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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「はい。今の説明を聞いていたら入ってみたくなりましたよ!」
「では、さっそく一名様ご案内いたしましょうか」
「お願いします!」
一人ゲット、一人ゲット。
グフフフフ。どうだ、やはり俺はスカウト向いてるんじゃね?
どうだ。どうだ。ほかの奴らは、どうだろな。様子も見に行ってみるか。
グフフフ、ハハハハ、アッハッハッハハーー。
ザワザワガヤガヤザワザワ
ザワザワガヤガヤザワザワザワザワガヤガヤザワザワ
なんだ、この人混み。さっきまでこんなに混んでなんかいなかったのに、ま、まさか!
「ん?どうしたんだろう、人が多い気がするんだが」
「そうですね、確かに」
「現在、試験を受けていただくのに180分待ちとなっています。待てる方のみ整理券をお配りしています~!」
「整理券が登場してる!」
「なぜに試験だけで3時間も待つんですか!意味が分かりませんよ!」
(さすが、今年注目の目玉部隊だな!)
(だなだな。しかも試験結果は明日発表になるほどなんだろ)
(すげーな。俺も整理券渡されているけど60分待ちだったことを見ればまだましなんだろうな)
((たしかにな))
「「・・・。」」
「えーと、ごめんな。こんなに混んでいるとは思ってもみなかったから」
「いえ、大丈夫です。とりあえず、私も並んで整理券取ってきますね」
「あぁ、俺はココで待ってるよ」
あんな列に並びたくなんてない。
「フフフ。そんなこと言わずに、一緒に行きましょう」
「・・・(なんかこの子癖強そう)マジで?」
整理券配布用列・・・・・・50分待ち。
何故、そこも並んでるのか謎なんだが。まぁ、有紗たちに推薦状出しておいて正解だったな。
「・・・・」
「すごい人たちですね」
「そうだな」
確かにすごいんだけど、ふるい分け作業大変そう。←“他人ごと”
「そういえば、自己紹介していませんでしたね」
「そういえばだな。俺からさせてもらうよ。俺は智也。智也・ルルーシュ・ラングストンだ」
「私は・・・」
「すいません!整理券の列なんですが、機械に変えたので早急にお取りくださるようお願いします!」
「「!?」」
「わかりました。行きましょうか!智也さん」
「あぁ。(ぉーぃ君の名前は?)」
・・・・
・・・・・・
・・・
・・
学食のフリースペース
「はぁ~」
「お疲れ様。やっぱり、結構時間がかかりそうだけどほかの部隊を見てこなくてよかったの?」
「大丈夫ですよ。一応滑り止めで7部隊ほどOKが出てますから」
「・・・。(す、滑り止め、スゲー)」
「えーと、さっき自己紹介が途中だったので続きをいわせてもらってもいいですか?」
「どうぞどうぞ」
「改めまして、私はジェシカ・プライネットです」
へぇ~、ジェシカちゃんか。・・・
「?」
あれ、どっかで聞いたことがあるんだけど気のせいか?
「ジェシカちゃ」
「ジェシカでいいですよ」
「じゃぁ、ジェシカ、君の苗字ってもしかして」
「やっぱり気づきますよね、あんまり言いふらしてほしくないですけど、正解です。智也さんもやっぱり愛用されているんですね?」
「そうなんですよ。俺もプライネット社の年間定額制課金プラン使わせてもらってるんだよ。しかもフルホログラムシアタータイプのハイスペック仕様フルカスタマイズ仕様です」
「ハハハ、お父さんの会社の製品は基本的に外れは無いですけど、むしろそこまで行くと映画とかが好きなお金持ちくらいしか買いませんけどね・・・」
そうなのだ。ジェシカ・プライネット
プライネット社CEOのご令嬢だそうだ。
プライネット社は映像作品の最大手レンタル会社で新作映画などの映像作品をすべて映画館などに見に行かなくても見れるようにした画期的なレンタル会社になる。通常はネット環境の整った場所で使用するので座って正面から見るタイプなんだが、プライネット社が出している独自の製品で見る場合、立体映像でのホログラム映像で見れるのでどの位置からでも観れる特別仕様。さらにいろんなオプションが付属できるが、智也が買っているようなハイスペック仕様フルカスタマイズは販売品項目の中でも一番高い部類だ。まず 一般人には手が出せない。次に商品説明としては、
・課金制フルパッケージ
(旧作の映像作品を課金制度で見放題・新作の映像作品は2日の課金システムをご利用可能)
宇宙一品ぞろえもよく一番使われている会社。
ホログラム使用は完全購入品ではあるものの最高の映像を体感できるとして大人気、すっごく高いけど。
「ほんとに自慢したら周りがうるさくなるから誰にも言えませんしみんな目の色変わりますからね」
「確かに、あんなに高かったら、2,3個売れただけでもすごい金額になるもんな」
「そうなんですよ~。それで智也さんは第七大隊の入隊を希望しているんですか?」
「あぁその件か。みんなには黙っていてほしいんだけどさ」