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今回は2話公開しています。

ようやく視点は主人公へ戻ります。


見つからない。








見つからない。






(それは何かの答えか?)





いいや、違う。もっと、大事なことだったはずなのに



(ならば、思い出すまで忘れているのも一つの手だと思うがな)






見つからない。






見つからない。








・・・・・・・











・・・・?














・・・?








俺は、、、









【智也、もうすぐ着くぞ】



「?」


【忘れたのか?今回の災害救援現場において資格が無い、技術が足りないものは救助にかかわらせてもらえなくて、助けを求めている人が目の前にいるのに助けられない苦しさを味わったから、資格取得に部隊のほぼ全員が一時下船希望を出して了承したは良いが、運航人数と第七大隊の運用に人が足りなくなって、智也と一部の下船しないで暇を持て余している者たちは、ゼルセルタ航空宇宙軍の養成学校で優秀な新人を教育がてら、我々も一流になろうと画策していたではないか】


「・・・」



【覚えてないのか?寝ぼけてるだけか?】


「あぁ、ごめん。思い出した。それで確か俺は最も優秀な人材が集まっている特科に生徒として学生と接触、彼らと3か月間行動を共にし優秀な人材を、3か月後の部隊募集に我々も参戦して推薦と一般で生徒と教師を獲得するのが目的だったよな」


【そうだ。ただし、自分の素性は学校長のみが知っており、それ以外には部隊落ちという部隊でもミスが続くやつに“もう一度学校に行って学びなおしてこい”という意味を込めた蔑みで見られるからあまり吹聴しないほうがいいぞ】


「・・・それ、すでに噂として流れていそう。どうすんだよ、やりにくいぞ」


【一応調べておいたが、2位との差が全科目トリプルスコアを叩き出したせいで一緒に行動できなくなった生徒がいるらしい。ちなみに女性だ。彼女は差がありすぎて一緒に組めないせいで2人組での実技が一切できないそうだ、これなら智也が成績を少し落とせば行けるのでは?】


「なかなか厳しい任務になりそうだ。そういやぁ、俺が行く養成所ってどれくらいの教育課程なの?」


【あの養成所は3か年分の講義と実技を3か年分行うので合計で6年の勉強となる】


「幹部候補生学校、特科って何がどう違うの?」


【幹部候補生学校は普通の3か年の講義と実技で終わる。特殊科はさらに専門知識と技術を全て身に付けなければ卒業できない。探索班の取れる資格の7割が2級以上取得で合格。ちなみに今回お邪魔させてもらうクラスはすでに卒業資格は満たしているが、それぞれの行きたい部署に対しての必要な資格、技術を補うために授業を受けている状態だ。この時点でスカウトすれば、少しの調整でこちらの部隊に入れるからな】



「部隊落ちの意味って、もしかしてこんなことをしていることを周りの部隊に知らせるための役割を果たしているんじゃないの?」


【そうともいう】


「・・・・もういいや、行ってくる。」



【いってらっしゃい】














「ようこそ。我がゼルセルタ航空宇宙軍{幹部候補生学校 特殊科}へようこそ。どうぞそちらのソファーへおかけください」


「えぇ。ありがとうございます」



「閣下はこの学校に編入という形で編入していただきます。もし気に入った生徒がいれば言ってくだされば接触できるように計らいます」



「では、まずこの学校の中で優秀な生徒がいるようなのでその生徒と組ませてください」



「少々お待ちください」



・・・・・

今回の災害でみんな思うところがあったのは分る。もっとちゃんとした資格なり経験をしなければいけないと必要に駆られたため、部隊の9割が資格取得・経験値獲得のため皆一時的に艦を降りた。下りなかったのは、整備班、機関部所属。居残り組の班長にフェルとニールを据えて、ドクターナグタは秘蔵酒巡りの旅に出るとか言っていたが、その前に捕まえて--医師免許特級--の資格試験に行かせた。


前回皆の酒を飲んだせいで趣味旅行に行かせると暴動に発展させるから、今回はあきらめてもらわないと。




幹部候補生学校 特殊学科はゼルセルタ航空宇宙軍の軍養成所の中でも星系丸ごと使用して教育所を作ったことでミッドガルツのように惑星規模の学園都市とはわけが違う。星系丸ごとのためあらゆるMISSION、実技、講習に使えるのだ。最高の教育機関だ。ただし、軍養成学校を確実に出ていて、その道のプロフェッショナル人材を育成するための場だ。だからこそ、お遊びでは入学できない。皆、真剣なのだから。そんなところで人材探ししてたら、怒られて追い出されそうなんだけどな。。。。







「お待たせしました。本校の生徒の中で特に優秀なものが一人おります。ただし、その生徒は女性でして」


「何か問題でも?」


「えぇ。2人組として組むにあたり、部屋は共同つまり、男女相部屋になります。なのでなるべく男女別で2人組を組ませては居たのですが、彼女はなにぶん成績優秀者でして、2位との差がだいぶ開きがあるとのことで、他の者と組ますことができず、ずっと一人でやってきたんです。」


「男嫌いで、性格最悪なのか?」


「それはありませんが、一度、お会いになってからでも遅くはないと思われます」


「わかった、合わせてくれ」


「では。。。。後30分ほどお待ちください。授業が終わればご案内、」


「いや、このまま案内してもらえないか?授業風景も見ておきたい」


「わかりました。では閣下。いえ、智也大尉。本日、U.C.1813年4月5日から3か月間よろしくお願いいたします」


「こちらこそよろしく。学校長」

誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。



誤字、脱字があったため訂正して少し文章も変えてます。

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