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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
あの人たち本当に俺のとこにいるけど本来ならおんなじ階級なはずなのにおかしいと思って部隊に入る時に聞いたんだよ、そしたらなんていったと思う?
「智也、これには深い、とても深い理由が、イテッ!」
「黙れ、陽平。智也、そんなに重要じゃないができれば極秘で頼みたい」
「わかりました。」
珍しく大佐・・・、スチュワート少尉が説明するそうだ。黙って聞いとこ。
「理由は最近不正をしている軍人がそこそこの数いるのに中々尻尾を出さない連中が多いんだ、これがずる賢いだけなら対応するんだが、捜査を開始しようとしたタイミングで上層部が捜査を妨害することが最近増えてきてしまってな、それでうちの上司と相談して智也が特殊特務大隊に入りたがっていること、智也が取得している犯罪取締特殊免許権限で俺たちに捜査できる資格を持っていることを伝えたら、その時、陽平と俺で殴り合いの喧嘩をしたことを理由に監査部から一時的に部隊を外されたんで、ちょうどいいからそのまま、智也の部隊に接触し、合流するように言われていたんだ。だから“不正”又は“犯罪行為”を見つけたら調査するように言ってくれ後処理含めてすべて任せてもらうから」
って、おもっ苦しい内容を聞かされて事あるごとに犯罪の類と思われることには一応対応できるように艦橋に二人を置く手配をし、何かあれば片方が対応、それが無理な場合は両方が動くという対応でここまでやってきていた。
そしてつい最近まで、二人が捜査していた事件はそこそこ多い。
今回のように俺又は部隊が接触するような犯罪行為、もしくは元から追っているのに追うことすら許可されていない闇とつながっている上層部などの捜査をここで一手に扱っている。
実を言うと、ここに来るまでに増員が少しあった。ただし、“ただし”俺の命令を聞く人間じゃなく、捜査権限を俺が持っているということで貸し出された監査部の人たちで手の空いている余剰人員を少し乗せて一緒に行動していただけ。
今は艦には捜査員は誰も居なくてシチューも陽平も今まで調べに調べた証拠の山々を手に汚職た犯罪好意を働いた者たちの逮捕・拘束に向かうため下艦している
そんなお忙しいお二人に俺からのプレゼントを用意することにした。
喜んでくれるかな?
手紙の内容は・・・
『拝啓 陽平・シチューへ
こちらは幹部候補生学校2か月目が終了しそうな時期です。
今、私は雪上訓練で???惑星に来ています。
知っていましたか?数年周期でブリザードが止む場所をスキー板と装備一式だけを持って120kmを踏破するなんて私自身二度とやりたくない行事になりつつある今日この頃です。
お二人は今頃楽しんでいますでしょうか?
では、本題に行きたいと思います。
先の文章に有った通り私は現在雪上訓練で???という惑星に来ています。そして、休憩時間に入りあたりを見回していた時違和感を感じあたりの雪をどかしてみたんです。
そしたら、氷の下に凍っている人影を発見し綺麗に雪をどかしたところ人が氷の下で固まっていました。
本来ならば掘り起こさないのですが、かすかに動いたことを確認したため掘り起こし息があるのを確認したので救援を呼びその方は救護船に救助されました。その時一言、言われたのが救助した自分にしか詳細を話さない。とのことでした。
この件からわかるように大発見でありさらに詳細まで詳しくわかると来たら、誰だって発見手当がどの軍人に対しても出ることを知っていると思います。
では、なぜ今回こんな自慢話を送らせていただいたかと言いますとですね、私の所に発見手当が入らないとのことです。
おかしいですよね?
何度しらべても「誰であれ軍の階級を所持している者には特殊手当は配給される」との一文があるにもかかわらず学生だからという理由で特殊手当は入手できないとのこと、さらに言えば今回の発見は雪上訓練で教官を務める教官預かりになるそうで、発表も教官の名前で行われるそうです。それに関してはすでに発表前にこちらの捜査権限を発動して差し押さえしていますが、いつまでもつか分かりません。
早急に調査を行い、しかるべき対応お願いします。
そして、今回かかわっている者、全員を調査対象に指定。
本捜査対象のみならず、すべてを調査し不正が一つでもある場合、業務停止のうえ一時拘束し尋問して余罪を確認。
本件には監査部にもかかわってもらい不審な行動をとった場合監査部職員に対しても捜査権限を一時剥奪して同様に調査せよ。
以上の調査依頼をスチュワート・B・ラングストン少尉 並びに 陽平・ルーグス・ラングストン少尉 に犯罪取締特殊免許所持している私、智也・ルルーシュ・ラングストンが命令を発行します。
なお、この手紙が既読完了ボタンを押したと同時に効力が発動します。
本案件、捜査終了時間は2か月後の報告を聞いて継続か否かを判断します。
厳正なる捜査に期待します。
ゼルセルタ航空宇宙軍所属 特殊特務大隊所属 特殊特務大隊 大隊長 智也・ルルーシュ・ラングストン元帥』
とまぁ、こんなおもっ苦しい内容の手紙を【緊急案件】即開封 既読完了されたしって送ったらすぐに既読がついて2秒後にお怒りの電話が飛んできたよ。
まぁ、内容を深く考えないで既読を押して重大な内容だったことを知ったらそりゃ怒るわな。
それもこんなプレゼントは要らないだろう。
俺でも怒る。
・・・・
その後俺は、お見舞いのため彼女の場所を調べたんだけど、彼女は現在行方不明と来てる。
最後に居た地点は宇宙国際医療センターYRXD4と呼ばれる近隣医療施設。
「なぜなんだ!おかしいだろ、彼女を何としても探し出せ!これは命令だ!!」
兄貴とシチューにメールを送ったけど、これは別にして捜索しなければ!!
この数時間で見失うなんてあり得ないだろ!
俺が彼女の所在確認が出来ずに見失ったことが分かる少し前、とある将校専用部屋、通称『アカスミ』での会話。
「ありえない、ありえない」
なぜ、こんなことが!我々の定説が覆ってしまうじゃないか‼
「あ~、そう焦らずともよいではないですか。そう思いませんか?中将閣下」
「ハハハ、そうだな、気にしなくてもいいぞプロフェッサー」
「な、なぜ、そんなに落ち着いていられるんですか!」
「先ほどこの大佐に指示を出しておきました」
「な、なんと出されたのですか」
「被験者を隔離、コードP3にて監禁しろ、とね。そこならプロフェッサーの例の実験が継続できるだろ。すでに見つけた男どもの遺体と合わせて追加で確認ができる、それに今度のは生きた遺体なのだから、な。大佐!」
「ハッ!P3に被検体もとい遺体を隔離しておきます。理由はそうですね・・・・遺体に謎のウイルスが付着、危険を確認するためtV4隔離施設にて確認すると」
「ご苦労たのむ」
「中将閣下、ありがとうございます。これで有意義な研究成果を早めにご報告できることでしょう」
「焦らなくてもよい、じっくり、ねっとり頼むよ。我々が見つけたこの財宝の前では君の研究はまさにミスリルのような価値なのだから、しっかりと研究し尽くしてほしい」
「わかりました、ではわたくしはお先にP3に向かいます、手配のほどよろしくお願いいたします」
「あぁ、任せておきたまえ」
「・・・・。あの教授をこのまま使わせるのですか?」
「いいや、研究成果を持ってきて確認ができたら事故扱いで大佐、君が確実に殺処分しろ。確実にな。変なのに嗅ぎまわれないように注意して動けよ、ここ最近少し監査部に目を付けられ始めているようだからな」
「わかりました。では、自分はこれで。搬送の準備をしてきます。人を間に入れるほうが危険なので自分ですべて行えば少しは監査部に気づかれないでしょうから」