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さぁ、考えろ。我々が助かるための最良の作戦(結果)を!】





ミンナ?



なんで、こんなにつらいんだ。俺はこの場所に来てやることはやった。だからもういいじゃないか。俺の艦はガタガタ。この作戦終了後には新造戦艦が待ってるんだ。それまでのつなぎでもう少し乗ってるだけなんだ。あまり無茶なことせず、消去法を選択して何が悪いんだ?クロもクロだ。顔を上げたってなにも考えつかないよ。むしろ今見える景色は、ドヴェルゴ星系で見た炎じゃなくなってる。すでに炎の色がオレンジになり始めてる。この結果だけでも最悪なのに、周囲の温度はどんどん上がっていてこの場から少しでも逃げるためには、エンジンを吹かさないといけないのにそれをした瞬間、爆発することが分かってるんだ。なのに、なのに、絶望の中でどうやって、新たな作戦を考えなくちゃならない?それなら、いっそこの場ですべてが終わるのを見て死のう。・・・・・・死ぬのが簡単か?まだ見ぬ世界を見るために俺はココに来たのに、簡単に諦めて良いのか?


--307


【諦めたら、ココで終わりだぞ?諦めるのか?】

「いいや、諦めない。諦めたら終わりだ。俺にはまだしたい事がたくさん、ある。一番は記憶を取り戻すことかもしれないが」

【そうだったな、なら?】

「あぁ、前を向くさ。今俺の目は下を向いている。また前を見るために、また歩き始めるためにクロ。」


「俺とともに最後まで付き合ってくれるか?」


【もちろんだ、行こう!智也】


ヨシ!頬を両手で叩きつけて行きよく前を見よう!



パンッ!


「こっからは後ろを見ない!躓く前に助けてくれよ!親友!」


【あぁ。任されよ、友よ!そして、周りを見ろ!友よ。智也にはまだ頼れる仲間がいるぞ!】





!?


「そういえば、あの声どこかで聞いたことがあったがどこで聞いたかな?」


そう思って艦橋から歩いていき窓から外を見たとき周囲に浮かんでいる艦の数の多さに驚いた。俺を含めて三隻しかいないはずのこのエリアに七隻が真っ暗な宇宙空間からこの炎に照らされて姿が薄っすら見える。あれは・・・?


【見えるか智也?智也が作戦を考え、それを実行してくれる手足があそこに有る。さぁ考えろ、この場を脱出できる作戦を!この場所に新たにできるであろう、新たなる星系のことを!】



特殊特務大隊所属艦

第一大隊長

グラッシャス・アベジェネゴ一等宙佐

『フォッフォフォ、ようやく前をむいたのぉ、ならばあとは指示を寄越すのじゃ。我ら軍の探索者は金食い虫と言われたほどのお邪魔虫からようやっと人様の歴史に名を残すことが出来るのじゃ!』


(結構、言われてたのを根に持っていたのは、わかるがココで言えば全て台無しじゃないかな?)


第二大隊長

ティダ・パルス三等宙佐

『こちらは、少数精鋭だからね。あまりたくさんの作戦振られても困るが、やれるだけのことはやってやるさ!さぁ智也隊長!命令を!』


(僕ッ子が珍しく何も表に出さずにはっきりものを言った。ならこちらもその期待に応えさせてもらう!)


第三大隊 隊長 【ブリューシェ隊】

グラン。グラン・ピーツ一等宙佐

『命令とは硬いぞ、僕ッ子!だが、我々は動ける調査隊!さぁ隊長!ご指示を、すべてを完璧にこなしますぞ!』


(頼もしいが、暑苦しい。さすが脳筋集団だと言われるだけあるな)


第五大隊 隊長

アメニーニャ・クルツ・レイジャーナール・ミヨンド・ブレスト・オブレクルスト・ウウェイバー二等宙佐

『あらあら、元気ねぇ。さぁこちらもやりますわよ。皆さん!指示通りに動けるように準備を!』


(さすが、隊長にして長女と言われてるおっとりねぇさん!)


第六大隊 隊長

イオリス1等宙尉

『だいじょうぶ・・・・やれる。100%できるよ、ともや』


(めっちゃ喋ってくれてる!そしてお墨付きもらえたんだ。勝てる戦いを放棄するわけには行かないもんな!)



【智也】

「あぁ分かってる。作戦・・・・・作戦。



・手足

手足は、そろった。


・物理

脳筋がほざいていた。


・時間

有限にして時間がまさに無い状態。


・資源自給率

半分以上がこのばしょから採取できている。


・移動不可な現状?

移動不可能。


不可能なのか?オレは抜けれないがどうにかこの場所から退避を・・・

退避できるか出来ないか・・・?なぁクロ?」


【何か考えついたか?】


ちょっと笑えるかもしれないな。こうなると考えておいて来たわけじゃないのに。


「魔工技師長に連絡取れるか?大至急作れるか確認してほしいんだ」


【わかった。回線をつなぐが、何か思いついた顔をしているぞ!憑き物が落ちた顔だな】




俺の思ったことが出来るなら、不可能じゃない。それ以上にあの空間に新たな治安復活が出来るかもしれない。だが、まだ構想段階。ココから物理的に制作できるかが難点か?






『魔工技師長クォルク・ナルベーリックだ。艦長どうした?まだ艦は出すことも出来ないぞ?』



フフ、やはり今の現状をしらないようだな。だが、今からさらに仕事を上乗せして申し訳ない。


「ある空間を強制的に指定した空間に移動することは可能か?それも空間に有るすべての起こっている事象のすべてを」


俺の構想では、この星系誕生に欠かせないすべての物質と点火剤は一緒に移動してその場所で点火してしまえば、この場所の被害は抑えられる。だが、現実的にそんなことは出来ていない。現実的ではない空想の産物。転移とかテレポートとか言われている部類になるからだ。



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