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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

やっぱり人の手でなければいけない作業が存在するのは昔から廃れない技術面。ミリの世界、マイクロの世界、ミクロンの世界。これはどれをとっても感覚でやれてしまう人間の方がスゴイし何より専用工作機械の出し入れ無しに出来てしまうと言う利点だ。


疲れ果てることもままあるが、この業務だけは人がやるから、ハイネにも手伝って貰おう。



やることといえば他には、報告書作成も必須だな。あーあ描きたくないでござる。



書きたくない(正解)描きたくない(不正解)


「なんだよクロ?独り言に突っ込んでくるなよ」



ははは。君には驚くことが多すぎるな。興味がさらに追加で湧いてしまうよ。君は驚くだろうが、今回はイネから聞き出した過去の話に君は、興味を示しただけだったが、彼の話を聞いて私は少し思ったのだよ。もしかしたら、智也の記憶を取り戻せる機会がそう遠くない未来に待っているのかもしれないとね。もしそうなった時、君は私たちを受け入れ共に一緒に行ってくれるかな?




この旅路の結末には悲惨な未来はいらないはずだから大丈夫なはずなんだが、不安だな。








その後みんなで、今回の結果を語り合うと言うことで、王宮に呼ばれて語り尽くすために食堂でワイワイしていた時だった。



白い凍りついた箱が見つかったそうだ。凍りついた箱の動力源は、生きている磁気兵器から得ていたらしい。中には何が入っているかわからないが、明らかに禁止されていた物品のはずなので、王宮内にいたお歴々に確認のため兵士が入ってきたらしい。



「智也隊長殿。

我々が帝国の属国のような扱いで生きていた時代に幾つかの禁制品として指定されたものが存在していた。薬物など多分今もあるであろう物品の他に特殊な用途で使われ、非人道的でかつ著しく生命の危機を脅かす。と言うことで、帝国が人道的と認定されるまでは使用を却下されるものがあったんです。そして、その物品が磁気兵器の動力源近くから見つかり、今なお稼働中だそうですが、これが厄介なものでしてもしこの兵器が実際に稼働していたとすれば中にいたであろう人でしょうだその人物は死ぬこと間違いなしの物です。これがもうじき開封されるそうなんですが、智也隊長たちの世界では、、、、」



急に大臣の一人が深刻な顔と共に兵士から指示を仰いだであろう内容を説明し始めた。そして歯切れが悪い。


「世界では?」

【続きをお願いします。】



「_____です」


声、小さい。もうちど聞き直したら


「コールドスリープです。我々がいた時代ではいまだに完全冷凍睡眠技術は確立されておらず、長期間人体に影響のない液体を体の内外に満たす技術も拙いながらも確立させてようやくと言った代物ですがその技術で五十年冬眠と同じ状態を維持できるだけの技術はありました。我が国では使用はおろか製造もできませんでしたが、帝国の富裕層では流行っていた代物です。ですが、磁気兵器の中にあったものは存在してはいけない冷凍睡眠機が存在しています。我々の技術では、冷凍後解凍すると生命活動を始める前に多臓器は解凍中の膨張で破裂あるいは損傷を受け、血液なども沸騰して爆発するか、砂のように二度と元に戻らないかのどちらかなんです。




お願いです。そんな機械に人が入っているという状況に我々が思い当たることは二つだけ。その兵器の起動時のスイッチか製作者かそれに近しい人の処分を兼ねて放り込まれたかのどちらかでしょ。ですが起動させるそもそもの物理キーはすで破壊されたと聞きましたからもうそちらは大丈夫でしょうが、それなら」


「製作者か開発者ですね?あなた方はその人物を今後どうされるおつもりで?」



大臣も女王陛下も顔色が悪いが自国のために使わせるために酷使させるとか逮捕させると言うことではなさそうだった。


「その、多分なのですが私の父の関係者かもしれないのです。山頂に存在していた大型機には私も見覚えがありましたがまさかと思っていたんです。ですが、帝国が最も毛嫌いしていた冷凍睡眠機を兵器の中に仕込むことに殺意と悪意しか感じませんね。


ふー。掻い摘んで短めに話しましょう。



彼はこの星の隣にあった惑星出身者で、今はもうない惑星の住民です。当時その惑星の地軸に誤差が生じ数100万人が死滅しました。それを治そうと無茶をしてさらに被害が出てしまい、最終的に数千万人が死に絶え、地殻が崩壊、惑星がゆっくりと自壊していく様を見せられました。そんなことを他の惑星でしてほしくないという決意のもと国に願い出て当時最高峰だった帝国技術局に就職を果たしました。そしてその研究がもうスグ実ると最後の通信を最後に連絡がありませんでしたから、おそらくその冷凍睡眠機に入っているのは・・・」



ここまで語らせて少し、話の内容を処理していたクロが喋り出した。解決策があればいいんだがな。



【我々には冷凍睡眠から目覚めさせる技術は持ち合わせています。その応用技術が睡眠学習ですから。ですが、どうやって冷凍させたかで解凍方法が変わってきますが、何かご存じはありませんか?】


さすがだな。もう解決策があるのか。




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