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親友。ご先祖だと思うけど。やっぱり若いな。


っと、『時間研究所』ここか。


「失礼しm」



忙しそうだな。バタついているな。



「急げ!資料を全部持って行けよ」


「こっちのバックアップ全部取っておけ!」


「あの、ゼス公国官邸庁舎から来た、智也と言います。」


「あぁ、聞いている。えーと、少し待ってくれな」


「室長!こっち全部終わりました!」


「あぁ、じゃぁ、お前こちらの智也さんのためにワープ航法装置研究手伝ってやってくれ」


「わかりましたよ。えーと、智也さん?」


「智也でいいよ。緊急事態だろ」


「ありがとうございます。俺はやーさんでいいっすよ」


「じゃぁやーさん、俺は未来から来た。」


「原因はわかっているんですか?」


「一万四千年後の世界で、消滅プログラムを起動して、1時間くらいかな?それくらいしてから暇だったから壁際で岩石を見てたんだよ。そしたら急にあたりが真っ白になって、最後に部隊のみんなに静止衛星軌道まで退避しておけと命令を出したけど、届いたか分からない。」


「んー。何が原因か聞いた?」


「聞いたとは?」


「えーと、岩石増殖プログラムが原因とはいえ、智也が飛ばされた原因」


「たぶんメインサーバールームの上に時間研究所のテリトリーらしき場所があったのでは?と言われた。た。消滅プログラムを実行すると時間研究所の名残もすべて消滅するから危険なものは残らないだろうと言われていたよ」


「やはり、ここが原因か。わかった。一万四千年は、仕方ないな君には僕の作ったワープ技術を暴走させて、未来に飛んでもらう。技術の内容を全部伝えると、時間がかかるから掻いつまんで話すよ。現在のワープ技術は星系の端から端までの往復で何とか一か月単位までの時間でできるようになりました。未来ではどれくらい時間かかるんですかワープ技術での滞在時間は?」


「星系の端から端までで、3日?4日?かな」


「・・・ワープ空間サービスエリアは継続してあるのか?」


「何それ?」


「・・・廃れたか。」


「サービスエリア?宇宙空間にはサービスエリア(S・A)が存在はしてるけど」


「いいんだ。もう、いいんだ。何も言うな。分かったな。」


「あぁ・・・・・」


「・・・・・いいな。調整はこっちでする時間を教えてくれ、飛ばされた時間から数日だけずらせば大丈夫だろ。」


「14,657年後に飛ばしてくれ。」


「日付は?現地時間か?」


「いや、その場所の星系時間標準時を設定したぞ。」


「それは、エルフの星系で会ってるな?」


「あぁ。エルフの星系は近くにある。確か、あのあたりの標準日は・・・9/25だな。」


「ここは、少しずれてて、一か月くらいずれがあるからそこから逆算しておくよ。海でも観てこい。この星最後の景色を堪能してきてくれ。俺たちの星の最後を。」


「わかった。カメラあるか?」


「最後の景色を取ってきてくれ。言葉はいらない。俺たちにあの海の最後の景色を。。。」


「わかった。行ってくる。」



























「きれいだな」























「だろ、ここは、この星は超文明ではあるが、文明が分かるような場所がないと思わないか?」




「時間研究所くらいかな?」


「ハハッ!あれは、仕方ない。移動が決定する前に事故が起こったからな。あれは無視してほしいな。」


「それで、あんたは?」


「艦長だ。」


「艦長?」


「移住艦のな」


「ここにいていいのか?」


「知らんが、ブリッジから追い出されたから大丈夫だろ。」


「・・・」


「あんたは今回の件を知らせてくれた功労者だろ。ありがとう。」


「普通、こんなに早く移住が決めれるのか?」


「まぁ、普通では無理だろ。だが今は緊急時、全員覚悟はしていたが違う理由で脱出とはな。」


「ガルスモ帝国ってのはどこにあるんだ?」


「ケモミミ王国と言えばいいか?あいつらは力がすべてだから喧嘩をいろんなところに売っているんだ。」




「・・・」


「なぜ?とは聞かないんだな」


「まぁ、そのな。ずっと未来にな、大きな戦争をして、終息したからな。今いろんなことを言うと未来が変わるかもしれないから言えないけど、過去に何度も戦争をしていたようなことを言っていたしきっとこの戦争がどうなったか分からないが、きっと、どこかで有志同盟は伝えられてると思う。帰ったら調べてみるよ。」


「なら、有志同盟ナンバーツー、ウェルロッド=ハウ・インゼク・シェンを調べろ。奴はドラゴンの一族に名を連ねているからな。きっとドラゴンの歴史に乗っているはずだ。」


「わかった。帰ったら調べてみるよ。で、ウェルロッドってあんたの?」


「弟子だ。・・・・・・ん?帰還命令」


「帰るのか?」


「あぁ、じゃぁな、功労者さん。」


「じゃぁな、艦長さん。」




























行っちまったな。















ココは、海を見てるだけじゃ飽きてくるな。













ん?



ハイネが走ってこっちに来てるな







あ、躓いた。











倒れた。






・・・恥ずかしいな。


穴があったら入るレベルで






起き上がった





















「智也、寝る場所言うの忘れてた。」


「だろうな。で、どこだなんだ」






























「ない」
























「は?」























「ないんだ。移動のために、全部撤去した。」









おいおい。撤去しただと、今日と明日の寝る場所あるのか?






















「ハンモックをあとで持ってくるから、それで頼む。食料は自給自足で頼む。図鑑置いていくから自分で調べてください。」

























・・・・おいおいおいおい。














せめて、誰かつけてくれよ。















「わかった。」


「すまんな。飲み物は置いていく水しかないけどな」


「まぁ、あるだけましだからいいよ。」


「じゃぁ、おれ、行くよ。まだ、残っているしな」


「がんばれよ」


「あぁ。」



















ハンモックって。そりゃないだろ。





















29時間経過










「智也!!全員脱出船に乗せたからあとは俺たちだけだ。そっちはどうだ?」


「研究者が言うにはすべては完了しているが、装置を使用するには、ある程度脱出したメンバーが離れないと使えないらしい。大体25~29時間くらいたってからがベストらしい。そっちは?」


「こっちは、周辺の惑星に連絡して、座標とか消してもらうように依頼してもらっている」


「そうか。だから地図にも乗っていなかったんだな。」


「智也のおかげで、全員が脱出できるんだそれで十分だ。」


「有志同盟の件はどうなるんだ?」


「残るものもいるから、あとは任せるらしい。有志同盟の名前通り、同盟主はここじゃないから大丈夫だろ。了承ももらっているしな。」


「なら、帰ったら、有志同盟のその後を調べてみるよ。」


「頼むよ。君の時代に帝国の名前が無いようだからもしかしたら歴史の闇に埋もれたかもな。」


「知ら無いってことは埋もれてるんだろうな。帰ったら調べてみる」










「じゃぁ、招集がかかったから、行くよ。」


「そうか・・・・また、いつかどこかで」


「どこかでな。」










「あばよ親友、智也」




「親友でいいのか?」


「いいんだよ。親友で。」


「じゃぁ、親友、またな。」


「おう。またな。」



























30時間後




宇宙船が空を上がっていく。















100隻以上だな。やっぱり、大ごとだな。惑星全員脱出。

















「・・・・・


気を付けて行けよ。


未来に幸あれ。


航海の無事を祈る!」














さらば!ゼフォリアス人!

誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。


2021/09/04 誤字を発見したため修正しました。言い回しも少し変えてます。

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