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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

『クォルク・ナルベーリックだ。艦長どうした?まだ艦は出すことも出来ないぞ?』



フフ、やはり今の現状をしらないようだな。だが、今からさらに仕事を上乗せして申し訳ない。


「ある空間を強制的に指定した空間に移動することは可能か?それも空間に有るすべての起こっている事象のすべてを」


俺の構想では、この星系誕生に欠かせないすべての物質と点火剤は一緒に移動してその場所で点火してしまえば、この場所の被害は抑えられる。だが、現実的にそんなことは出来ていない。現実的ではない空想の産物。転移とかテレポートとか言われている部類になるからだ。



『転移空間相互入替技術という大昔に構想段階は有った。そして、現在の魔工技師界の最大の謎としてそれが解けた瞬間、新たな空間転移技術の確立もできると期待された説は確かに存在しているが、今必要なのは、空間を切り取って、違う指定された場所にそのまま入れ替えるということで間違いは無いか?』


「無い」


そうか、技術が追いつかなくて、後世に残したのではなく、夢物語を具現化できるのか出来ないのかそれこそ未来の人への宿題という要素がつよそうだな。


『私も過去に挑んだが、構想から試作までは出来た。小さな範囲での空間移動も確認できたが、これ以上は無理だった』


スゴイな。もう出来ていた技術だったか。さすがは我らの魔工技師長!


「もっと大きな空間にはもっと大きな装置が居るのでは?」


『そう思ったのだが、それ以上の大きさを作る技術屋が笑い飛ばしたのさ。そんなおとぎ話に付き合ってられない。とさ』


「なら、今ここで試そう!ココにはそんなこと言う奴は居ない。そして見せてくれ。貴方の技術が世界で初めて歴史に乗る瞬間って奴を!ココに居るのは、その歴史に乗るための英雄が集った面々だからな」


『言い過ぎじゃ』

『確かに』

『同じく』

『フフ』

『・・・確かに』


「さぁ、技師長!」


『だから、作れるとは言っても実験はごく小規模だったのだ。いきなりぶっつけ本番は・・・・』


「なら、俺が命令する。魔工技師長クォルク・ナルベーリックには早急にこの転移ポートを作成してもらう。作成に必要な人材は、SAMIDC班と蒼の乗組員でドワーフたちが協力する。さぁ始めてくれ!私が死ぬか生きるかは、全てあなたに掛ける!」











通信機から聞こえる音は怒声でも歓談の音でも無く何かを作るための工程に聞こえてくる作業音。


「これが俗に言う、作業BGM」


【それだけは違うと思うぞ】



だろうな。俺もちょっとだけ違うなと思ったが、言ってみたくなっただけだ気にするなよ。それにしても

「眠くなるな。この音だけでも」


【睡眠効果アリのBGM集だからでは無いか?】


わー、ユーモアがあるねーって!

「そこでそれ言うのかよ!俺もちょっとだけ思ってたことを!」



まぁトンカントンカン言いながらこの現状を乗り切るためには、今は時間が必要だと言うことは分かってはいたが。





『暇そうね』


「まぁ動けないからな」


現状報告はつい先ほどもしたが、どうしたのだろうか?



『さっきライブラリで星系の成り立ちって調べてたらコレがあったから送るわ。童話よ』



童話よって、さらりと親が子供に読み聞かせた童話を持ってくる。さすが、クリス艦長。



なになに?




[無限に広がる大宇宙]

(ほうほう、聞いたことのないタイトルじゃないか)



星々が飛び交い、季節が巡るように色々楽しめる。

(誰視点?)


ここは星系と星系の狭間にある、最も新しい存在となるであろう星系。

(まさしく今ここがそれに近しい場所だな)


人どころか生命の誕生すらまだ先なのに、星々を渡る術を持つものたちが、利権を争い干渉を始める。

(考えさせられる場所はこの一文ってことか?)


悲しいかな、それが弱肉強食の世界なら仕方なかろう。

(弱肉強食で全て完結させるなよ)





だが、理性的で観察と思考を行い、優雅に全てを見守れる存在がいるのなら、我は彼に願いを与えたいと思うが、いつかこの願いは届くのだろうか?

(我?願いか。俺ならどんな願いがいいだろうか?)



我は大宇宙。無限に広がる大宇宙。時を逆らわずに見守る観測者なり。

(観測者(笑))


この世の始まりから見守る観察者なり。

(すげーな。何も出来ない奴のことか)




【なんだこれは?こんな話聞いたことが無い】


無いんだ。記録が無いのかな?


『当り前よ。うちの家のおとぎ話だもの。ある時期から出て来たお話らしいから、そんなに昔じゃないみたいだけどね』


「へー、知らなかった」


『・・・・・忘れてるんじゃないの?聞いてないの?あなた』


・・・・ほんとだ。知らない=聞いたことが無い。ではなく、記憶が無いせいか。





『出来たぞ!』





なんか、急に来たな。それに声がちっさい。



 なんかできてしまった智也の案。次回、転移ポート実行。


作者)早くない?

智也)そりゃ、SAMIDC班で今もヤバい艦を製作しているんだぞ。テンション爆上がり中の人間に理論のみで永遠の謎に近いものを解かせるようなことをすればそうならないか?

作者)確かに。

クロ)まぁ次回どうなるか見ればいいのでは?

テンションMAX)フハハハハ、フハハハハ。新たに思いついたぞ!これだ。これが私の求めていたものだ!!

SAMIDC班の班員)もう、おちついてください。魔工技師長。






フハハハハ、フハハハハ。


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