9 外伝2-1
書き溜めはしていますが、更新ペースは遅いと思われますが気ままに見ていってください。
第3弾!
俺は琢磨現在60歳になる男だ。今ベットの中にいる。ベットには俺の横に嫁さんがいてて、俺なんかよりずっと若い。やぁ~別に年の差結婚・・・ごめん。言い間違えた年の差は年の差だったけど、嫁さんの一族はエルフに連なる人たちで、今や宇宙エルフと呼ばれている。俺との年の差はウン百歳離れちゃいるけどめちゃくちゃ若い。そういうことだ。ちなみに嫁の親に挨拶に行ったときなんか、兄と姉が出てきたと思ってびっくりしたのを今でも覚えている。・・・・・そーだったこんなしょうもない話をしてるんじゃまた日誌を書くのを忘れて嫁に怒られるちゃんと書かないとな?これ、ボイスメモでかけるから打ち込み不要だけど。地球にいたころのボイスメモはなんていうか性能いまいちだったけど宇宙エルフ産の携帯PC端末は性能がいいのか、そういう機能はしっかりしているから俺は好きだけどな。
まぁ冒頭シーンはいつも一緒だ。ボケ防止にもちょうどいいし忘れないためにもちょうどいいからな。
「よし、えーと。日誌アプリ起動」
「日誌アプリ起動します。。。新規作成しますか?前回の続きを書きますか?」
「新規作成」
「新規作成を構成中。。。録音モードを開始します。日誌Vol.2922 録音スタート」
{日誌Vol.2922}
「U.C.1804年3/4 事件発生、現在遭難中だ。まぁ一人じゃなくて仲間がいるんだけどな。子供もいるし孫はさすがにいないけど。俺の嫁は俺が持っていない知識とか技術も持っているすげー嫁なんだわ。容姿にしても俺の好みに関してもド直球ストレートど真ん中の超巨乳の金髪美人で肌白くて性格もチョーいい女なんだよ。結婚までスムーズに進んだくらいだからな。俺的には。嫁に聞くと親父さんの嫌がらせでもしかしたら破談になるかもと思っていたらしいがな。
あの時、親父さん曰く結婚するのに名前を変えろそしたら認めてやる。だけだったからすぐにYESと言ったらドン引きされた。嫁の出身では屈辱な行いでそれをされると問答無用で婿入り話が飛ぶから親父さんはその話をした時しにやにやした顔をし、嫁は悲しそうな顔をしていたのを今でも酒の肴に親父さんたちをいじくっている。
まぁ、すぐ返事したら親父さんは魂抜けた顔になるし、嫁さんは泣きながら喜ぶし俺は、「あれ、反応ちがくね?」って思ったよ。あの後すぐにお義母さんに訳を聞かされても驚きはなかったけどね。それは秘密ということで
なぜこんな下らん話をしてるかというと今日がちょうど息子の誕生日だからだ。5/4だから30歳の誕生日を迎えたことになる。そしてこの星に来てもう、8年か、今年もあいつらの誕生日を祝えない。
答え?単純だ。俺はある領域で事故が起こったと軍から救助要請がありそこに向かった。そこはエルフの星系の未開地エリア探検コースという名目で少人数でちょっとだけ未開地を探検できるのが売りの大手旅行会社のツアーコースだからだ。別に超金持ちが来ているからすぐ行けと言われたわけではないぞ。
俺の?いいや俺たちの持っている資格は救助スペシャリスト特殊免許第一種特殊免許一級を全員が持っていて近所にいたから呼ばれただけだからな。
現場について俺たちは唖然としたぜ、救助だと聞いてやってきたら宙賊どもの罠だった。俺たちはAIに頼んで船の番をしてもらい全員で救助現場に来ていたから船は乗っ取られるわツアーガイドはやつらの仲間で、お客さんは夫婦の二人しかいないというから意味が分からなかった。何が目的化を聞いたらどうやら俺たちの艦が目的だったらしい、まぁ最初はガイドを人質に取られてたしな。敵だと知らなかったんだからしょうがないが。
やつらが星を出ですぐ夫婦の二人に話を聞いたから俺は隊長に仕方がないけど船を悪用されないために、爆破を提案したんだ。俺たちのAIが爆破指令を受ければ現在地と軍の派遣をしてくれることを俺たちは知っていたからな。だが、それはだめだったやつら船に入ったら真っ先にAIの電源を落としていやがった。だから部外者が勝手に触るとセーフティがかかる仕組みなんだがAIが監視しているので誤作動かどうかの判断がすぐにされる。もし緊急にAIの電源が落とされるならAI判断でセーフティを解除してくれるんだけど、それを知らずに電源落としたから、緊急自爆シークエンスモードになっていたらしい。しかも巡航速度でこの惑星から逃げるんじゃなくてワープして逃げたせいで、どこで爆発したかわからんが、たぶんワープ事故で処理される可能性が99%あるらしい。しかも俺たちが見つけていた未開地エリアにある居住可能惑星ではなく完全に未発見の居住惑星だったせいで、軍の探索班か冒険者が見つけてくれるまで惑星にとどまらなくてはならなくなった。まぁ幸い生きてい行くうえで必要なものはそろっているから大丈夫なんだけどな。宇宙に上がれないのと、大気圏外に通信ができないだけで生きる分には大丈夫だ。
でも、きっと驚くだろうな。救助したらあいつらに妹や弟ができていると知ったら。それはほかのみんなも一緒だけどな。この部隊はよかった。全員が夫婦で構成されていた部隊だから大事にならずに済んでくれて。。。
話がそれたっていうか今書いている文章自体紙じゃなくて端末型PC携帯の日誌欄に書いてあるからページは気にしなくてすんでいるけど、俺は日誌とか書くの苦手でいつも嫁さんがまとめてくれてるからあんまりやってないが、思い出したときにつけている。二か月くらいは誤差だよな。多分。この日誌も助けが来て生きて戻れた時には、提出する前に嫁さんに清書してもらうつもりだ。俺の子供はもう大人になっているだろうから、泣きはしねえだろうが、殴られそうで怖いとだけ書いておこう。
ちなみに俺たちとともに、残された夫婦にも子供が出来た。今俺たちの娘と息子と一緒に勉強してる。
残された夫婦には上に長女と次女もいたらしいが、旅行に行く前は学生だったため今何をしているかわからないらしい。2人で支え合っていて欲しいがきっと無事に生きていることだろう。
俺たちの救助は一体いつくるのだろうな。。。
夜寝る前に書くとしんみりしちまうな。もう寝ることにするよ。
もし、俺たちに明日が来なくても、いつか俺たちのことを調査に来たっ奴がきっとこれを見つけてくれることを期待して。頼む。俺たちが会いたい人たちに会わせてくれ。お願いだ。
頼む。
録音終了」
「録音データから文書を構成中......校正完了、末尾に正式文書扱いの証明書を記載しますか?」
「YES。もちろんだ。」
「了解。入力中。。。完了。最終確認をお願いします」
{U.C.1812 5/4 エルフリーデン星系標準時間PM23:57 【100年保存】
エルフの星系未開地エリア宙域N234528方面第六エリア捜索範囲C7453#495 居住可能惑星
現在の滞在日数:8年経過
日誌作成者:琢磨・ラングストン 大佐 60歳}
「確認した。日誌アプリの保存を完了したのちアプリを終了しろ」
「・・・・・保存完了。アプリ終了中、、、」
「よし、日誌かんry」
「あなた、うるさい。早く寝なさい。」
「イエス!マム!」
フフッ、こうして、俺の一日が終わるんだ。幸せだぜ。嫁さんがいるから。子供にも会いたいけどな。まぁそれはともかく。
「お休み、嫁さん」
「えぇ、お休み、あなた」
Goodnight
誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。