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「これよりドラゴンナバロニクスハウウェザー星系秘密工廠より隠れて脱出する。もちろんドラゴンの諸君は気持ち的に嫌な世界かもしれない。過去、君たちは俺を除いたもの達から乱獲された過去があると聞いている。   しかし! 君たちの心の中で今は少し気持ちが揺らいでいる頃だろう。 それがなぜなのかを確認しに行くついでで良いので我々に少し協力して欲しい。



君達の爛々とした目は少し怖いのでもう少し落ち着いて、な?



大丈夫。君たちの横にはかつて乱獲しようとした者達と同じ種族が混じっている。だが君たちも感じているはずだ。この世界を争いで満たそうなんて考える奴のイカれた発想を思い違いだと思わないで欲しい。君達にとって、このドラゴンナバロニクスハウウェザー星系から少しだけ外に目を向けて欲しい。



俺達はある目的を持ってコレから活動していく同士になる!」



「それは、何だ!」



この中でも比較的若い竜が問いかける。 




「惑星同盟国家。同盟国同士が戦争をしないために全ての軍の主導権を解放軍に引き渡し、自国防衛は解放軍から選ばれた者たちで防衛する。今は戦争や争いごとを対処する部隊だけだが、今後は警察消防などもこの組織に含まれるかも知れない超重要な位置どりかもしれないな。はっはっはっはー」



すごく胡散臭そうに見られているが、実際問題そうしておかないと相互理解が素直に行われないのも事実。彼等だけでは対処できないことも一丸となって対応出来る枠組みを、作りたいらしい。現場を知らん奴がしゃしゃり出るなと言われそうだが、俺も少し思ってたから何も言わんよ。俺はね。



「ならば貴様が俺たちを従うことができるのか、勝負しろ!」



「はぁ?」



何言ってるんだこのドラゴンは?顔に傷があるが怖そうな感じはしないから放置していたんだけどもしかして関わっちゃいけない存在だったりして?


「このおバカが!名にいきなり言ってるの!?」


頭を抱える疲れた顔を始めたファルパさん。。。俺に対して肩をトントンしながらゴメンというのはやめて。


「俺にはファルパねぇさん、俺には難しいことは何もわからないけどこれだけはわかる。俺たちドラゴン族のこれからが掛かっているんだろ?なら俺が分かりやすいのは拳だけだ。な?俺とやりあってほしい。お前さんが勝てば俺は下に付くぞ!」


ハイ、脳筋さん。

君には見えていないだろうが、僕は人間。身長200cmもない普通の人だよ?

君は、ドラゴン。身長と呼べない大きな体を全長と呼ぶ。28mほどある。幅は8mほどで高さが18m。


俺を殺すのに巨体を転がせば俺は簡単にひき殺されちゃうということ。君はそれが分からない時点で脳筋と呼ばれ馬鹿と呼ばれるのを甘んじて受け入れろ。


俺を殺そうとする馬鹿なドラゴンさんは今回見なかったことにしようと決意した。だから・・・・


「今回は縁がなかったということでこの話は」


「待て待て待て!!この馬鹿は置いてくれ!世界中の戦争を終わらせるために行動することは、よいことだ!だからだから待って。お願い。この馬鹿の話はドラゴンの中での総意ではありません!」




切羽詰まった顔をするのはファルパさんだけだと思っていたけどそうだよな。この船に必需品なり武器弾薬を積み込んだ後にやはり俺たちは気に食わないと言われてここまで協力していたのに無かったことになるのだけは避けたかったようだ。それだけは許されない行動なのだろうか?


「アニキ。抑えて下さい。あなたがココで無茶をすると外の世界で知見を広めることはできなくなってしまいます」

「そうですよ。抑えて抑えて」

「アニキには特別な役割があるって聞きましたよ。早くいかないと親方衆からどやされますよ」

「バスケアニキを拘束。連行。ここに居れば迷惑の一つ二つ起こるかもと陰で言われていましたが、起こることは起きましたが、大問題が起きてますからすぐにこの場から離脱させますね。さもないと自分。あのお方に怒られてしまいますから」



今までそばで見ていた彼らはファルパさんの総意という言葉にハッとして俺に突っかかってきていたドラゴンを抑えに来ていた。これだけの意見に対して脳筋馬鹿ドラゴンは



「俺に、指図するな!!お前らはいいのか?俺は嫌だぞ。力こそすべてのこの世界においてなんで今更話し合いをしなければいけないんだよ。お前らだってわかっているだろ?過去俺たちにされたことを水に流すんだ。だったらこれがけじめってやつだろ?俺にはそれくらいじゃないと今まで死んでいった仲間たちに申し訳が立たない。




立たないんだ!俺にやらせてくれよ。頼むよ」


そういわれても、俺は君には簡単にやられてしまう存在だよ。それでも君が望むなら、まず


「君は()()()を知るべきだ」





世界。何をもってしてそう呼ぶのかと彼は言いながら俺の視線を追いかける。彼は最初俺の目が合って話しかけているのどと思っていたのだろうが、俺は彼の後ろの人物を見ていた。ずっと、見ていたんだ。黒い鱗に覆われたこの若い竜のさらに3周りほどの巨体を見ていた。



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