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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


「急に、艦内に警報が鳴り響いた。今対処tyう・・・」



まずい、まずい!今すぐに船体下部を冷やさないといけないが、すでにバルブ解放をしても冷えていくどころか、ますます温度が上昇していってる。このままでは、格納庫の下部ハッチが抜け落ちる。もちろん落ちたところで今回は危険なものも機体も乗ってはいないが、この艦に土足で何かが入り込もうとしているのだから、早めの対処をしなくては!と、思っていてもどうしてもクロがいないと思うようにいかないようだ。



どうすればいいんだ?


【お困りのようだな】


「はい!お困りです・・・・じゃねえよ!!何してんだよ。警報が鳴り響いて」


あれ?鳴り響いていない。


【警報なら先ほど解除したぞ。確かに船体下部に高温に焼かれていたようだが、これは原因不明のものかと言われると違う気がするのだが】


「どういうことだ?」


ありえないだろ。だってここの人たちは今回船体が焼かれてしまったことに恐怖を抱いていたからこそ船の出航を遅らせたり宇宙に出ることを拒否していたんだぞ。原因探しできてたはずなのに違うとはどういうことなのかはっきりしてほしいものなんだが。


【過去の文献で星々の生誕には数多の命の炎が沸き起こり、喝采を浴びることで星々が集まり大きな集合体となす。その時世界は新たな産声を聞くことになる・・・と書かれている。何か気づかないか?】


星々の生誕。新しい星が誕生するということか?この場所で?


【そこではないと思うぞ。どちらかというと後半になると思われる】


つまり、産声



【悪かった、前半の生誕には数多の命の炎が湧き起こりの部分と後半の星々が大きな集合体となる時世界は新たな産声を・・・というところがあやしい。つまりこの近くに星が誕生する可能性が出てきたということ。もう1つが星々が形成して集合体になるということは】


「星というか惑星の誕生と星系の誕生か。かなり大ごとになるのでは?俺もう対応できないよ。それ以上にやってられない」


【そういうがな、もう1つ確認しなければならないことがあるんだ。この場所はドヴェルゴ星系の資源供給元だということ】



「もしこの場所に星系ができたら大ごとになるということか」


だが、本当に星系が誕生するのか?なら前兆というか前触れなのか?おかしいだろ。聞いたことないぞ。船体を焼くほどの炎が産出される。その影響によって星が作られるというのか?



「これが本当なら表彰ものなのだろうが、これ、俺の手に余るよ。本部に連絡して応援呼ぼうよ」


【すでに聞いてみたんだが、先の戦闘でかなりの損害は出てはいないが、智也の作戦で多数の浮遊ゴミが大量に浮いているので、収集作業にかなりの船が駆り出されているらしい】


んー。前回の戦いでかなり無茶はしたが、そこまで取られてるとはな。


「ならば仕方ないって、誰が言うか!今回の件確実に厄介ごとをこちらに全振りしてるだけだろ!」





【緊急警報。艦前方に高温の揺らめきを感知。高温の炎と断定。確認を!】


「早速だ。とりあえず、惑星型コロニーワラクジェルシェには緊急退避を勧告。あのコロニーは動けるのなら早期離脱を指示しろ。これから荒っぽくなるんだからな」


【この場所にはこの場所にしかない特殊な鉱石があるが、仕方ない。この場所に惑星いや星系ができなければそれに越したことはないが。それは難しいだろうからな】


大至急、この場所で起きていることをサーモグラフィで確認するようにクリス艦長と晴凪に連絡。



「って、聞いてるのか?」


【ん?なんか言ったか?聞こえてなかったが】


言ってない。と言うことは、


「あ、ごめん、言ったつもりだった。大至急この場所で起きてることを蒼海と晴凪に連絡。サーモグラフィで熱源を補足しその補足したデータを元に新たなる惑星と星々の集合体の位置付けを確認するようにしてくれ。俺が思っている場所にできるとは思うが、念のためだ」



多分、この場所に星系はできない。そもそも、あやふやな記録を持ち出されても困るんだ。だが、ある程度の予測は立てれるからありがたいか。




『指示は了解したけど、本当にこの場所以外も捜索した方がいいのね?』


「そうなる。多分だけどドヴェルゴ星系とグランツフォーン星系の間にできる可能性が高いからな。こんな場所では星系はできない。多分できてもちょっと大きな小惑星が誕生するくらいだが、クロのいっているものができるなら相当量のエネルギーが必要なはずだ。最近エネルギーが豊富に生み出された場所を何箇所か知っているが、この辺りでは1つしかない。白色矮星の爆発。あれが一番怪しいからな」



【言われてみれば確かにそうだ。あの爆発。超新星に匹敵していないとしても、あの爆発の影響で星が誕生していなかったのは不思議なのだ。なら視点を変えてみればいいのか。繰り返しながら、星々を形成しながらゆっくりじわじわと作ってきていたのかもしれないな】

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