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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「我々のこの世界には数多の人々が住む惑星が多数存在するが、宇宙に飛び出す技術“星を渡る者”とテラフォーミング惑星開拓が出来る技術がないと世界を超えたと言う認識はされない。
私たちは数多くの星を人類が住める惑星に変えてきたことで世界を知った。
他の星々も我々と同じ様なことを行い世界を知るものがいる中で、我こそ人類の支配者だと言う欲張りものが登場する。数千年から数万年と言う定期的な感覚で滅んだり、現れたりするが今回は特にひどくてな。
世界を征服するための戦争なら理解できたが、自分の利益のために他者を巻き込むことを厭わないものや、快楽のための戦争など理解できないものまで出てくる始末でな。
世界が破滅に向かってるのかと思ったが、そんな事はない。精々星系が数個消し飛んだり全てが死の星に変わる可能性が合っただけで、世界はそう簡単には滅びやしない。
それでもそこに住む者の心は、違う。
彼らは生きているからこそ、世界を平和に平穏を望むものが出た。
だが世界はそれを許さない。望むものは殺され二度とその発想が湧かない様に徹底的に殲滅する。過去に何度も繰り返されたことで皆諦めていた。私たちエルフでさえ中立と謳いながら、惑星に近づくものを徹底的に排除した鎖国国家をしてしまうほど心が冷えて固まっていたのだから。
だが、ずっと固まったままでは無かった。彼が現れるまでは・・・。彼がきて直ぐに、我々との共通点を探し出し兄さんと知り合いどころか同じ釜の飯を食べた仲間だと教えてくれた。
当時の写真や映像を見せてもらい兄さんの無事を確認したので、我々は彼をこの星に匿う決意をしたが、彼は嫌がった。
兄さんの故郷を終わらぬ戦争のままにしておくのは頂けないと。
そして今後の目標とともに自分と志を同じくする者たちを率いて世界に喧嘩を売った。
情けないことに、考えすらしなかった方法で彼はアッサリと世界をひっくり返す方法を見つけてきた。
国同士、惑星間、星系間での戦争をしていても、平和を望む者たちや国をリストアップし話し合いでまとめ上げ、望まない国は排除するか追い出して、平和の国を統一という形ではなく複数の同盟国家として線引きし世界を切り取った。
惑星同盟国家という壮大な構想に幻想だという者も少数派いましたが、賛同者は多数現れ、我々も賛同者という形で共に参加できる立場の1人になった。
この同盟には明確な参加条件と参加するための意思が求められた。戦争を2度としないために必要な、武力全てを排除することに賛成するものが、参加条件になった。
世界は今、彼が出した条件の元、軍事力を全て放棄した。その件もあって職を追放されるだけだった者たちは、彼の手引きとも言える方法で、同盟に所属することになった国の軍人たちを全てを掌握し、一塊にした新たな組織を作った。
外を警戒する者、これは惑星同盟国家が定めた国境線共言える場所の警備する者達をいいます。
そして国境で警備するもの以外は惑星同盟国全体の防衛といざこざを回避するために必要負荷欠ではありましたが、内外に知らしめるためにも軍は存在していると見せる行動とも言えることです。
彼らの存在理由はこの二つ。警察も武力と位置付けられたので、放棄され軍と同じ組織に配属が決定した。消防も民間で動かすのが難しいし警察との連携が必要不可欠ということでともに参加することで合意した。その全てが彼が指示する組織に入った。
まだ混乱が多少残っているが1週間でなんとかすると言っているので、君たちは余裕を持って最短2週間、最長1ヶ月後に彼と接触してほしい。
無茶な願いなのは重々理解しているがこれだけの大ごとになると、いきなりいなくなられると困ったことになってしまう。君たちの理解を得るためとはいえかなり無茶な願いを聞いてもらうんだ。コチラには君たちの要求はある程度聞くつもりだ。
だから頼む、もう少し時間をお願いします」
んー。弟のやることは中々に大変だけど、周りの目は自信に溢れている。これは邪魔するのは野暮というものだろう。少しだけ外の世界に行っている間に世界は世界で大幅な動きを見せていた。あと数100年はこのままかと思っていたが、まさか隊長のせいで世界が大きく動かされていたとはな。
ちょっとそこの売店で飲み物とお菓子を買ってくる。そう言って出ていって、ちょっと遅いから様子を見にいったら、売店に強盗が入って取り押さえるだけでいいのに、わざわざ首を突っ込んで店舗の防犯性を高めて、チェーン店の本社にも防犯のアドバイスをしていていつの間にか給料を支払われようとしているところって感じの例えか?
隊長は相変わらず何をするにしても加減を知らないから、大ごとになるんだよ。
どうやって収集しようか、これはかなり奥まで入り込んでいる気がするのは、俺だけの考えになるのか?俺だけじゃなさそうだな。相方も気づいて気不味そうに回収の仕方を悩んでいる顔をしているな。