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そうして情報を集めてしばし時間が立ったころ・・・・


うーん。この宇宙で戦争が断続的に起こっている中、中立を貫いてきた彼らの足元にも戦争の機運が高まってきているらしい。友の実家だからと手を貸してもいいのだが、あいにく俺自身が今単独で行動して後で本部に怒られないかと一瞬思いもしたのだが、どうしてもこのあたりの星系の位置取りを考えると、電波が入ってきても弱い電波しかキャッチできず、強い電波は星系外に出なければいけないという結果だった。だが星系を出るためにお願いして部隊を一つ勝手に使わせてもらうというのも気が引ける。









って言うことで、彼らと短い間とはいえ共に平和目指す事で共同戦線を張ることにした。と聞こえはいいが、この結果になぜなったかと言うと連絡は着いたのだ。たまたま外円系の外宇宙につながるところから飛来した攻撃意思のないミサイル群が飛来した時に迎撃要員として一緒に同行して、迎撃が終了したあたりで通信をキャッチ。結果から言うとかなり離れた位置にある宇宙ブロックなのだそうだ。行って帰ることはできるが、時間調整をしたいのであればもう少しそちらで活動して時間軸の調査をさせて欲しいと連絡が来た。時間軸の調整自体は通信機に内蔵されているから持ち歩いてくれていればいいとのことだったので、今は肌身離さずと言うやつで持っている。






「おーい、ゼロ!こっちを手伝ってくれ!」 



何気に愛称のようなもので呼ばれてて気難しそうな人たちだけど喋れば十分いい人たちだった。


「ほいほーい」


今は星系内に許可されたもの以外が侵入されないようにする監視装置を置いていっている。これがかなり重労働なんだよな。どうやってかこの場所にあると思われない工夫が必要でバレるとこの監視装置からハッキングされて色々される恐れがあるので十分に警戒しながら投下している。


「れいくーん、こっちでお茶しよー」


麗しのレディが

俺を呼んでいるが、行ってはダメなんだ。最初の一回だけ行ったんだけど、「紹介するね、私の旦那様」とか「この人が私たちの彼氏なの」とか、俺に対しての当てつけか!?ってくらい殺意が湧き上がることになってしまう。しかも男はイケメン。女性は美女。何ツー顔面偏差値なんだとちょっとだけ嫉妬したけど、仲良くなったエルフの話では最近女性陣たちは顔より中身。イケメンに飽きてきてて普通顔が少しだけブームなんだとさ。意味わからんから近づかないでおこうと何気に心に誓ったのはいい思い出なんだろうか?


「今忙しいのでパスで」


だって絶対彼氏、旦那自慢が始まるし。それに、彼らには現状が見えていないのかと思われがちではあるが、そうではない。人という人生の寿命が短い者との交流を大事にする種族なのだそうだ。だからこそ気に入った人物には時間を掛けて、気に入らないものには必要最低限しか合わないんだそう。


だから今現在いろんな人がこちらに接触してきてくれてる。

「やぁ、あきら君待っていたよ。さ、さ、入って入って!」


この池叔父雰囲気のあるミドル叔父様と呼ばれる人物は、ペリオス卿という方らしい。何かの役職についているとかそういうのではなく、戦場での傷が顔に結構深く残っているので、それを見た女性陣たちが興奮して団扇に”ミドル叔父様!”とか”LOVEおじ”とか”愛してるってペリオス様!”と書かれた団扇を彼とすれ違い後ろに言った瞬間に出してくる。最初は隠れてやっているのかと思っていたが、この人の感は普通の人より感度が高いせいもあって結構最初の方で気づいてやめさせようとしたのに、奥さんに止められたんだって。ワイルドなミドル叔父様とイケイケ風の奥さんのもとで生まれた子は二人の反面教師を抱えていたことも相まってしっかり者の娘さんなんだそうだ。彼女の怒りを買ってしまうと、しばらく口をきいてもらえなくだけではなく、家にも食卓にも呼ばれなくなるほど怒らせてはいけないらしい。そんな彼女は今年で12歳。


「あらきお兄さん。こんにちは」


「・・・ハッ!こんにちは」

ついつい可愛さのあまり頭を撫でかけたけど初対面の人に頭撫でられたくないよね。


「サーシャ。自己紹介できるかな?」


「できるよ。私もうお姉さんになるんだから!」


お、初めて俺に目を合わせて自己紹介してくれ・・・・目はちょっとだけ違うところに向いて照れてるな。かわいい。


「サーシャ・リーネ・A・ペリオス 12歳です」


「こちらこそ、初めまして。もとや・あきら です。よろしくね、サーシャちゃん」



ハイ。と言いながら小さく照れて顔を赤くしてお父さんのズボンの裾をもって後ろに隠れてしまった。そんな彼女をほほえましく眺めていると、ペリオス卿がちょっと今やっている仕事のせいで手が離せなくなってきていて、彼女の面倒が見れなくなっているのだそうだ。この後少し子供にはきつい場所を何か所か回らなくてはならなくなってしまったとかで、娘さんであるサーシャちゃんも了解をいただき一緒に居てほしいいと頼まれた次第です。


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