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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
ところ変わって艦長こと智也は今何をしているかというと、、、
「エッ!?出航時期を明後日でなくできるだけ早くそれも最悪で明日に変更とか、どういうことですか隊長」
「すまない、言わんとしてることは分かっているんだが緊急案件が入ってしまって、一刻も早く地球に向かわなくてはならなくなったんだよ」
「そういうことを聞いているんじゃないんですよ、人材を手広く募集したわけではありませんがそれでも一人、二人ではないんですよ!50人近い人間をここで採用していてしかももう一個の学園惑星でも人材募集のために乗員を派遣しているんですよ、彼らに連絡したんですか?」
「したよ、した。したけど、怒られた」
「当たり前ですよ、今回に限り地球に行くメンツと残すメンバーで分けてくれた方がこちらとしてはありがたいんですが」
んー、そんなことを言っても艦なんか一隻しか、ない・・・・。ん?一隻?
考えろ、落ち着け、かんがえろ。
そういえば、確かもう一隻艦なかったか?
「隊長?」
ちょっと、待ってくれよ、今思い出してるから・・・・
「なぁ、確かもう一隻、船なかったか?」
「ありましたっけ?副長に聞いてみたほうがよくないすか」
「聞いてみる」
有った気がする。俺の勘違いでなければ確かあれは・・・。
「アッ、クロさんや聞きたいことがあるんだけど、今いい?」
【久しぶりだな、智也】
「久しぶりだね、今いいかい?」
【かまわないぞ。と言いたいが、先に報告だけさせてほしい。まず最初は、オーバーホール作業は完了、出発は早くて6時間後が最短。すでにエンジンは回し始めて試運転をしている最中ではあるが完全に回すことができるのは5時間後とのことだ】
「わかった、ありがとう。それでな、えーと、俺の記憶が正しければ宇宙船がもう数隻なかったかなと」
【あるぞ。実際には小惑星型ドックと護衛艦それと新造艦があるがどちらがいい?】
「ドック型・・・・。あぁ、蒼を改造したときのドックで護衛艦は小惑星の護衛をイオに任せてたな確かゼス惑星で確保した船がたしか20隻くらいあったよな。それで新造艦?俺たちは軍隊でも作るつもりなのか?」
【知らせていただろ、報告書で、それとこの件は報告していないことなんだがな、改造に改造をし過ぎて当初持ってきていた20隻もの船が現在3隻しかない】
え、いつの話をしているんだろう。というか知らない。報告書?
それに、3隻?おかしいよね、どうして20隻の船から3隻しか改造が完了していないのかな?
【それについては、改造を施したものに後ほど聞いてほしい。私も気が付いた時には後の祭りだったのでな】
「そうか、イオがやったんだな」
【そうなるな。ただし今ではあの惑星への防衛能力は上がっているからちょっとやそっとの危険には耐えられるから心配はしていないぞ】
信用できないな。
「とりあえず、学生たちを教えるのに最適だと思われる船をチョイスしておいてくれ彼らをそこに乗せて追いかけるように来てくれと伝えてくれ」
【わかった。そういっておく】
となると、学生と教える教官クラスの人材がいるが、元第四大隊の母さんに丸投げしておけば大丈夫だろう。怒られるけど。
「もしもし、母さんちょっと頼みがあるんだけど今大丈夫だよね?・・・・・(バレませんように、バレませんように)」
「久しぶりね、どうしたの?頼みなんて」
「実は学生たちの実習を受け入れるつもりだったんだけど緊急案件が来てすぐに出なきゃまずいんだよね、だから明後日の集合時間までにはこっちに来て受け入れてほしいんだ」
「へぇー。それはエルフリーデン星系の未開地エリアで活動中の私に行けと?」
ひぇ~、怖いよ、マジで。怒られる前に話をオワラセナイトこっちの身に危険が。
「う、うん。だから、えーと新造艦?ってのがあるってクロから聞いたんだけどそれ使って来てくれないかなと。うん」
「あらあら、私が今いるこの場所、貴方ならわかってくれるわよね?」
「う、うん、わかってます。俺の居る場所を起点にすれば銀河系とは真反対側に位置していてどちらかと言えばエルフリーデン星系内で今いる場所から近い順番にユグドラシル、アースガルツ、ミッドガルツ、ヨツンヘルム、ノルトキツキアで並んでいてノルトキツキア惑星のさらに奥が未開地エリアと呼ばれる宙域」
「よくわかっているわね。そしてその奥にあるのがあなたたちが見つけた」
あぁ、よくわかっているよ。
「ゼス惑星」
「もうそこまで言えばわかると思うけど、私たちが今から出発しても何日かかるか分かるわよね?」
3日かかりますよね。分かってます。無茶言っているのは。
「わかりました。5日後に変更しておきます」
これで、あとは連絡して・・・・