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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。



それから数年が立ち、我々と思いを同じくする者たちが帝国に反旗を翻し、独立してくれた。一つ二つではなく、たくさんが離反してくれたことによって帝国の繁栄に陰りを生ませた。



そのあとのことは私は知らない。ゼス惑星が本拠地としてふさわしいとにらみ各方面に対して私が地中深くに潜り、表舞台からは姿を消したからだ。



そして、智也と出会いそして別れたのち、我々と友誼を持てるまでになった」





【ちなみにあなたが最初に参加した作戦は?】


「繁殖から販売まで一手に手がける生誕の星。ステーク。


同胞を救い出し、私を買った資産家と共に出る予定だったが資産家の彼は私に渡せるだけの資産を渡して自ら星と運命を共にした。何年か後に知ったことだが、彼自身末期の病気で後数ヶ月しか生きられなかったそうで、帝国を恨んでいたこともあって反乱組織にコンタクトを取り機会を伺っていたそうだ。


そして彼の家族も身内もいなくてハイエナのような連中しかいない中、私を一目見て本来なら買う気もなかったのに私を競り落としたそうだ。きっとアイツは大物になるぞ!と周りに言っていたそうだ。



確かに大物になったな。反乱軍のリーダーとしてだが。


そして数々の戦場を渡り歩いて数十年後に、ハイネに会った。

あいつとはそこからの縁だが、私と出会う前の彼は一切不明だった。今でもアイツの過去は教えてもらえず常にはぐらかされてるからな」



【分かりました。現段階では白よりのグレーということになりますね。これから先であなたの身の潔白を、証明してもらうしかありませんね】




辛い過去を淡々と喋っていた。彼にとって初めての体験が多々あったにもかかわらず。それ以上の辛い経験をしていたのかもしれないですね。



「ありがとう。私にとってここまで話せたのは、君のように私を客観的に見てくれているからなのかな。私の原点だったあの場所でのことがあるからこそココまで話せたんだろう」


【私はそこまで客観的に事実だけを見ていたつもりはありませんでしたが?】



「それでもだ。そのあとのことも少し話そうか。あちらもまだ時間が掛りそうな様子だろうからな」





そして、さらに辛く苦しい話をして言ってくれている中でたまに出てくる彼のホッとした話を聞くうちに彼の話が終盤に差し掛かる。



「そして最後の最後に、俺を炙り出す作戦がそこらじゅうで行われることになったんだが、奴らは簡単にこちらが張った罠に手を出してくれてな・・・・そのあと次の手を考えているときに智也と出会ったんだ。



最初、あいつは意味不明なことをほざいていたが、今にして思うと事実だったんだな。それが分かっただけでも良かったし、あの惨劇もあの後起こったであろう決戦も私は見ていないからわからないが、今現在数多くの古文書や歴史書、遺跡などを確認してても当時の状況さえ見つからなかったところを見るに完膚なきまでに帝国の存在を消し去っているようだな。もしかすれば彼らの星すら星系ごと抹消されている恐れすらあるな。今と昔で確かに思い当たる星系がないのは不振に思っていたがもしかしたらそれが原因の可能性の一つなのかもしれないな」




そう、最後に締めくくりクォーツは後ろに寝転がる。ただし、この場所が平たんであり何も置かれていなければの話になる。


実際は何かの機会・部品・コケ・その他いろいろなごちゃまぜの場所に寝っ転がるんだ。そうとう背中は痛そうではある。






そしてクォーツが昔話をし始める直後にまで遡る。


「で、ハイネはどうして反乱軍なんかに参加してたのさ?切実な思いがあって反乱軍に参加してる雰囲気じゃなさそうだったじゃん」


そう、次に事情を聴く相手はもちろんハイネ。


「そして語られ始めるハイネの過去とは!?」

「何様目線だよ」



「俺様目線。」


偉そうに言った智也に対して苦笑いのハイネはしゃべる始める。


「( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。





まさか久しぶりに過去を思い出すとは思わなかったよ。



そうだな、どこから話すべきか。



俺の生まれた故郷はわからないんだ。こう伝えてしまうと生まれが宇宙とかいろいろ思うだろうが、実際にはちょっと特殊な事情でな。



俺も智也と一緒なんだと言えばわかるかな?」


「一緒って?」


「記憶が無いんだ。智也も言っていただろ。知識としての学力はある。覚えたことだらも大丈夫。だけど人の名前なんかは顔すら覚えていない。この出来事を智也や周りの人間から聞いた時に思ったことといえば、あー俺と一緒なんだろうなと思ったことが一つ。そしてもう一つは記憶消失になった出来事というか場面はまるっきり一緒どころか少しでも似通っているところは無い。俺は気づいたら宇宙を漂流していた。数日しかない食糧で争って残っていた面々を宇宙に放り出して一人で居たのか、元から一人だったのかは不明だったが、内部に存在していた生命維持装置や航行システムにも一部障害が出ていた。



そしてあと数日で俺の命の日は消える直前だった。そこを助けてくれたのがクォーツだった。ただそれだけだな、そのあとからはあいつと運命を共にしているってところだな」


はぁ。なかなかにすごかったのか?


「そんな顔をするなよ智也。俺にとっては、

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