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「やってきました、次元震を引き起こしている通り道、次元断層と今まで言われてきた次元空間その全容が今明らかになる。



とか言っていたら、なんかドラマのセリフぽいよな」


昨日、やってた『ヤドメニャルの冒険記』ってやつのセリフを変えただけだな。俺とジェームズがドはまりしてる冒険ものなのになぜかドンパチが多い冒険ドラマ。あこがれるよな。あの、ヤドメニャルのセリフがまたカッコイイのなんの。


「いいっすよね、例えちょっとセリフを変えたとはいえそのセリフを言えて、俺なんか『行くぞ、ヤドメニャル緊急発進!』ってセリフのとこしか言えない席なんだよ」


居たよ、ここにもう一人、このドラマを見てるやつ。俺の兄貴の陽平だ。


「そんなことを言ったら、俺なんか、操縦士Aになるじゃないですか。隊長、陽平の兄貴」


「「いいじゃねぇか。唯一その席の人間はどんな時でも窮地の場面で一番カッコよく助けに来てくれる凄腕操縦士Aなんだから」」


ハモったな、兄貴と


「まぁ、自分もあいつ好きですけどね」





「ジェームズ君、隊長、陽平さんいい加減にしてください。もうすぐ秒読み入りますよ」


アイちゃん、手厳し~。


「「「すいません」」」




今回については、上にも連絡しており、録画と同時にリアルタイムでのライブ配信ができればいいかなくらいで向こうにも音声なしで宇宙空間にカメラが向いている。








「まもなく、試作品、サヴェラス-NO.67起動します。。。。30秒前」




アイちゃんの秒読みが始まった。本来なら、開発をした魔工技師長にお願いしたいんだけど、技師長研究室で研究に没頭中で、セティまで出てこないし、先ほど聞いてみたら現在NO.89の試作品に取り組んでるらしい。



あの研究室だけ時間の流れが違うのでは?とか思ったけどな。俺だけかな思ったの。







「10。9。8」


おっと、アホなことを考えてるうちにカウントが5に近づいてきたな



「5.4.3」


「こちら、開発班、試作品の緊急停止を要請」



「緊急停止!!」








とっとと、なんだよいきなり、バグでも見つかったのか?





「艦長、こちら、開発班、戦闘をしても大丈夫なサヴェラス-NO.90が完成しました。これにより試作品の型式を取り外し、正式名称『ザラヴェズ』に切り替えての作業開始をお願いしたいのですが、なお、理論上は次元空間でも通信ができるように機能を盛り込んでおります」



「艦長より達する。切り替えろ。切り替えにかかる時間は?」


「すでに切り替え完了しております。新たなシステムのアップデートのためサヴェラスの操作端末を再起動だけしていただければ、すぐに可能です」



「なら実行を」


「了解」


開発班、超優秀じゃねぇか。わずか一日で試作品を、そして完成品をその3時間後に出せるとはさすが魔工技師長の名は伊達ではないようだ




「艦長、アップデート完了、起動まで残り3秒」


早いな。


「起動させろ」


「3.2.1.起動!」





んん!!強烈な光があたりを照らして、、、、、




































































≪???≫




「結果はどうなったかね、フェラルド君」




「ハイ、ボス。現在次元獣はプロルコルト11にて捕食活動をしているようです」




「そうかそうか。それはいい。続けたまえ」




「わっかりました!!」











そうかそうか。次元獣は調子良く、食べているか。これでこの辺りの資源をある程度回収したら次の場所へ移動するかな。








それにしても相変わらず、あちら側にはこちらの存在を感知できないとは、傑作だな。










長年の宿敵(ライバル)も私直々に殺してやったのだから、もう誰も私の存在に気づけるものがいなくても頷けるがな。






ある程度資源が溜まり次第、ベナミルシェへ戻るとしようか。










それにしても今回はやけに資源回収が捗るな。




「もしかして、気づかれ」




てるわけがないか。共に次元航行可能量子力学を研究したあいつ以外はこの技術を目の当たりにしたところで、未知でしかないだろうしな。



フフフ、俺が殺したが惜しいやつを殺してしまったようだな。







ん?なんだこの悪寒、いやな予感がする。



なんだろう、なにか潜んでるのかな?




まぁ、いいか。






「ボス」


「どうしたね」


「あちら側から強力な次元掘削機の微弱な波動を計測しました」


「何!それは本当かね!フェラルド君」



「はい、」


「では、急ぎ帰投する。もしも我々の存在がばれたら、我々には死が待っているのだから」



「わ、わかりました。ボス」


「次元獣をすぐにβ12α49に向かわせろ。折に入れてすぐにここを離れなければ危険だ。すぐだ!やることの優先順・・・・」

















バリーン






と、ガラスの割れる鈍い音がボスたちのいた針路上に、そして割れた空間から出てくる、黒くて大きい少し縦長の顔面に上下左右に砲塔が事らを向いている。そして船体中央部にはドリル型のパイルバンカーとでもいえばいいのか回転しながら船体中央から少し離れてドリル回転している。



通信が入っている。どうやらこちらに対して呼びかけてきている。すぐに白旗を上げろだと、ふ・ざ・け・る・な!



私が、この私が白旗を上げるなど断固、「断固拒否させてもらおう」


≪???終≫


何故かふと思って出してしまった浪漫武器今後の出てくるかどうかも怪しい謎仕様の装備品になるのかなぁ?


取り敢えず、次回に続きます。

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