表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/484

72

誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。

~夕方~

「うわー!おっきい()()!」


「だな、俺も今ビックリしてるとこだ、なんでこんなにデカい()()置いてるんだよ。口コミサイトで見たときはそんなこと書いてなかったんだけどな」


口コミで見かけた知り合いの店を予約したんだが、サイト上でもレストランの中でも1位をずっと獲得しているレストランの中におっきい水槽があるんだ?


「智也さん、ココ、アクアレストランですよ、世界中の海で取れる食用しか泳いでいない特別なレストランなんですよ~。すっごいお高くて予約が常に1年待ちのレストランなんて誰かと行くのにキャンセルになったから誘ってくれたんですね、ついででも嬉しいです」


知らなかった。食堂のおっちゃんの息子がアクアレストランをやりたいけど資金が足りんと言っていたから、有り余る貯金から全額出資しただけで、今回なんか口コミサイトを見て思い出したから、連絡入れたらすぐにここのVIPルーム使ってくださいとか言ってたから来たんだけど。


そんなに有名になってたんだな。3か月くらい前にオープンしたのにすでに何店舗か持ててるなんて才能あったんだな。


「・・・やさん、智也さん」


「ん?」


「お店の方が予約を確認してるけど、お名前がって言ってますけど」


「あぁ、えーとね、この名刺を見せたら大丈夫って言われたんだけど」


「・・・・!!しょ、少々お待ちください。」


スゲー、名刺見せたら顔が真っ青になったよ。まぁ、電話だけだと心もとないから前にもらった名刺見せたら入れるようにしとくとも言ってたからな。


「大丈夫でしょうか?あの方顔が今真っ青になってましたが」


「大丈夫なんじゃないい?」

ちょっと高圧的に言ったすぐ後にすごいVIPだったから焦って店長呼びに行ったのかもな。ごめんな。




「お待たせしました、オーナーから先ほど連絡がありましたのですぐにお部屋へご案内させていただきます」


「あぁ、ごめんね急に」


「いえいえ、大丈夫でございます、ではこちらへどうぞ」


「ありがとう。行こうか」


「はい」

大丈夫かな?すっごいVIP待遇な気がするのは私の気のせいかな






















気のせいじゃ、なかった。おっきい水槽のしかも下の方なのに上を見れば入口から見えていた景色が見えて下の方は地球産の“伊勢海老”や“蟹”が優雅に動いていてエルフリーデン星系ノルトキツキア惑星の海洋生物“ミャンゴ”っていう丸い真珠みたいなツブツブが付いた亀みたいな甲羅を持っていて甲羅のツブツブが色とりどりの宝石みたいに輝いているけどすべて食べれて、甲羅と臓器以外の部分が全て食べられる超高級食品として数千万エルくらいの値段がする。今目の前で泳いでいるミャンゴは色と大きさから下手をすると数億エルくらい行きそうなほどのものだと思う。







「・・・・・。シェフのお任せコースってある?」


「ございますが、料理の魚を水槽から選ぶこともできますがいかがなさいますか?」


「俺の所の残高って聞いたらわかる?」

いや、出資したけど金をもらうのもなんだから食べに行ったときにそこから相殺するということにしていたから金額聞いとかないと俺が出さんとだめだしと思って聞いたんだけどこんな答えが返ってきた。


「はい、聞いております。この店舗であればすべての高級食材をすべて使っても三回くらい使い切って初めて1/3くらいが減ると聞いておりますが」


「・・・儲かったんだな。」


「えぇ。オーナーもまさかここまで有名になるとは思わなかったそうでして、現在700店舗ほどが営業しており、700店舗が常に黒字ですね。最初の3日だけが赤字になったと言っておられたことを聞いたことはございましたがそれ以降は口コミが広がり続けて今や700店舗ですからね」


「そうか。じゃぁ、そこを泳いでいるミャンゴを入れてあとはお任せで頼むってことでいいかな?有紗さん?」


「え!えっとお任せします」



「わかりました。少しお待ち下さい。飲み物はアルコールはやめておきましょうか」


「頼む」


「では、失礼します」











なんで、こんな高級レストランで、しかも高級料理を食べてるの私~~~





すげー焦ってるな有紗

「大丈夫か?」


「はひ!」


「落ち着けよ。俺も知らんかったから人のこと言えんけどこのレストランの初期出資を俺が全額出して利益をいまだに受け取ったことが無いから溜りまくってるんだ。だから今日はその利益の1/3くらいは消す飛ばせるくらい食べればいいんだ、気にしなくていいぞ」

ダメかな、こんな説得では



「そ、そん、な。そんな利益を使って私なんかによかったんですか!!」


「あぁ、俺の給料教えてなかったな。基本月給が1,000,000(百万)エルで追加上限が500,000(五十万)エル。」

この間、口座確認したら10億エルくらい行ってたのは黙っとこ。


「・・・・なんでそんな」


「今まで溜めてきてる分と報奨金とか未発見の惑星発見とかいろいろなものの積み重ね?」


「それでさらにこの店の利益ですか。頭がすでに痛くなってきました。」


「考えるな。目の前の食事で忘れとけ!ってことさ。気にしなくていいぞ」


「そうします。」


「それじゃ、料理が来たことだし」


「そうですね」




では、腹も減ったことだし頂くといたしますか。





「それでは、せーので!」


「「いただきます」」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ