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【ニールとフェルと魔工技師長は研究室にこもっているため何も知らないんです】




「で?」


俺に言いたいことはそれだけか」?


【・・・・。】


お前のその顔に出てると言いたいような無言は要らん。


「もういい、とりあえず各隊員の経過報告はメールでかまわないからそっちに送れ。今回は見学者2名を連れてきている。だから、フロアを強制的に動かして見えないようにしろ。あ、それから今回のかかわった者たち全員に給料2か月減給90%、最初の1か月のみカットで」


あいつらあとで説教だな。


【わかった、すべて対応する。改めて、ようこそ!超弩級戦艦蒼へ歓迎しますよ。お二人とも】



「ありがとうございます」


「ありがとう、副艦長」

さすがにビデオ通信したときに紹介してたから覚えてたんだな。さすがだ


「え、副艦長?」


【初めまして、私はダブルクロスナイン。皆様からは、副艦長、あるいはクロと呼ばれています。私はこの艦のAIでもあり情報端末としてアンドロイドボディも持っている問ことだけご承知下さればと思います】


「副艦長、あの時はビデオ越しでしたので、改めましてジェジェ・ジャハス。ジャハス工房、長の孫です」


【よろしくお願いします。あの時は急な発進のためご挨拶のみとなってしまい大変申し訳ございませんでした】


「いえ、父から情報はいただいていましたし、私自身も軍の養成学校のに居たので機密関係に携わっていたと思い連絡を差し控えさせていただいた次第です」


さすが、ジャハス工房の常識人と言われた父親に育てられてることがうかがえるな


「あの、初めまして、佐咲有紗 17歳です。よろしくお願いします。」


【こちらこそ、よろしく】






「(クロ、今回の共犯どものリストをメールで送ってくれ)」


【(・・・。わかった、送っておくあんまりやりすぎるなよ)】



















“機関室待機ルーム”

「おい、隊長女連れらしいけど何か聞いているか?」


「いや、何も聞いていない。機関長も何も聞いていなかったのか?」


「聞いていなかったな。それに女二人の内一人はうちの娘だ。あいつはヤバい、俺たちが遊んでいたことをすでに嗅覚でつかんでいるだろうな」


「「機関長の娘は獣人の娘なのか?」」


「違うけど、俺だって親父があんなんなんだぞ、世間では常識人とか言われてるけど俺だって遊びたいし好きなもの飲み食いしたいじゃないか」


「まぁ確かに」


「うんうん、それで?」


「俺が言い逃れできないタイミングで登場するのが娘なんだ。しかも決まってタイミングよく誰かと一緒のせいで買収もできないし」


「「・・・・。((運の悪い奴))」」


「ハハハハ、ナルゲハお前は孫娘の教育を嫁たち女衆ばかりに預けるからこんなにも嗅覚が鋭くなるんだぞ、もうあきらめろ」


そんなことを言いながら酒の入ったグラスを飲み干



「あきらめる?何にかな??おじいちゃん?」





ブッ!!

「!!」


「ジェジェ!お前どうしてココに!」


「久しぶり、父さん。それと、今私が聞いているのはそこでお酒を吹いたお爺ちゃんに聞いてるの取り敢えず“黙れ、すべての元凶”」


「おとんに向かってなんてことを!」


「何やってんだよ、機関長、補佐。」


「「!?」」

(艦長!)

(なぜ、ココに!)


「お爺ちゃん、説明」


「まて、ジェジェ、これには訳が」


「おとん、お爺ちゃん。言い訳はゆっくり聞くよ。正座してこの50kgの重石載せてくれたらね」



「「ハ、ハイ」」


「艦長。この人たちの説教込みで言い訳聞いとくのであーたんを案内してきてもらえますか?」



「r、了解」




「「「「待って、艦長!!助けて!」」」」


「黙れ、問答無用覚悟しろ諸悪の根源。お前ら当分酒禁止だ!」


「「「「そ、そんな~!」」」」
























「怖」


【彼女は採用だな】


「・・・。あんな子だったんですね。」


「まぁ、確かに常識人と世間で言われていたとしても身内ではあんな感じなのかもだけど、すげぇなほんと。たぶん娘、孫だから素直に聞いてるってだけじゃなさそうってことは分かる」


「【確かに】」


「取り敢えず、あーたん食堂に行って主要なメンバーを紹介するよ。」


「それはかまわないんですが、メインクルーは今いないんですか?」


「言っただろ、ほぼ全員艦を一時退艦してるって」


「あ~、言ってましたね。それと智也さんが艦長ってことは」


「あぁ、そういうことだ。学校ではもう少し黙っといてほしい」


「わかりました。」


「頼む」


【学校の方はどんな感じですか?】


「あ!3階級降格の話が出てたよ」


【あの意味の分からない降格処分のことですね、私の認知していることであれば、3階級降格は現在の所8名が処分を言い渡されているそうですよ】


「俺が聞いていた以上に増えているな」


「そんなに、処分を受ける人がいるんですね」


【いたということでしょう】


「まぁ、そんなことより、着いたぞここが現在営業中の食堂だ」


「すごい!綺麗で広い!!」


そりゃそうだろう、一応確か200人が一度に飯を食える場所だそうだし


「この艦で3番目に大きい食堂だからな」


「1番は?」


【1200名対応の食堂ですね、一応立食パーティーもできるようになっていますからね】


「パーティー。さすが超弩級戦艦」


「【ハハハ・・・。】」


「(どうするんだよ。信じちゃったぞ嘘つきやがって)」


【あれだけ純粋だとはわからなかったんだよ】


「立食パーティー?することすら前程してないぞ」


【いずれ気づく。その時まで放置しよう】


「そうしよう」




「智也さん次はどこに行くんですか?」

いつも読んで下さりありがとうございます。

誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。

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