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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


『申し訳ありませんがお客人はもう一度船に戻ってもらい、移動をお願いしたい。すでに国民偽装していたスパイたちの炙り出しは完了しているため今後このようなことは起こらないことを保証させていただきます。



そして、タージ姫を名乗るスパイと側近中の側近以外を全員拘束せよ、側近中の側近は軟禁させていただく。貴殿にはお話ししたいことがあるのでね』



「どうやら、この後彼らに事情を聴かれるために拘束されるようだから行かせてもらうよ、じゃあね」


肩をすくめて去っていく男と、彼以外は暴れてこちらの艦を乗っ取ろうとして拘束されていく者たちで二分化されて行動していく。


俺たちはそれを見送って艦に搭乗して移動を行う。彼らの艦を後方から追う形になるが、それにしても見えてくる景色は大都会の宇宙港に停船するようだな。








「大きな港に見えるが」


【実際は使われていなさそうだな】


「昔はかなりの頻度で使用していたようだが、今使用されている空港港湾施設設備としては型がかなり古いな。これじゃ、使えないな。この艦は探索船だからどんな場所でも着陸できるとはいえそれでも地面が少しばかり厄介だな」


地中探査レーダー使ってみたがこれは少しでも着陸したら沈むな。空洞になってるところもちらほら見受けられるし、どうやって停泊しようか。


【アンカー打ち込んで空中停泊を実施しよう。どうせ、それだけやっても燃料の問題はないしな。それにほらお迎えが来ているようだぞ】


ん?ほんとだ黒髪の男性が一人、銃を持った男性が二人か。警護と言えない軽装警備だがそれでも守られてきてるな。会いに行こうか。



さてさてこの後はどうなることやら








「はじめまして田中耕二と申します」


「初めまして智也・ルルーシュ・ラングストンです」

【副艦長のダブルクロスナインです】



まさかの名刺交換。この星では一般的で無いなら無いで特に問題は無いとはいえ最初に作ったきり一度も使用されなかった名刺をこの場面で使用するとはな。


そして、漢字で書くとたなかと読める苗字、実を言うとデンチュウと読むそうだ。下の名前がコウジさんと読むらしい。一瞬固まってしまったのを気づかれたのか、昔からよく同じような場面に出くわしたとかで、察したようだ。


なんでも苗字を決めたご先祖が、周囲が田んぼでその真ん中が自分の持っていた田んぼだそうだ。そしてその田んぼは水田だったそうで、タをデンと呼び真ん中から中を取り出しタナカではなくデンチュウとしたそうだ。耕二は次男坊という二という数字と耕すから取ったそうだ。



そしてなぜこんなに詳しく教えてくれたかというと、王城までは移動時間がかなりあるということで教えてくれた。こちらも緊張が取れたからありがたかったがな。






「今向かってる王城まで残りどれくらいかかりますか?」


と、聞いたはいいがあと一時間ほどかかるとのこと。


上空からいけないのは聞いてはいたが、なぜこうも時間がかかるのかと思ったら先ほどの異分子がまだいる可能性を考慮に入れて確実なルートを通って向かっているそうだ。私たち以上に彼らの中ではまだ心穏やかではないのかもな。





そして、ようやく着いた。




「ようこそ、遠路はるばるのところ今回我々のゴタゴタに巻き込んでしまい誠に申し訳ない。


改めて名乗らせてもらおう。

ロクシェルタ王国 元第一王位継承権 王太女 

現ロクシェルタ王国 女王 タージ・バシュリカワーズ・フィ・グラ・ロクシェタルタ です。どうぞお見知りおきを」


お、おぅ。いきなりのドデカい自己紹介だったな。それではこちらも、


「どうぞよろしくお願いいたします。陛下。私どもは軍属に所属しているものです。


ゼルセルタ航空宇宙軍所属 特殊特務大隊所属 特殊特務大隊大隊長 兼務 特殊特務大隊第七大隊 大隊長 兼務 超弩級戦艦 蒼黒リヴァルヴ艦長 兼務 艦隊総司令官 智也・ルルーシュ・ラングストン 元帥であります」



息をのむ会見場に俺とクロはともに自己紹介を行ったが、彼らの反応は俺が元帥だと名乗ったあたりから空気が重い。物理的に引かれている。だが仕方がない。ならばやることは一つ。今この現状でこの星系は我々ゼルセルタ航空宇宙軍並びに惑星同盟国家が支配地域にしている空間のど真ん中に出現している状態だからな。このタイミングでこちらに非協力的な対応をされてしまうとヤバいことになってしまう!


「こちらからの現状とそちらの希望があればすり合わせをいたしませんか?私たちには今この宇宙に知り合いもいませんから」


だろうな。彼女はもちろん周りにいる大人たちも外交手腕をもってしても寝て起きたらすべてが過去のものになっていたと知って現状の取っ掛かりを模索中なのだろう。


さて、どうしたものか。


【智也、少しいいか?】


「どうした?」


【こちらに合流する者たちがいるそうだ。受け入れを希望している。彼らはこの星系並びに惑星首都を知るものたちだそうだ】





!? この星を知っているだと?誰だ?大昔から生きているエルフリーデン星系の誰かか?それともドラゴンナバロニクスハウウェザー星系のドラゴンか?


【もともとゼス惑星にいた二人のうちどちらかがこちらに伺えるそうだ。先に目回しを頼まれた。だが誰が来るのか見当もつかないからどうすればいい?】



んー?だが、俺が知っているとなると直近であったあの二人以外いないはずだからな。あってみるしかないな。



「陛下、一つお願いしたいことがございます」


「何でしょう?」



「この惑星をよく知る人物がこちらに来るそうです。もともとゼス惑星にて反乱軍を率いていた者たちのどちらかがこちらにやってくるそうなので、合流を許可願えませんか?」



その後、二時間だけ議論させてほしいといわれたので、こちらも合流だけは許可をいただき一度艦に戻り、これから来る人物との合流を待った。


そして、

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