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書き溜めはしていますが、更新ペースは遅いと思われますが気ままに見ていってください。

「ゼルセルタ航空宇宙軍 特殊特務大隊 専用コールセンター エルフリーデン星系 通信指令室 ハルトです。どの部署にお繋ぎしましょうか?」


「現在第七大隊で調査、探査中の惑星、ゼスの調査・探査が終了しました。完了の報告をしたいのですが」



「わかりました。まず一つお聞きしてもいいですか?」


「どうぞ。」


「では、調査完了とのことですが現状どれくらいの居住が可能でしょうか?」


「イオ。現在岩石消去はどれくらいだ?」


【現在、28%完了。残り72% 5時間で全岩石が取り除かれますが、時間研究所の空間は取り除かれてから下に落下した場合20m落ちたら下に被害が及ぶということを当時から言われていたため消滅プログラムが発動します。】


「了解。

ハルト殿6時間以内には居住が可能な惑星になります。」


「わかりました、これから、どれくらいの引継ぎを行いますか?発見、調査・探査を第七大隊が行ったことは確認が取れています。場合によっては第七大隊の本拠地に惑星改造してくださっても構わないのですが?」


「現在分かっていることだけお伝えすると、

1.岩石増殖研究で暴走してしまい、硬化するまでに1万年近い時間が要すること

2.ハイネリック・アリアン・V・ラングストンこの人物のかかわりで指揮権が第七大隊の智也・ルルーシュ・ラングストンに全権が委譲されたこと

3.AIプログラムに近い自律発動型AIプログラムが生きており、この星から離れて、行動を共にしたいこと

4.空母型をプレゼントしてくれること

以上になります」


「コメントしずらいのですが、取り合えずわかりました。

えーと。皆さんはとりあえず衛星軌道で待機して後続隊に引継ぎをお願いします。その時ほしい情報など必要なものを言ってください。手配します」


「わかりました。通信終わり」


「通信終わり」




「総員何かあれば上空静止衛星軌道上まで待機、待機日数は最低でも30日だ。クロの指示を最優先。次に元四大隊の隊長に指示を仰げ、以上だ。わかったな」



「了解!」



















・・・・






















あぁ~、待っといてかぁ~俺たち、メインルームですでに1時間待機しているのに、あと4時間以上待機とか暇すぎるぞ~


【あの、この星の住民が脱出する直前から今までの現状を簡略的に話せますが聞きますか?】


「寝物語としては聞いておこうか。みんなは休憩していてくれていいぞ。クロはデータ収集ついでに話も録音よろしく」


【わかった】



【では、まず今何年ですか?それを聞いて時代をわかりやすくします。】


「U.C.1812 9/24だな。時間があっているなら。」


【では、少し調整しますね。年号はU.C.表記に変更します】


「頼む」


【U.C.12,845 今から14,658年にあたる年です。】


「途方もない数字だな」

一万年。人類が離れても現存する建物もあったということか。


「この星の住民がトラップ好きなのは正しいのか?」


【正確には危険なエリア、立ち入られたくないエリアには協力な罠。いえ、トラップが使われていました。ですが、さすがに共用部では用いられていませんよ。例えば直接、研究施設とか星の顔としての機能を持つ場所からの脱出口出口などからの侵入をした場合はすべての罠が起動します。普通に降りてもらえれば、機能しませんが】


・・・起動させた、か。



【私自身AIプログラムとして始動されたのは最後の住民がこの星を出るタイミングでしたから。ただ、不可解な点が一つ。脱出艇が出発してから、30時間は時間研究所にかかわるすべてのセキュリティを解除しておけ。という意味の分からないものでした。】


「30時間以内に何があったんだ?」


【爆発しました。当時の資料は抹消に近い形でしたから、研究成果は爆発時にひどい時間誤差が発生、その数時間後に実験物質の勢いで埋もれてこちらの管理を離れてしまいましたが、ある程度は確認できていました。爆発の影響で地殻で動いていたプレートが猛スピードで不規則に動き回るようになりました。そして時間が狂っているようで、そこに存在していたあらゆるものが時間の影響で荒廃していきました】



「B班の乗っていた地面もその一つなのか?」

よく動いているプレートから脱出できたものだ


【いえ、あれは動くというより、地殻の上に乗っている時間研究所と連動して動いていましたから】


「よく、B班無事だったな」


「・・・」


【運がよかったでは済まないことですがね?】


「そういうなクロ」




【続き、いいですか?】


「あぁ、済まない」


【いいえ、大丈夫です。まぁ、あとは語ることも少ないのですが、当時残っていた資料、ゼス惑星の住民の残したデータなどで人類を学び、人格を形成していって指揮官殿に出会ったですね。



ちなみに、実験物質についてですが、ゼス惑星全体に広がったのは、人類脱出後3000年後ですけどね】


「・・・」


【・・・・】


「「笑えねぇよ!!」」


「いやな暴走だな。止められなかったのかよ」


【当時、止めようとしたようですが、気づいて停止装置を使って止めようとしたときには飲み込まれて使えなかったそうです。ですので、消滅プログラムはメインサーバールームで保管。来るべき時が来たら実行する。ということが決まっていたそうです。ただ、下手な人物に解除されるのも危険だということで保険をかけていたそうですが】


「それが、俺ということなのか。」


【智也、なぜ君が指揮権を持っているのかお母上殿に聞かれたほうがいいのでは?】


「聞かなかったとでも思ったのか?さっき聞いたけど、年表と家系図を見ないとわからんと言われたよ。」


【・・・すまない。そこまで古いとさすがにわからないとは気づかなかった】


「いいんだ。また、爺ちゃんにあったら聞くさ。」


そうなんだよな。俺が何故、指揮権を委譲されたのか聞くためには家系図より当時を知る人物に聞くのがいいんだけど、戦争を知っている人物は、もう残っていないと記録にあるらしいし、戦争前に生まれていた世代でも、100歳くらいの年齢のエルフだと人間の寿命で10歳。今だと、それくらいで宇宙に出ても何も言われないそうだが、当時は戦争中だったし知らないか。





仕方がないな周りの調査だけでもしておくか。


実験物質、危険でもありながら、岩石ではなく、貴重な鉱石なり、木材、燃料を生み出せるとしたら貴重な資料になるだろうしな。


でも、残念だな。歴史を知っているというイオでさえ直接インプットされたデータとたぶんある程度の資料、データを破棄してから閲覧許可を出していそうで、何があったのかたぶんわからんな。責任者にも今更会えないし




「そういえば、ここに入る前にあった家は一体何だったんだ?」


【家、ですか?】


「あぁ、二人で住める程度でありながら、この星の入り口を隠すように建てられていた建物だ。」


【少し前に何かをされている人たちがいたようですが、私自身最奥にいましたし、危険な場所に入らずにしばらくしたら、見なくなりましたから分かりませんね】


「そうか。何か知っていたのかな。」




「隊長!自分小腹がすいたので食事を作ってもいいですか?」


「いいぞ、全員分頼む」


「了解であります。」


「俺はちょっとその辺にある岩石の調査に行ってくる」


「お気をつけて、」


【危険なプログラムではないので岩石に触れなければ、何も起きませんからそこだけは注意していてください】



「わかった」


んー。やっぱり少しずつ消えているようには感じないな。上から消えているんだろうか?



























!?





「まぶしっ!!」



「隊長!」


【智也!】


「大隊長!!」


【指揮官殿!!】


「お前ら、さっき言った命令を遂行しろ何があってm」





「「「【消えた】」」」


【消えた、というより飛ばされたというデータが入っているんですが】


【どういうことですか?】


【結論はわかりませんが、消滅した、というわけではないとだけ。後はデータが足りないので正確にはわかりませんが、たぶん上のほうにあった時間研究所と何か関係がありそうだとしか言えません】


【まずは、消滅プログラムが停止するまで待つしかないようです。すいませんが、私、クロは副長権限を用いて、艦長に命じられた30日が過ぎるまで惑星軌道上で待機します】



全員「了解!」

誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。

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