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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「オイ、オイ!聞いているのか?ちゃんと聞かなきゃ踏まれるぞ!ここは暗いがお前さんはちゃんと注意して進めよ!この場所にあるものは危険な物しかないからな!物以外にもあるから注意せよ!それ以上にこの場所で気づいたことがありそうだが、教えておくぞ!ここはドラゴンたちも出入りするだから気をつけろよ!おい坊主?何?この場所?知らなかったのか?ここは・・・・」
この場所は、秘密工廠ドック。惑星間航行用の戦争を止める兵器開発や航空機の戦闘機化への兵器転用を主に主軸において開発と実験が行われていた。今現在彼等の母星には不特定多数のテロリストや危険思想を持ち込んで他国との戦争を誘発させようとしている者達が多数いるため、その連中の目から離れた場所で作業していたらしい。もちろんこの周辺は元々ドラゴン達の軽い運動場みたいな形で、自由に羽ばたいても良い場所にしていたおかげで、変な奴らは近づくこともできなかった。そのおかげかもしれないな。
ココで一つ説明しておこう。ドラゴニュートと言うのはドラゴン以外の者たちが考えた空想上のお話だ。
ドラゴニアと呼ばれる種族は、ドラゴンの卵から生まれた突然変異でこの時代において、ドラゴニュートと言う種族は存在していない。そう居ないはずだったんだ。それが変化というか転換点と言うのが到来したのはまさにこの時だったのかもしれない。申し訳無いが・・・・。
零と言う人物が平和のために立ち上がった解放軍のリーダーとしてドラゴン達の星の中でも特に警備の厳重な場所で彼らと意見交換に現れたのはまさに彼らからしても渡りに船だったのかもしれない。子供を産み育てると言う事をひたすらする行為の飽きが出始めていた数頭数十頭数百頭がよからぬ事を考える者達と接触を図る前で本当に良かったと、のちに言われたほどだった。
そしてレイが交渉のためこの場に来た時ドラゴン達はこのままでいいのかという気持ちが再燃し彼らについていくと言う考えの変化が生まれた。
レイと共に来た者達と交流する者も多数現れた。もちろん誤解が生まれることもあったがうまく誤解を解消させていくことで、彼らの中でもドラゴンはそこまで怖く無く全て迷信だと言うことに気付かされた。
それがいいかどうかは知りませんよ。
そうしてそこまで行くと彼らの中で酒を一緒に飲む飲み仲間が出来たり、共にカードゲームをする中になった。もちろん大きな進歩といえば彼ら彼女らの中には、恋人関係になる者達も出て来た。
恋人関係に関しては双方手が早いと周りは思っていたがな。
だけど
「ドラゴンよ。君たちは出産で無く卵での出産じゃ無いのか?」
必要以上に考えてしまえるほど今時間があったとはいえ凄まじいことが目の前で起きているのだ。せめて解説は欲しい。そしたら解説役を回してもらった。
聞いた話では
卵で産まれたものは人化しやすくなったり、人として生まれて来るハーフ系として産まれて来る形の種族が出て来たので、差別を起こさせないために、二足歩行で歩くもの全てを“ドラゴニュート”と呼び、四足歩行で羽があるものをドラゴンと言う括りに変えた所サクッと話が浸透しすぎて、誰も差別で無くて二足歩行のドラゴニュートは保護対象。四足歩行のドラゴンは防衛任務のみで、全ての主導権や権限はレイが持つことにする事になった。
何とも凄まじい連携で逃げ場を作る前に承認すら降りてた。
この出来事は、戦争の激化する最後の戦いの時に発覚し、軽い取り決めが今後の惑星防衛に関する枠組みになるとは、この時誰も予想していなかった。
「さて、この場所のことはわかったが、いつ出発できる?そしてその鞄を見るに君も一緒に来るのか?」
この白衣を来たファルパは首を捻りつつ言った。
「さぁて、俺よりデカいやつを見にいくついでにレイがやりたい事を手伝ってやるよ」
ついでかよ。でも手伝ってくれるならコキ使うことをしても大丈夫だろう。彼は馬車馬の如く働いてもらおう。
ちなみに馬車馬の如くの馬とか違う動物例えは彼らの逆鱗の火種になるらしい。
「これよりドラゴンナバロニクスハウウェザー星系秘密工廠より隠れて脱出する。もちろんドラゴンの諸君は気持ち的に嫌な世界かもしれない。過去、君たちは俺を除いたもの達から乱獲された過去があると聞いている。 しかし! 君たちの心の中で今は少し気持ちが揺らいでいる頃だろう。 それがなぜなのかを確認しに行くついでで良いので我々に少し協力して欲しい。
君達の爛々とした目は少し怖いのでもう少し落ち着いて、な?
大丈夫。君たちの横にはかつて乱獲しようとした者達と同じ種族が混じっている。だが君たちも感じているはずだ。この世界を争いで満たそうなんて考える奴のイカれた発想を思い違いだと思わないで欲しい。君達にとって、このドラゴンナバロニクスハウウェザー星系から少しだけ外に目を向けて欲しい。
俺達はある目的を持ってコレから活動していく同士になる!」
「それは、何だ!」
この中でも比較的若い竜が問いかける。




