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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
幻想鉱石。シチューからの報告書に出ていた言葉だけど、俺は一つだけ思い当たる節があるんだ。
幻想鉱石ミスリル
その存在はファンタジーしか存在せず、実在しない幻の物質とされてはいるが、俺はミスリルを使って作られたとされる現物と古文書を持っているからな。
古文書にはこう書いてあった。(但し少々虫穴が気になるが)
---インテリジェンスソードの作り方---
腐りかけ蛙の液体=体液
体液に特殊な粉(ミスリルの粉末)をかけると蠢いて一本の棒になる
粉を振りかけられた体液は生ーた素材となる。
それをなんというか?
答えは・・テリ・・・・ード
インテリジェンスソード=生きた武器
但し、最初は棒状なので自分がどういう武器になりーーかを聞く
刀、剣などの刃物
鞭や弓などの剣以外は特殊事例のためほとんど見かけない
剣又は刀の場合、自分でこうなりたいと決めた形になるので判りやすい。
そこから刀剣などの色、刃の向き、波紋、刃の長さ、刀身の大きさなどを聞いて自分で変化する
変化したらそれで一応完成。
変化した武器はその後鍛冶屋で調整する
調整する方法としては
まずは叩く
優秀なら軽くたたくだけでOK
だが、基本的に優秀なものでも必ず叩く理由がある。下記参照
変化した武器になった体液は基本的にぶよぶよの体液でおおわれている。
だからこそ、体液に分からせるために叩いてここがぶよぶよしていることを分からせる
その後実際の大きさや波紋などは、もっと細やかに体液に分からせる必要がある。
そうしてすべてが確定した体液がもととなった武器に火入れを行い体液として液体だった体を頑丈な体にするため成型して完成
それこそが
インテリジェンスソードとして呼ばれる。
・・・って書いてあるのを発見したんだけど。
現代の素材ではミスリルの粉が無いためそれ以上の練成ができないせいでちょくちょく折れる(死ぬ)事が多いそうだ。
この古文書の発見場所は、あのゼス惑星の地上にポツンと一軒家がたっていたのを覚えているだろうか?
あの時発掘した文書がこれだったわけだ。
どう考えてもその時代かその前の時代には確実にあったんだろうと思う。
そして、現代においてはミスリルの存在を何者かが抹消して回っていると考えていいと思える。いったい誰がそんな事をしているのかはわからないが。
今はそんなことを考えても仕方が無いか。
さて、そろそろ回想は終わらせて現実に戻りますかね。
選抜部隊説明会
「さぁさぁさぁさぁ、よってらっしゃし!みてらっしゃiグヒュ!」
いきなりアホな商人がいたからドツイてシバキ倒したがこんなアホな奴のせいで人が入らないんだぞ。そのせいでここ二年ほどまともな生徒を確保できていない。
「アホか手前は!何を考えてるんだ!それは物を売るためのセリフだろうが!!俺たちは生徒を確保していかなきゃならんのに・・・(なんで隊長はこんなやつを選部説明会に出さすんだよ。こいつのせいで人が集まらねぇだろが!)」
・・・・
「いろんな部隊の連中がいるな」
あいつ足引っ張てるようにしか見えない。
「あぁ、あそこの部隊の情報は常連さんに聞いたら去年あたりから勧誘する奴を変えたせいで偉いことになっているらしいってこと、あんまりかかわらないほうがいいってことは聞いた」
「そうか。じゃ、ほっといて俺たちは第七大隊の勧誘をしっかりと頼むぞ。俺はテント裏でシチューたちがやらかした報告漏れについての言い訳聞いてくる。あ、あとそれと俺が出した推薦状を持った奴らが来るからそっちも頼む」
有紗が俺の部隊に来るのは五分五分くらいかな?
「了解。自分はこれより任務を続行し対応できない場合のみお声かけさせていただきます」
「頼んだ」
まったくほしい情報を報告し忘れるとか減給は確定だな・・・フフフ覚えておけよ40%はカットしてやる。
・・・・、やらかしたなスチュワートよ、何やらかしたんだよ。隊長ブチギレてたぞ。
(このバカヤロー!!テメェ、マジメに仕事してたらこんな単純なミスしねぇよ!!)
・・・。ほんとに怒鳴り声が聞こえてくるな。
「お前ら、ちゃんとしないと俺たちも被害に会うぞ」
「「「「お、おう。頑張る!」」」
隊長なんか雪上訓練後からキレ気味だよな?
俺たちに雷が落ちませんように!
「あの、すいません!」
「ハイ!推薦ですか?一般入試試験ですか?」
お~、お~、若者がぞろぞろと6人で来てるよ。これはこれはもしかして、一般入試試験希望かな?俺たちにもようやく試験官としての役目が・・・・
「推薦でお願いします。えーと、これが6人の推薦状です」
推薦組かよ!!




