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さて、話は少し戻って彼女を救護船に乗せた後、俺たちは全員で周辺の捜索を開始したんだがすぐに辺りが吹雪始め気づいたときには視界が2mすら見えなくなってしまうほどのホワイトアウト現象が発生してしまい止む無く捜索活動を断念。





と、ココまでは教官から説明があったんだけどこれには後々尾ひれがついてくるんだ。





雪上訓練からさらに1か月後の選抜部隊説明会まで話が飛んでしまう。




なので、改めて雪上訓練後の話を簡単に説明することにする。



1.雪上訓練

最初は和気あいあいとした雰囲気で楽しい授業のはずが俺が見つけた大発見ともいえる発見をしたため雪上訓練は流れる。(彼女を発見、その後、行方不明になる)



2.雪上訓練

結局毎年恒例となっていた幹部候補生学校校舎とは正反対側の位置にある雪上訓練場施設で再訓練が実施される。


3.お見舞い

助け出した彼女のお見舞いに向かうも教官や上層部の人間により妨害、お見舞いは頓挫する。

俺が兄貴とシチューに出していた調査により妨害していた教官を含めかなりの人数がしょっ引かれることで大事件となり新聞の一面を飾る。

その後彼女のお見舞いに行くがしょっ引かれる前に違うところに勝手に移動されていたせいでお見舞いできずじまい。

その後の足取りは現在調査中とのこと。




4.ティフィーの件

有紗とティフィーは無事に和解し改めてチームを組んで訓練システムでの成績が上位にまで上り最終試験については堂々の1位。


個別順位表はというと


1st有紗 900点[到達ステージ18 Fランク]

2stティファニシア 550点[到達ステージ17 Fランク]

3stヴェルモット 300点[到達ステージ16 Fランク]

4stディソルデ 80点[到達ステージ16 Fランク]


という好成績を残した。


この得点については教師が点けている採点なのでどういう評価基準化は詳しくは分からないが軽く聞いた話だと、上限が無いため、やろうと思えば千点は超えることもできるそうだ。逆に最低でも取らなければいけない点数は55点になるとのこと。




俺はどうなんだってか?

教官が言うには、


「お前に点数?Sランクの奴を俺たちがどうやって評価すればいいんだよ。俺たちに無駄な仕事を増やさないでくれよ」


って呆れた顔をしながら言われた。



そして、最終試験も全て終えたから選抜部隊説明会だけとなる訳だ。



ちなみに、有紗、ティフィー、ヴェル、ディルの四人については俺からの推薦状を持たしているので俺の部隊の受付まで行けばそのまま部隊の仮入部の日程について教えてもらえるはず。


というか、あとは彼らが希望すれば確定になる。









あれから、彼女の発見報告は未だに届かない。


兄貴たちからはかかわった人間を全員逮捕拘束できたとメールが来たが、彼女の居場所が不明だそうだ。










~兄貴とシチュー視点~


「陽平、智也にメールしたか?」


「あぁ、さっきな。それがどうした?」


「さっき、俺の部下から連絡が来た。彼女を自分の裁量で隔離施設B3に移動させているらしい、すでに移動の手配を終えていて、P3に移動を開始しているそうだ」


「P3って?」


「中将閣下たちの思っていたP3は人体実験をしている施設の意味合いらしかったのだが俺の部下の隠語ではP3は大隊長の艦の医務室移動だそうだ」


「誰の指示で隠語指定していたのか?」


「俺の上司」


「・・・・。あの人か、おれ、あのすべてを見透かした目はキツイ。綺麗なお姉さんの目は良いのにおっさんだとしんどい」


「・・・。陽平、お前、俺が電話してるときにわざと言ってるだろ、伝言だ。『陽平、次会った時拳骨一発落とす』だそうだ」



「・・・えぇ!」


「電話の相手、上司」


「さぁて報告書、報告書」






それにしても、大佐が報告した内容に幻想鉱石(げんそうこうせき)の名が合ったが、それは一体何を指してるんだろうな?





ミスリルと言えば、ゲーム内でのアイテム鉱石か何かだろうに。



一応上官と智也には報告しておこうかな。俺が知らないだけで誰か知っているものが居るかもしれないし。



(ここでシチューくんは重大なミスをする。何と彼女を移動させた場所を伝え忘れる言うことについて後々智也に叱られることになる)



~兄貴とシチュー視点(終)~







~~???~~


・・・・。



げんしょう鉱石(幻想鉱石)


名前の通り存在しないとされる鉱石を指す隠語だ。


もちろん実在してはいるが、一般にも闇にも出回る事は無い代物だ。


だからこそ人はそれをゲームか何かだと誤解する。





現在誤解が誤解を生んで本来のあるべき元通りの言葉にはなっていないそれどころか存在すらされない伝説のゲームアイテムという認識が今の世の中で定着している





世の中では存在しない物質という認識なのに、何故今更また出てくるのだ。私がどれだけ・・・






~~???(終)~~















・『幻想鉱石』


シチューからの報告書に出ていた言葉だけど、俺は一つだけ思い当たる節があるんだ。




幻想鉱石ミスリル

その存在はファンタジーしか存在せず、実在しない幻の物質とされてはいるが、俺はミスリルを使って作られたとされる現物と古文書を持っているからな。



何処で見たかって?


それは、

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

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