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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

 

 ここまでが一日で全て起こったことだった。


 最後の締めくくり、G退治のため艦内に戻ることが現状叶っていない今この頃。



「まだ入れねぇのかよ!」

「まぁまぁ、もう少しですよ。ほらハッチが解放されているようですからもう少しで乗れ・・・ませんね。一気に酸素を抜いたわけではなさそうですが、これは少々グロい気がします」


 結論だけをいえば、殺虫剤を巻かざるえなかった元凶と空気を抜いたことで出たゴミを外部に一斉に排除して清掃中。浮かぶ以上な生き物の死骸。誰も触りたくないゴミが一生そのばに残ると思うと、申し訳なく思う。



【我々がここを去るときに生じるエンジンの高温噴出でこの辺りのゴミは一瞬で焼き尽くされる場所に配置した】


 少し誇らしそうに言っていたクロ副長の発言が少し誇らしそうに言っていたのが、ムカついた。








 少しして遠くの方で小さな爆発の光と共に通信が入ったが、無視した。

 無視を続けていくうちに苛立ち紛れの怒声と共に固定通信チャンネルからセキュリティの全くついていない無線で通信が来たので内容だけ確認した。が、全く意味のないものだった。



『・・・今すぐ開け渡せ、俺たちにこんな事をした報いを受けたくはないだろう?

 俺たちはこの宙域で仕事をしているんだ。二度と関わる事なく船から降りて失せろ』




【全くセールスと物取りのしつこさはどちらが上なのか判ったものではありませんね。コレはこちらの所属を言わない方が更なる、逮捕ができそうな案件ですね】



 実際クロのおっしゃる通り、彼らは宙賊。要するに海賊行為で生計を立てている。だが絶対にやってはいけない行為として、まず一つ目に警察組織と深い関係のある船舶の襲撃は危険という事!何十倍ものお礼参りが発生する。

 そうなると黙ってないのがお役所も裏社会も一緒。血みどろの戦争の出来上がり。

 二つ目は星系近郊での海賊行為は通報圏内のため即座に沈めて、物資を補給しても、補給中に捕まるから危険である。

 三つ目が特に危ないが、港湾施設を出てすぐの船にはトランスポンダーシステムの搭載で出航後48時間は、追跡されるので発見次第、殲滅させられる恐れもあり、船の出航時期を確認して外部に伝えたものがいるとして、徹底調査が行われる。



 そして今回の襲撃は絵に描いたような危険行為を犯していた。


 ・港湾施設出航後からのストーカー行為。

 ・惑星近郊の資源枯渇エリアとも言われている場所。

 ・智也たちの所属が、現時点で警察行為も許可されている。


 以上大変危険な行為でどれか一つでも当てはまったら即座逃げろといわれている。

 その全てを行い、ビッグネームで脅し、奪いその全てを自分たちの接収分だと思い込んでいらっしゃる。彼らに仕掛けたエンジンを撃ち抜く行為は、明確な戦闘行為の前段階。たとえどんな理由があろうとも、危険な行為であるという1番どうしようも無い行動を世間に垂れ流し放送で、理解している。


「それでどうするんだ?」


「回避を選んでも、厄介事の匂いしかしない存在を此処で処分するのか?」


 ワォ。発想が危ないことを口走っているハイネ。

 まぁ危険な発想ではあるが、宙賊は見つけ次第殲滅か通報で逮捕するのが一般人。

 なら我々はどの立場で、彼らに対処する?



 答えは

【誘き寄せてからの殲滅でしょうね。

 幸いこのあたりに必要な素材はありませんから、特段注意する必要は有りませんが、敵がこちらにノコノコやってきたところで、身分を明かし抵抗や逃げが確認され次第、戦闘で全てを無に返します。


 我々は賞金稼ぎではないので、賞金は出ないし拘束してもすぐに次の引き渡し場所まで行けませんから】


 本当にハイネといいクロといい、君たち発想が怖いよ。


 そんなこんなをやりとりしていたら本当に向こうから緊急の通信が入った。

 どうやらボスのお出ましで、もう逃げれないから死ねとの事。大変危険な発想と今までこんな惑星に近いエリアでしていた行為にビックリのドン引き行為ではあったが、ボスが登場すると。やはり一度港湾施設に一度戻ってから身柄引渡した方が、彼らの捜査の役に立ちそうだな。

 ただ残念なことは、本当にこの辺りからすぐに出れないという事だな。



 時間だ。先程からソナーで船を示す光点がかなりの数出現した。

 もう間も無く、この場所に到着するらしい。

 今支持できることは一つだけ。


「クロ。砲身は直ちに冷却。

 いつでも攻撃できるよう熱源センサーに引っかからない偽装工作を始めてくれ」


【了解】




 どんどん近ずく光点と船の数にちょっと恐怖に陥りそうになったが、どうせこの中の数隻以外沈めるから問題ないだろうと意識を少しだけ切り替えた。



『こちらは海賊バルハタ。直ちに船を明け渡し失せろ。今すぐ明け渡さなければ攻撃する』



 もういいだろう。彼らが逃げれるタイミングも距離も潰せたので、もう逃げれない。


「こちらはゼルセタル航空宇宙軍である。

 即刻エンジン停止を行い、生命維持装置以外のエネルギーをカットせよ。


 さもなくば、君たちを殲滅する。


 各砲塔発砲せよ。目標敵船エンジン部分。

 ミサイルも打ち出せ!」



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