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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


「おーおー、この紋章は」

「やっくんだな。やらかしてくれたな、あいついつかこ」


「お前ら何年前の人物だよ?もう死んでるだろ?」



そして、この山頂にまでハイキングで強制連れてこられ、その結果仕様書を発見したが・・・・


【解析完了。  磁力兵器だな。気分、悪くなっていないか?】


「『えっ?』」



クロに意味不明なことを言われて4人で首を傾げた。


クロの解析結果がかなりヤバかった。



1.惑星破砕収束弾。という名の別兵器になっていたこと。

磁力兵器。


2.では、磁力兵器とは

惑星の地軸をいじくりまわし、惑星に対して不規則な自転を引き起こし惑星内部から引き裂き崩壊させる代物。ゆっくりとジワジワ惑星を崩壊させていく。そして磁力があるので、体感的に吐き気や嘔吐などの体調不良が起こり最後には体が動けなくなる。


3.全面的に製作・使用・破壊 の禁止。

さて、この解析最後の文言。


・製作の禁止。

死の兵器を作ることは世界の敵。


・使用の禁止

惑星が崩壊するのだ。生きとし生けるすべての生物の消滅をさせる兵器など世界の敵だよね?それに使用した国は世界中からの報復攻撃を受ける。


・破壊の禁止

使用していなくても、破壊するだけ一瞬で惑星が崩壊する。使用するとジワジワゆっくりなのに比べれば一瞬で消えてなくなる。衝撃はすら怒らない。




こんなヤバい兵器を解体もできないとか、ここにいるだけで危険なのでは?


そう思って逃げ出そうとしたら、クロから追加情報が与えられて、とどまることにした。


【申し訳ないが、その磁力兵器は破壊というより無力化して帰ってきてほしい。星を破壊するものではなくて、星系破壊兵器にまでレベルアップしている。ということだ。そしてさらに厄介なことに爆発半径はこの星系の直径がちょうど爆発半径くらいの大きさになる。なので、これから指示するので磁力破壊兵器を術式解体してくれ】



「ん?術式解体とな?」


ハイネが興味本位でクロに尋ねる。


「ようわからんが、そんなもので簡単に止められるのか?」


そして反乱軍のボスが質問してくる。

で、俺はこのリーダーの名前をド忘れしてる。もう一回名乗ってくれんかね?


「ハイネもえーとお・・・・りーだー。ちょっと黙っておこうよ」


「おい、貴様やはり俺の名前忘れてるんじゃなかろうな?」



わーお。怒らしちゃった。


「ハハハハ。そんなわけないだろう」


軽く現実逃避を実行してみるが効果はないだろうと思っていたが、拗ねてしまったリーダには今何を喋っても返答してくれなくなっているからしばらく放置で。



それよりも制御装置の在処を確認しに来たがやはり絶望的だった。周囲の物を有りったけ引き寄せるという暴走が起こった時に竜巻のように巻き込んだ大岩が制御室にも雪崩れ込み、強制停止スイッチはそのタイミングで押されたというより岩が押し潰したことによりスイッチが入ったようだったが、制御装置だけはどうにもなりそうになかった。こちらは未だに稼働している燃料を抜き取りたいが真っ直ぐに抜くための筒が変形していて抜けないのだ。中身をストローのような物で吸い出すか、中和剤を入れるのが被害がなく影響なく無事に帰還できる手だろう。


そこで原料の入った燃料抜き取る工程より中和剤を入れる準備を始める辺り最初からある程度予測を立てて順番を決めていたらしい。



クロからはその後本来の兵器の使用を行えばどうなるかの結末を教えてくれた。



【まず周囲の物や地面を削り取る形で消滅させて地下深くに収束弾を送り込む。それが第一段階。


第二段階は、周囲にいる生きとし生けるもの全てにとっては残酷かもしれない。地軸を利用した造山活動を始める。つまり大陸や地形そのものを弄り、惑星破砕した時に宇宙に散らばらないように整理するのが目的。


第三段階目が最後の活動。惑星の中心を刺激してからの惑星崩壊現象を利用した星の分解作業。効率よく資源を回収してその場所にあった全てを回収できるだけ行う。





正し、この正規手順が使われたのは全惑星破砕収束弾のうち、8回。5回は成功、3回は反対派などの抵抗に遭い阻止される。


1回は、第二段階で停止

2回目は第一段階突入前のタイミングで決死隊が止めた】



なかなかの代物だな。だが3回目は?


【3回目に関しては酷いものだった。












死者77億人】




「え?」



どういう事だよ?使用されてしまったってことなのか?


【終末の惑星ではなく人が数多く住んでいる星に対して戦争の道具利用目的で使用されて、第3段階目に入る直前で停止したが、止めに行ったものも死に、戦争を仕掛けられた側は戦争継続ができなくなり、事実上の国家崩壊で戦争利用に対して効果的に使えるとして力のある国が力のない者たちか、統治するために使用され始めた。



それを停めたのが当時王国の王位争いをしていた王太子を含む王位継承権を持つ者たちだった。




自国すら使用する兵器を、使用中断に追い込む為に反乱を起こして政権を獲得して全宇宙に使用停止と製造の禁止を言い渡した。


それが】


「製作・使用・破壊の禁止 か」



そんな思いがあったからこその三原則か。





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