


「星系ごとに問題が・・・・」

どうしよう。何も言えない。細かい問題で遅れてるからな。


「まぁ、いいわ。とりあえずこちらも遅れて向かうってことでよろしく。それと陽平は元気にしてる?」


「・・・・。まぁ、あの二人が原因の所もある」


あぁ。あのバカども。次会ったら〆る。

「ごめんね、お兄ちゃんたちは〆るから今はそれで頑張って。じゃあね」


「あぁ、気を付けてね、それじゃ」














『艦橋から達する。こちら副艦長、抜錨まで、残り40分。艦内全員持ち場に移動して準備せよ』


「さぁ、有紗ちゃん艦橋に行きましょうか。最初からしっかりと教えるからね!」


「よろしくお願いします!」

肩に力が入ってるな。それにしても胸も大きいな。羨ましい。というか恨めしい。


「あの、なにか?」


「ううん。行きましょう」


「ハイ」









--艦橋---

「艦長、入室されます!」


そういって、全員がこちらを敬礼してる。さすがに艦長ってすごい。



「(有紗ちゃん、有紗ちゃん。今回みたいなことは普通は無いからね)」


「(わかりました)」


「では、出航しましょう。エンジン点火25分前。準備して」


「『了解!』」


「艦内、気密隔壁、閉鎖中・・・閉鎖OKです」


「生命維持装置正常稼働。酸素生成装置正常稼働確認・・・完了」


「CIC・・・システム立ち上げ中。武器システムオンライン。FCS(射撃統制)オンライン・・・立ち上げ完了。艦長、CIC、OKです」



「こちら機関室。補助・主動力エンジン最終チェック完了。いつでも点火できます」


「補助エンジン、点火。出力35まで上げて」


「了解、補助エンジン、点火。出力上昇中、5。10。25・・・35。出力35で固定」


「いい、有紗ちゃんこれが出航時の補助エンジンに必要な出力ね。覚えておいて、いずれはあなたがココに座ると思って行動してほしいから」


すごい、私がココに、この席に!

「わかりました。」




「副艦長から艦長へ、全システムオールグリーン。艦内すべての準備を完了しました。いつでも出航できます。・・・これが出航の手順ですよティフィーさん」


「わかりましたわ」

副長と一言に言ってしま業務内容は多くて艦長の補助だとしてもその役割が明確に違うことがよくわかる。艦長って仕事は全体の指示。副艦長はこまごまとした指示、だからこそ隊員全員の名前を覚えることが重要なんだろうけど無理そうなら各主要な人たちだけでも覚えないとだね。







「艦長から全員へ達する。これより出航する。ミッドガルツに向かう航路を取るつもりであったが、予定を変更して、アースガルツに向かってからミッドガルツに行く。そのため予定より5日ほど遅れる日程になる。これについては本隊に報告済みである。それと一つ報告しておくと、本隊側でも遅れが発生しているようなのでココで遅れていても余裕があるので焦らないように。では、以上!





では、出航する。



機関室へ達する。補助エンジン80%へ上がり次第100へ。100を超え次第こちらでメインエンジンを点火する、準備せよ」


「機関室了解。」


「機関長、うまくつないでね、若い子たちも見てるんだから張り切りすぎないでね」


「わ、わかっとるわい、現在出力90・・・まもなくメインエンジン点火する」



「通信、格納庫ハッチ開け・・・・抜錨。蒼海発信する。


航海長!微速前進 メインエンジンは格納庫を出てから点火」


「機関長・了解」


「航海長・了解」


「報告、管制から伝言、いつでもどうぞ、旅のご武運をと」


「管制にありがとうと伝えておいて。



さぁ、出発するわよ。」


グッと体が後方に流れたと思った瞬間艦が動き出した。ゆっくりと前進してて今格納庫を出てきた。



「メインエンジン点火10秒前」


「総員この艦のエンジン点火はショックが大きいから気を付けてね」


「『了解』」




「点火します。メインエンジン出力40。安定しました」


「これよりアースガルツに向けて進路を変更します」


「微速から第二速度へ」


「第二速度に変更」


「航海長へ管制宙域を出次第、速度は任せる」


「了解、艦長」













やっぱり違うんだな~。地球から幹部候補生学校に来るときに乗った船は客席から見てたけど宇宙戦艦のしかも艦橋から見る景色。これから何度も見る景色かもしれないけど、それでもこの景色だけは何度体験してもきっと、記憶に残る景色になるんだろうな。


「・・・さちゃん、有紗ちゃん!聞いてる?」


っと、いけないいけない。

「すいません。何でしょうか?」


「ちょっとだけ惚けてたわよ。いい、出航の手順はココまで、ここから先、船の操舵は航海長に任せておけばいいから。あとよろしく」


「了解しました、艦長。あとすいません」

いけない。緊張しすぎて気を張り詰めすぎたのかな?


「いいわよ、そんなに気を張り詰めるような所じゃないし、これから何度でも経験することだからゆっくりと覚えてくれれば、それじゃあ、このあとは有紗ちゃんとティフィーちゃんは一緒に艦内の見回りをしに行ってくるから、あとのことお願いね!副艦長」


「『ハイ』」



「行ってらっしゃい艦長!有紗さん、ティフィーさん」


「『行ってきます!』」












さてさて今回の旅路はどうなることやら。まぁ、何とかなるでしょうねきっと。



[To Be Continued]

次回、第八章 追跡・星の航路 地球編

仮入隊員の習熟度 現在 2%

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