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7 外伝1-1

書き溜めはしていますが、更新ペースは遅いと思われますが気ままに見ていってください。








今日は3本投降します。




では、第1弾!

 今年、弟分は28歳、親父たちが事故で死んで8年が経つ。俺ももう30歳になった。


 噂で聞いた話だと弟分は記憶消失になってしまったとか。可哀そうではあるが俺はすぐには迎えに行けない。



 俺は親友の依頼で宇宙海賊の中でも最大規模のミネミナファミリーと関係を持っているとうわさされる軍人の洗い出しをしながら潜入捜査をしている。


 そのせいで、外部に連絡が取れない。一応親設定で親父とお袋扱いで親友の知り合いの潜入捜査官に担当してもらっている。


 親友は財閥次期当主のくせに安酒が好きで、俺と一緒に大衆食堂で飲み明かすし、たまに弟分と二人で飲む豪胆な奴だ。


 あれで、階級は大佐だし、俺なんか少佐どまりだしな。


 まぁ、話を戻そう。弟分は記憶消失になったところで問題ないし、親友が何とか手を打ってくれているだろう。



 この仕事もそろそろ終わりに近づいている。内部潜入官の話では、大物軍人の絞り込みも終わってきているからあと少しで潜入捜査をやめていいそうだ。ただ、潜入するときの条件に、俺が大物を拘束する許可をもらっているからそいつの顔が歪むのが楽しみだ。




 俺の本当の仕事は潜入捜査なんかじゃない、今回はたまたま頼まれたのと上司に根回ししていた親友の勝利だ。



 俺の所属は同盟軍総合監査官だ。それも惑星内だけじゃなくて、軍にかかわりがあるものであればすべてが対象である範囲の広い監査官室だ。権限も大きいからいつも監査が行われる。まぁ俺たちの腕を錆びつかせないためにも必要だからな。浮気とか見つけると気まずいから黙っていてやっているけど。



 今回は潜入捜査しているから終われば有給で遊びに行ける。



 俺の目標リストはこうだ。


 1.親友をぶん殴りに行く

 なぜかって?すぐ終わると聞いたのに騙されたからだ

 2.弟分に会いに行く

 3.弟分がもし探索班に入れていたなら一緒に活動させてもらえるように交渉する

 4.恋人探し。年は俺より少し上の姉さん女房を目指す!



 っと、わるい、電話だ。誰からだろう?

「はい、玖須縣(くすがた)我覇賂(がはく)です」

 この名前を作ったのが親友だ、腹立つだろ。いまだに自分の漢字が書けん。

「あぁもしもしお母さんだけどハクちゃん用のお色鉛筆買ってこなくていいわ。お父さんが見つけてきてくれたから、あなたには七色折り紙を買ってきて頂戴」


「あぁ分かった、七色のやつだね?」

「そう、七色の折り紙よあとできれば、三食用のパンケーキも買ってきて、お祝いしないとね!」

「わかった。すぐに買って帰るよ。」












 ヨシッ!!

 任務完了


 今の、お色鉛筆は絞り込みが終わった軍の関係者リストを指す隠語


 七色折り紙は7ページ目、折り紙は准将の伏字、三食用は准将の腰巾着3人、パンケーキが逮捕せよとのこと。これで、俺の潜入が終わる。



















詠蓮(ながはす)准将おられますか?」

「入れ」

「は!失礼いたします。」

 ガチャ

「失礼します。詠蓮(ながはす)准将、サンセル大佐、サンジュネナイ中佐、サンク少佐。あなた方を宇宙海賊ミネミナ一家との内通、密売、横流し容疑で拘束します」

「ふざけるな!何をでたらめを言っているんだ!玖須縣(くすがた)貴様上官に対して無礼だ!拘束して冤罪の容疑で背後関係を洗え、大佐!この大馬鹿野郎をとっと捕まえろ!!」

「「「ハッ!」」」


「ちなみに私は玖須縣(くすがた)ではありませんよ。私は、陽平・ルーグス・ラングストン。所属は同盟軍総合監査官室 階級は少佐だ。抵抗すればその場で射殺することも辞さない。投降せよ」

 ジャキッと銃を素早く准将に向けると...

「「「「りょ、了解した。」」」」


 と直ぐ降参するからいいよね。殺すわけないじゃん。背後関係をしっかり洗えんのだから。


(母さんに電話してこの後のスケジュール聞かないと)

「もしもし、母さん今全員こうs」

「は?私あなたより若いんだけどふざけてるの?死にたいの?いいよ、殺してあ・げ・r」

 !!

「いえいえ!すいませんでした!まだ、捜査中だと思っておりました!」

 怖!!

 いままでなんも言わなかったのは演技か!演技だとしたらよっぽどすげーよ、怖ぇーし


「で?」

「えーと...終わりました。引き継ぎお願いします。」

「私の相方そこにいるよね?」

「ハイ。一緒にいます、」

「かわって」

「イエス・マム!!」


「・・・・・・・・・・・・・あぁ分かった引き継いでおく。任せろハニー」



 ・・・・・・・・誰だよハニーって


「俺たちは本物の夫婦だぞ。お前みたいな嫁と同い年の息子以外はな。夫婦じゃなかったらさすがにキスはまずいだろ少佐」


「だよな。潜入捜査中にそこまでするのかと思ってたんだよ」

「お前それハニーに言ったら、しばらくの間、お前の周りに女寄り付かなくなるぞ」


「だから、怖いっての!!まぁあとは任せていいか?」

「あぁかまわない。荷物もさっきラングストン大佐のとこに送ったらしいからな。ほれ、グランツェール第一惑星行きグランツモース宇宙港へのチケット」

「早く出てけってことか?」

「いや、俺たちがいた痕跡消すのが大変だから、俺たちも仲間が来たら即座に撤収するよ。」

「そうか、またどこかで会えるよな?」

「フッ。いつでも連絡しろ。お前に渡した緊急連絡先が俺たちの個人連絡先だ。」

「おいおい、そんなのを緊急用で渡すなよ。。。。まぁ了解した。じゃあな親父」

「フッ。あぁまたなガハク」

 と俺たちは拳を作ってお互いに全力全開でお互いの拳に打ち付ける。





















 ではなく頬を殴り飛ばした


 !!グハッ!!!


 しばらく頬の腫れがひかなそうなくらい痛い。帰る前に氷買って帰ろう。




 宇宙港 惑星間連絡艇シャトル B423

「じゃぁな」

「あぁ」

「・・・ねぇ。なんで二人は犯人確保に向かったはずなのに頬にそんな殴られた後してるの?」



「「・・・」」

「ねぇ答えてよ。」


「「なんでもねぇよ」」

「まぁいいけどね。。。。陽平。気をつけて帰ってね。弟さんのフォローちゃんとするんだよ」


「なんでしってるんだよ」

「なんでって、シチューくんから聞いているよ。いろいろと」

「ハッ?」

「弟さんもう出航してて今どこにいるか分からないって伝えてくれって言ってたよ。」

「・・・・とりあえず行くわ。まずはあのバカを問い詰めに行ってくる」


(「「・・・バカって、大佐だよね」」)

「「気を付けて」」


「おう。またな、戦友。待ってろよ。親友!もうちょっとしたら行くからな智也!」


 U.C.1812 8/3 銀河標準時間PM14:00出発
























 To.スチュワート

 Cc.----

 Bcc.----

 差出人:俺様

 件名:今からてめぇをぶん殴りに行くからな

 本文:オイこら、親友!!てめぇ、仕事すぐ終わるとか言って、めちゃくちゃ時間かかったじゃねえか。智也は記憶消失になったって聞いたぞ。今から帰る空港に迎えに来い。その顔ぜってぇ、ぶん殴る。覚悟しとけや。


 以上


誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。

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