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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「陛下、一つお願いしたいことがございます」
「何でしょう?」
「この惑星をよく知る人物がこちらに来るそうです。もともとゼス惑星にて反乱軍を率いていた者たちのどちらかがこちらにやってくるそうなので、合流を許可願えませんか?」
その後、二時間だけ議論させてほしいといわれたので、こちらも合流だけは許可をいただき一度艦に戻り、これから来る人物との合流を待った。
そして、
「クォーツ・インバシ・ナウ。元反乱軍リーダーだった無能男」
「ちょ、おま!? ・・・えー、元突っ込み隊長兼突撃隊のハイネリック・アリアン・V・ラングストン!推して参る!」
この二人が俺の前に現れた。いいのか?お前ら二人ともここに来て?それといきなりテンション高いな。
「お、お二人は憧れの存在でした!どんな理不尽も跳ね返し、何がロウとも下を向かなかったことで我々帝国支配で細々とやってきていた者たちは勇気付けっれてました。かくいう私もです」
oo
いきなり饒舌にしゃべりだした女王様と元反乱軍のお二人。久しぶりの再会を祝して歓迎会をしたくても今艦に居ないからな。
そんなことを考えながら知り合いであろう三人は和気あいあいとしゃべり倒していく。
「申し訳ない。元帥殿」
急に女王の直近がしゃべりかけてきた。ビビった表情が表れていなければいいが。
「いえ、大丈夫です。それより彼らとは面識がおありだったのですね」
「えぇ。彼らの食糧と弾薬は我々が秘匿経由ルートを使用して援助をしておりました。もちろん王家には内々の承諾をいただいてはおりましたが、今代の女王陛下にはお伝えしてはいましたが、かかわっていませんでした。ですから彼らが内密にこの星に来られた時はまだ幼かった姫の相手をあのお二方にしていただいていたのです。それでもようやくこうしてお日様の元、出会い語らうことができたことだ私の目から見ても大変うれしいものなのですよ」
へー、あの二人にも知り合いが生きていてうれしいのはわかったし、よかったな。といえたらいいが、今やることがたくさんあるからそろそろお話を切り上げていただこうか。
「智也艦長、我々は惑星同盟国家の意思をお伝えしに来た使者も兼ねています」
「そうか、ではクォーツ・インバシ・ナウ殿 伝言お聞かせ願いますか?」
さてさてゼルセルタ航空宇宙軍と惑星同盟国家は今後の方針をどうとるのか聞かせていただこうか。それによって敵対するのか仲間になるのかを決めれる。
「彼らの脅威があるかは貴殿の見解と我々の見解の一致をもって味方に引き入れろ。意見の不一致が起きた際は敵と断定し、排除せよ。喫緊の課題目標は敵味方識別である。この提案は現在敵味方識別できていないロクシェタルタ王国にも通達を兼ねて行い、最後通牒とし、24時間待つことを伝える。これより24時間後どちらかをお答えください」
彼らには酷な話になるとも思われていたのだろうけど、すでに向こうとしてはこちらに恭順の意思を示している。そう手間はかからず採択されるだろう。
「艦長、もしかしてですが、すでにこちらに恭順の意思を示していましたか?もしそうなら早めに行ってくださいね。こちらとしても知り合いが今現在生きていることを喜んでいるし、それ以上に昔から私もハイネも女王となったタージ様の遊び相手と話し相手としていたためできればともに手を取り合い惑星同盟国家に加入し味方となってくれることを願っているんだ。若き王と王妃様には我々への支援物資と人員補給を助けていただいたからこそな」
小難しい顔をしながら少しだけ笑みをこぼすクォーツ。そこに現れたのは現在ロクシェタルタ王国で女王をしているタージ様が共を連れてこちらにやってきた。
「クォーツ殿、結果だけをお知らせします。議会は全会一致で惑星同盟国家に加入することで賛成しましたが、あの時の悲劇の繰り返しだけはしたくありません。加入条件などのすり合わせも含めてお教えいただければと思います」
そう物悲しそうに告げた彼女を支えるハイネ。
ハイネ!?お前何してるんだ?そんなところで?恋人同士だったのか?
「彼女は俺の」
ハイネはいきなりそう告げてきた。もしかしてロリコン?疑惑が浮上し始めてるぞ。俺だけでなく周りも少し引いているし、衛兵たちはとりおさえるじゅんびを始めている。だから俺が聞いてみた。
「俺の?」
何?怖いよ。何歳差なの?俺が聞いている話では君たち親子以上の年齢差だよね?
「あの、智也様。ハイネ様は私の」
「ひめ、ここからは私が伝えます」
かしこまって、少し頬を赤らめる二人。
だからさ、何?恋人発言するの?
「すー、ふー。 この方は私の叔父なのです。父方のですが。父が末っ子でして、叔父は長男だそうです。それもエルフですからね。かなり年齢差が開いた兄弟だったそうです。私たちはそれを初めて会ったときに父から伝えられました。そのあとは会うたびにいろいろなことを教わりました。護身術や政治学、帝国のやり方をどう回避するかを学びました。それから叔父は消息を絶ち、反乱軍が消息を絶ったのち帝国は私たちの星系にある資源をしつこく狙い、その後意見が通らないと見るや次元の狭間に星系ごと押し込みました。そして、




