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誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。
次の授業なんだっけな?
・・・・。
ハイ、続投でおんなじ授業でした~。そりゃ、他の生徒は全員一度は触らないとだから授業延長か。
俺?俺はね、確認入れたらあと2時間くらいしてほしいそうだからステージ16に進みます。
ごめんね、熱中しすぎた。
気づいたら後ろにギャラリーができてるし、授業は終了。俺はオンラインで入った最初のステージで部下に出会って一緒に共闘。
ステージ16~100まで一緒にやってたらざっくり3時間くらい遊んでた。
その横のスコア欄に、
「撃沈・撃墜スコア」
戦艦:259隻
巡洋艦:781隻
駆逐艦:1536隻
航空機:186,720機
「要救助スコア」
・海上、宇宙
船舶:50,420隻
・トータル救助者数
要救助者:78,902,543人
【ステージ100までのトータルスコア
オールクリア。ノーダメージ。隠しステージオールクリア、ノーダメージ。のためポイント加算計上
・・・・
ERROR
ランクの昇格ができませんでした。】
(だろうな。俺ランクがすでに最上位、そりゃエラーが出るな)
【再実行しますか?このまま終了しますか?】
「終了っと」
「ちょっと待った~!!なぜ、エラー出たからってあきらめてるんだ‼もう一回再実行選択してみてもいいじゃないか」
「いえ、意味がありませんよ、教官殿。自分ランクSですから」
「S、なのか」
「えぇ、だからランクが上がるならステージ更新されないとだめですし」
「そうか、そうか、ランク、S。なのか。俺よりすごかったんだな。」
あ、壊れたかも。ごめん現実見せちゃって。
「で、俺のことより生徒の方は見てなくていいの?」
「あぁ、今は全員が訓練システムを使いこなしてなれるように触らしているだけだが、今回はいつもより身内が多いみたいでな佐咲みたいな一部の奴以外はだいたい触ってるようですでにステージ2までは難なくこなせているようだぞ」
「へ~、その言い方だとあの時俺と組ませた奴らは経験者ってことだな」
身内ってことは血縁者ってことかな?
「あぁ、経験者で・・・、なんか勘違いしてる顔だな」
「どういう意味だ?」
「身内?で引っかかっているのか?」
「血縁者のことだろ、ココは幹部候補生学校。身内がお偉いさんだから触る機会が多かったんだろ」
「違う、違う。確かに身内が触らせているが、大物の身内じゃなくて、身内にこのシステムを触らせてもらえる環境があるやつが今回多かったんだよ。それに智也も今回佐咲に触らせて少しでも授業の負担を減らせるようにさせただろ、それと同じことをみんなやってるんだよ」
「よく見てるな、さすが教官殿」
「毎年この時期近辺の休みは毎度のように行われてることだから別にお前さんだけが特別ってわけじゃないよ」
「そういうことか、ん?有紗は身内に触れる人いないの?」
「いないぞ、あいつは自分の地元の養成学校から優秀過ぎて卒業と同時にこの幹部候補生学校入学が決まったからな、知り合いにも軍人はいないらしいし親も姉弟も親戚も軍人家系ですらないらしいぞ」
「じゃぁ、あいつは単身この幹部候補生学校に入学して独力で学年トップを維持してるのかよ」
天才じゃね?
「天才だろ。それも努力の天才だ」
「努力?実力じゃなくてか」
「あぁ、言ったろ軍人家系じゃないってだから独学で学び養成学校では最初最下位スタートだったのに卒業時にはトップの成績を叩き出したらしいぞ、それも2位との差をトリプルスコアの差で引き離してだそうだ」
「・・・・」
「この話をみんなノリノリで話すんだけど、知らない奴からは無言のドン引き顔が貰えるくらいすごいことなんだよな」
「すごい!じゃないよ、スゲー人材じゃないか‼」
「お、おぅ」
「俄然彼女を部隊に入れたい気持ちが出てくるじゃないか」
「そ、そうかっと下の方はそろそろ一区切りつきそうだから降りるが、まぁ、さぼらない程度に頑張ってくれよ」
「わかった、さぼらない程度に頑張る」
「頼むぞ」
と教官殿は手を振りながら螺旋階段を下りて1階フロアに向かっていった。
はぁ、訓練システムのステージ更新してないのも問題だな?俺が遊べるステージもうないんだけどどうしようかな、この後の訓練・・・・有紗にでも構っておこうかな。
んー。それにしてもまさか今組んでいる有紗は超優秀とは聞いていたけど、軍人家系じゃないのに独力で上位に居たとは驚きだったな。
もう少し、実力が付けば使えそうだからちょっと見に行って困っているのならアドバイスをしに行ってみるか。有紗がどの部署を任せられるかが分かるかもしれないしな。
それにしても、身内に訓練システム触らせてもらってる奴らとそうでない奴らの差がココで出てくるとかちょっと格差を感じるんだけどそこんところどうなんだろうか?疑問だな。