表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
344/450

344

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


連絡を入れた後に武器弾薬が輸送されてきたので運び出しと攻撃を交互に行うことにした。なお現在はハイネと智也でバリケード越しから銃弾を砲火を浴びせているところである。10分交代だ。一人は監視役として回すように配置している。





「えっさ、ほいっさ」


ダサい掛け声は、まさかのクォーツ。彼自身現場に立って戦闘をこなすことはよくしていたが、実質指揮官として前線に立つことはあり、たまに予測が外れて近接戦闘はこなしていたが、こうなんていうかがっつりと戦場の前線に立って自分が攻撃の第一人者になることは何十年ぶりという心境らしく、かなり驚いた眼をして、「今はこうなっているのか」とか「ほう。この歩兵工作専用装備でここまでの技術を出してもいいものなのだろうか。私なら投棄目的で廃棄品とまではいかないがいつでも廃棄可能な装備品を出すな。でも考えればそんな装備品を出して戦う者たちは自分の命を・・・・」とまぁ装備の革新に驚き、自分との差をえらく驚きつつも確かにあの時の反発はこういうことだったのか、という経験からの実体験を味わい今この場所で初めて分かったという顔をされている。それでも廃品を渡されて戦う場所に出たであろう反乱軍はかわいそう。という顔をしていたら、当時を知るハイネがこっそり教えてくれた。


「実際は現場にそんなゴミ兵器が行く前にある程度まともな装備品がわたっていて、司令部とか攻め込まれない場所とか訓練施設で使用されるように事務方が調整してくれていて、本当の戦場ではそんなことはなかったな。前線部隊出る全員はなんでちょっと古い装備品が渡されていたのかの理由も添えて提供されていたから、誰もクォーツに文句は言いに行かなかったがな」


ま、俺もわかるけどさ。攻め込まれていてこの場所を放棄しなければならないなら武器などの最新兵器はどうしても確実な破壊をミッションに入れるがそれでも現場のことを少しでも思うならもう少しでも彼らには生き残れるだけの装備品を渡すと思う。巡り巡って自分で使用する可能性もあるし。



【智也。現在届いている残段数は40%を切るところだ。これ以上戦線が長引くなら現在のバリケードをもう少し厚くして敵ロボを行動不能にできるように足などを撃つ方針に切り替えたほうがいいのではないか?】


確かにクロの言っていることは理解できるしもっともなのだが、あの敵は多足型。要するに、虫でも足がいっぱいのやつにぼくのこのちんけなじゅうじゃやくにたちませんよ。それに見ないようにしてたたかっているということを理解してほしい。きもちわるいもん。


「どのあたりを中心に狙えばつぶせますかね?クロさん」


「やはり右か左のどちらか全部を破壊すれば動けなくなるのでは?虫もあり得そうですし」


ハイネとクォーツの敵のつぶし方講座の質問に対して、クロはというと

【虫という本来の生物ならそれでも可能かもしれませんが、アレは生物ではなく人工物です。間違いなく足をすべて根こそぎ消し飛ばした時の対応などもプログラムされているでしょう。その対応までしなければ実行に移すのは危険でしょう】


もっともな意見はいいが、対処できる項目を消していく消去法はどうなんだ?もっとアイデアを募らないとこちらがジリ貧になる。

今、追加で弾薬が来たがこれは弾薬というよりもむしろ・・・・・。


【ちょうど装甲車が到着したようですね。このバリケードよりも性能は上でしょうし、中の生活空間も中々のものです。この装甲車なら弾薬もオートでセットできるようにしておきました。ある程度ならば自動掃射もできるでしょうから一度一息ついてください。今後のことを相談しましょう】



やっと一息ついて改めて敵の戦闘データを分析に回していたやつを皆で確認し始めていくと、足を狙った攻撃はかなり危険だということが分かった。X線で調べたものだとわかりにくかったが、あの足は破壊されると気化した毒成分で周囲にいる人間を殺す毒や、酸化成分を配合された特殊溶剤などが使われた危険な物質体だったのだ。これで足をつぶす作戦はついえたように見えていたのに、赤外線で確認した項目によって簡単に敵を無力できることが分かったのだ。


それは、極低温の液体窒素を限界ぎりぎりに圧縮してぶつけるというもの。危険極まりないがこの方法をとったことで起こる敵の行動は一時的に機能を停止することが分かったので実行することにした。


「や、やるぞ」


『おう。ガンバ』

『そのまま真っすぐ行くと敵2体がいるが大丈夫。今のハイネなら見つからないから、液体窒素圧縮砲をに打ち込んでこれるよ』

『【ただし気を付けなければ自分の皮膚にでも付着すれば2度と剝がすのは難しくなりますが、あなたが圧縮砲のトリガーを引かなければ装甲車のカギは開きません】』


無茶苦茶ではあるが、くじで負けたハイネが悪い。そうこうしているうちに、準備していた圧縮砲はすべて打ち尽くし白く濁りの見えない彫像になったところでこちらからの砲撃で粉々にしていく作業を開始する。この作業をする直後に文句が聞こえたような気がしたが、気のせいだ。あんな場所で凍った物質を頭にかぶる馬鹿などいるわけが居ないじゃないっか。いたらそいつのかみはしばらく皮膚からはがれなくなるし、剥がれたら、その髪は毛根ごとなくなってしまう。時間を掛ければもしかしたら毛根も復活するかも




鴨鴨鴨。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ