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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


・・・・・・・。

設計者?宝箱?どういうことだよ!?


「あー、うちの部署では見かけないから知らないよな?俺の艦とか所持している武装とかはこの自称マッドサイエンティストが製作しているんだ。まぁ自称で通称は魔女。君も聞いたことがあるだろ?普段は俺の自宅兼研究室にこもって何か作業してるんだけど、俺が休みを取ったと知って面白いことをしようと提案して、それに乗ってきたってわけ。ちなみにちゃんと確認してからここにいるし、君の部署以外は理解ある共通の友人からの協力でこれからやる実験で実証実験をやるんだ。これが成功すればこの先多くの移動時間で消費してしまった無意味な時間をすべて回収できるという素晴らしい開発結果を世間に見せつけることが・・・・」


珍しく隊長がうんちくを垂れている。そしてそのうんちくがなぜかこの開発者のちびっ子にさえぎられる。


「能書きはいいから始めるよ。名前は?」


「ハイネです?」


「そうか、ならハイネ?こっちに立ってこの赤いSTARTというボタンを押してといったらおしてね?」


不安な箱のボタンを押せと?となりにあるボタンは”自爆”と書かれたボタンがある。相当不安が残る出発になりそうだ。


「ちなみにこれが成功したら、基準となる場所に戻ってくるための装置なのか?」


ちょっとだけ考えてしまう機械だと思い、隊長に確認をとる。だが、答えたのはちびっ子だった。


「いんや、それだけ定期的に起動させるのはマズイ。それ以上にみんなの時間軸がおかしくなるから今回だけ特別に起動しているが、本来の目的はこれから遠征させる部隊に持たせること。それも遠征部隊が任務に成功するなら使用することはできず、使用条件も厳しくするはずだから大丈夫のはずだ。今回の使用目的は正しく機能が動いているかの実証実験を行うことを念頭においてのことだからね」


「なら本来の用途は?」


「遭難や迷子の時に使用されることを目的としている。


1.遠征途中でブラックホールや宇宙の墓場と呼ばれる空間に落ちた場合や天体重力に捕まり行動不能に陥る時。

2.迷子という言葉が幼稚に思えるだろうが、実際は宇宙と宇宙のさらに先、こちらが把握できているかわからない状況で助けに行けない場合に使用されることを目的とする。


この状況下以外での使用は不適正利用とされて厳しい厳罰、罰則を与えらることになる。



君にこの装置の使用が来ないことを祈りたいが、別の惑星に突然降り立ち現在地もわからないから使用するというのでは行けない。必ず状況を確認して周辺の情報収集とその惑星に我々が拠点を構えていないかを確認することが大事だからね」


「あー」

ということは最近建てられた、もしくは船舶に備え付けられたって聞く無線送受信装置とやらはこれを意味しているのかな?


「おいおい、そんな話俺は聞いていないぞ?」


隊長が休暇でいなくなってから数年後に採択されたことですしね。あれ?でも確か八年前に緊急時の手順書が一新されてどうしても帰れなくなった又は生命・身体的危機に陥った場合使用することができる装置を全隊員に配られていたけど・・・・・・・・「もしかして」



「あぁ二人はことの成り行きを知らないんだね?多分ハイネ君は今気付いたようだけど、ここでネタバラシ。今から戻れるのは1番機械に負荷をかけなくていい9年後の世界となる。ハイネ君がわかっていると言うことは8か7年の間に実装装備されたんだろうね。そしてもう一つ、これについては結構前から行われていたことなんだけどね、転移事故というのが一時期頻発してた時期があったでしょ。それを解決するためにどうしてもやらなければ行けない事があったんだよ。もちろん惑星に拠点があれば認識番号で帰宅できるようにすることはできるけど、もし拠点がない場合どうすればいいか。宇宙に対して緊急信号を発すれば緊急通報窓口から近郊にいる部隊が手配されて救助に向かうということができる・・・はず。なんだけどこれに関してはまだ実証試験が済んでいないからまだできないね。



でも、この装置と兼ね合わせればできるはずなんだよ。できなきゃ行けないんだけどね。だから帰ってからが本番。てことで、帰るよ二人とも」


そういい、ちびっ子はコックピットに向かい、隊長はフリーズしていた。


「え?緊急信号発信と緊急通報窓口開設?それにこの機械を使えば元いた場所に戻れるってこと?いやそれはそれで面倒じゃないのか?救助部隊も作ったの??承認は誰が出したの・・・俺?俺ココにずっといたよ?」



「言われてみればそうだよね。君ここにずっといてお昼はプールに海と泳ぎまくり、夜は華やかな景色を見ながらのディナーとカジノに入り浸っていたもんね?どう、満喫した?した?」



隊長の認可が降りている気配のない行動に隊長の戸惑いが聞こえてきて、それをさらに煽るちびっ子さん。でもねお二人さん。俺はこの場所から動くことができないと理解してほしい。早く動かすなら動かして次に行きませんかね?ほら管制塔から動くなら早く移動しろとか言われてるんじゃないんですか?言われていない?この船の登録が軍艦だから向こうが気を使ってると、はいはいそうですか。管制官さんお疲れ様です。この人たちは本当に。





















「だから!


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