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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


『出来た!』


そう小声で聞こえた喜びの声と共に、今度はしゃがれた爺様のデカい声が聞こえてきた。

まぁ良いけど、完成させたの別の研究員とか開発を奪い取ったとかじゃなきゃ良いけど



『出来たのじゃ!コレは艦長達が指定空間の端に埋設・・・と言うか置いてもらい、転移させる場所にも同様の事をしてもらわなければならないが、どうじゃ?やってみる価値はあるじゃろ?』

『ですです!やってみましょう!艦長!!』


早速凄いのを持ってきたな。あれから少しだけ今回の転移系の発明を調べてみたが、ことごとく失敗に終わりその全てが、空想上のものはやはり無理だと言う事だった。いまだにこの空想を信じるものは総じてファンタジーが好きなんだな。と見做されるほどだそうだ。だからこそ成功させれば良いのだが、難しくて難しくて、今だに作れた、作れそうと言った事がなかったらしい。



そして今回ようやく完成品に近いものができて喜んでいるのだろう。まだ実際に動かしたわけでは無いからこそコチラも本人も半信半疑なのだろう。

そして最初に達成報告してきた小声の主も早よやれと言ってくるから、向こうではそれ以上のテンションで舞い上がっているのだろう。


『では完成した品を送り出したので、艦長たちは隊長の艦を囲むように転移させたい空間を四角あるいは範囲が取れる形にしてください。移動先は、空間指定だけなので、囲むだけで構いませんが、小さすぎてはダメです。大きすぎてもダメです。誤差は1キロまでです。できますよね?』




なかなかにすごい技術をさも当然のように話し始める魔工技師長。



ん?魔工技師、長?の声にしては若いな。さっきの小声で喋ってた研究員の声か。



『では、始めましょう』


これはクリス艦長。


『わしゃ、ココでモニター見ておるからお前達はさっさと仕事に戻れぇ』

『えーずるいですよ!技師長ばっかりー』

『そうだ、そうだ!』

『お前達にはまだ完成サシェなければ行けにゃいもにょがありゅだりょ!』

『技師長、飲み過ぎです!呂律が回って無いですよ!


ココは代わって私が監督しましょう!このフェルが!文句はありませんよね?ニール?』

『は、ハイ!』

『よろしい。作業に戻って、さぁ早く』



「皆行ってしまったな・・・(そして小声でか細い少女を演出してたのはフェルか。久しぶりに声を聞いたが、相変わらず尻に引いてて感心するわ。コッチに矛先さえ来なければ)」


【だが助かる道ができたのはありがたい】


「!? あ、あぁそうだな」


まだしばらくお話しする時間しか無いだろうがな。



「そういえばさ、クロ」


【なんだ?】


「この艦って耐熱装甲完備してたのになんで焼けたの?太陽の中に侵入しても大丈夫が謳い文句で以前入ってもみたし、出れた。それに傷ひとつないくらいの熱吸収できてたじゃないか」


【言われてみればおかしいな】


「今更かよ」


【よし、私は今から調査を開始するとしよう・・・・・・・】



あぁ、俺の話し相手が。まぁいいや、映画でも見てこよう。



〜終わり〜





パチパチパチパチ



いや〜いい映画だった。


惑星が崩壊するわずか1週間を描いた作品。我ながら追体験していたことも相まって感動した。





この後のことを考えると頭を抱えるがこの景色を見ていると幻想世界に入り込んでいるように感じてしまうな。



「いや〜素晴らしき世界。だなZzz〜」






【これは・・・なぜこの艦が傷ついたのかはわかったが、報告するにしても世界がひっくり返るほどの大発見になってしまうな。確かに特殊特務大隊創設理念はこれだが・・・うーむ】



一体彼は何を発見したのですかね?



【智也。報告がある。聞いて、そして判断してほしい】


「・・・・・」


【私は思い違いをしていた。この船に損害を与えたのは智也のいう熱ではないことがはっきりとした。ではなんだったかと言うとな、幻想鉱石。言ってしまえば物語の空想上に存在する鉱石のことだ。



・ミスリル

・オリハルコン

・ヒヒイロカネ

・アダマント

最後は秘匿されていてわからないが、5種類ある。



そして、今回装甲が溶けていた要因は、ミスリルが熱せられ溶け出し水飴のように船体に絡まり付き船体の装甲を焼き剥がしていたようだ。そしてミスリルの溶かし方はただ一つ。魔力による熱し方のみとされるらしいが、今現在そんなものは実在していないため、装甲にくっついている幻想鉱石は剥がしようもない。





わかっていることだろうが、これはゼルセタル航空宇宙軍創設時ならびに、特殊特務大隊存在理由になるんだぞ。見つけた場合、ココで解散命令が発生することもありうる。何か対策を考えなくてはいけないのに、なぜ呑気にエンドロールを見続けている!いいから、指示を出してほしい!智也!】




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



【それで話を逃げるつもりか?】



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



【はぁ、わかった。あとは勝手にしろ。私は知らないからな、どうなっても。それとクリス艦長から通信がきてる。どこで受けるつもりだ?・・・・・智也?】




ここで、ひとつ。訂正させてもらおう。クロはエンドロールを眺めている智也に話しかけているが、智也側からしたら、意識はすでに無い。



寝てるのだ。『Fin』と表示されたあたりで意識が飛んでしまい、エンドロールなんか最初から観てすらいなかった。



それに気づかないクロと寝ている智也。



一体誰が気づくのか?


『智也、少しいいかしら?』


「・・・・・z zz」


『クロ?』


【なんでしょうか?】


『この子、寝てるわよ』


【・・・!?】


『気づいていなかったようね』



【な、なぜ、寝てるところに私は話しかけてしまったのだろうか。なぜ、起きていると勘違いして懇切丁寧に解説を入れてしまったのか?早急なバグ探しをした方がいいのではないか?】




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