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誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。

「それでは、皆さんお手元のグラスをお持ちください。」




そこには色とりどりの色をした飲み物が入ったグラスを持つ生徒たち、



明らかに泡泡な黄金色のシュワシュワ音を立てているジョッキを持つ成人した者たち、




皆、意気揚々と立ち上がりこちらを見てくる。








俺には何が何だかわからず周りを見渡すが、誰一人として答えを教えてくれない。




一体何なんだよ。








今日はみんなといろんな店に連れて行ってもらって帰ってきたらみんながワイワイ騒ぎながら食堂で固まってたから、今日はなんかあったのかと思っていたんだけど、





俺に席を進めた教官。


ニヤケ面が思わず殴りたくなる顔だったし、


料理皿を持ってきた生徒は笑いをこらえながら立ち去って行くし、


俺と今日一緒に行ってくれた奴らは俺が立ちすくんでいるときに姿を消したし、






なんの日なんだ?今日は?




~今日の朝10時~

「よーし、智也はこの学校に来てすぐだからこのあたりの土地勘わからないだろ、俺たちが案内してやるよ」


「おお~悪いな、前から言ってくれてたのに今日まで誘いを断ってしまって」


「気にすんなよ、俺たち仲間だろ」


「そうだったな。で、どこに連れて行ってくれるんだ?」


「まずは服屋だな。普段着からデート着まで何でもそろっている店があるんだ」


「ほぉ~それはいいな」



それから、道案内も含めて様々な場所に連れて行ってもらって、軽食としてだが有名な立食い蕎麦屋も教えてもらったからそこで昼飯にした。その店は、トッピングが高いだけのうまい店屋だった。酒はボッタクリらしいからここではやめとけと()()になぜか言われた。


(本末転倒だと思うのは俺だけか?と思ったけど、あの店は居心地がいいから夜になると常連が飲みに来るらしい)



そんなこんなで夕方5時くらいになってそろそろ、帰るかとそんな感じでワイワイとしゃべりながら帰ってきたんだけど・・・・


~現在夕方6時過ぎ~











「それでは、皆さんお手元のグラスをお持ちください。」



オシ!



ヨシ!



「智也、立て立て」


「お、おう」





「皆さんご唱和ください。





ようこそ、幹部候補生学校、特科クラスへ!!」





「「「「「「カンパーイ」」」」」」



「お、おう。そうか、歓迎会のために俺を外に連れ出していたのか」



「そういうことだ、ビックリしたか?」


「あぁ、ビックリしたよ。ありがとな」


「いいってことよ」




「智也さん、飲んで食べてますか?」


「おう、食べてるよ」


「このフライドチキンサラダ私たちが作ったんですよ!」


「私たち?」


あーたん(有紗)(ジェジェ)だよ~」


「おう、久しぶりだなジェジェ」


「お久しぶりでーす」


「元気にしてたか」


「元気も元気、超元気ですよ!それと先日は父と爺が大変ご迷惑をおかけしました」


健気な子だな


「大丈夫だ、あの後の説教は女性陣に全面的に引き渡してきた」


「まぁ、母なら私の説教より怖いので大丈夫でしょう、それより私たちが作った料理の感想が聞きたいです」


「あぁうまかった、普通のチキンサラダは食べたことあったけどフライドチキンにすると少し贅沢してる気分になるのはなんでなんだろうな?」


「さぁ?私たちも不思議です、いつも思いますけど」




「というか、いつから計画してたの?」


「何がですか?」


「歓迎会」


「あぁ~結構前ですよ。かねてより計画していた、智也さんのサプライズパーティー。最初のころはみんな絶望してましたからね、休みが取れないなら少しでもこの企画で休み時間を取れるように教官たちとの交渉をしてましたし」


「そんな時間あるならもっと違うことで努力すればいいのに」


「みんな大体疲れてきてたので、気分転換にもなったそうですし、いいんじゃないですか?それにジェジェをここに呼べたのは先日あって友達になれたからなのでそれでいいじゃないですか」


「そうだな」


「そうですよ」


「ならあとは」



「「楽しまないと!」」








遠くでカラオケ大会をおっぱじめるバカがいたり、主役が来てないのにビンゴゲームを始めようとしたり、舞台中央では漫才・・・お笑い、してたと思って聞き流していたら、マジックショーになってるし



その日はみんなどんちゃん騒ぎで終わりを迎え










「いや~さすがに23時を回るまでどんちゃん騒ぎが続くとは思わなかったな」


「そうですね、あ~夜風が気持ちいい~」


「はは、まるで酒でも飲んで風に当たってるやつのセリフだぞ」


「そうですね、未成年だからもちろん飲んでませんけど」


「・・・?あれ、未成年って?」


「あれ?日本は20歳が成人でお酒とたばこはそこからですよ?ココは違うんですか?」


「一応、酒は18歳からたばこは20歳からになってる」


「「さすが文化の違い」」


「ですね~」

「だな~」








「智也さん」


「ん?なんだ」


「改めて、これからもよろしくお願いします。」


「こちらこそ、よろしく」








そういって、星空をみあげながら時間は0時へと近づいていく。

と、言うわけでクリスマスは文化的にないので智也の歓迎会が行われた日でしたね。


本編は明日、今日は外伝、ということですね。


飛ばしてもいいので告知はしてませんでした~


では、次回もよろしく。

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