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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
敵対国家バルシミオン。一体どうやって攻略すればいいのかな?
『・・・・・・・・・・・艦長!』
『と・・・・艦長!』
『智也かんちょう!』
「ん?この通信は一体?」
【後方から戦艦一、護衛艦一がやってきているな。確認が取れた。戦艦蒼海。護衛艦晴凪。これより戦艦蒼に合流するとのこと】
「おぉ。蒼海が来たのか。護衛春凪?聞いたことないな」
【智也、春凪ではない。晴凪だ。護衛艦晴凪は小惑星型ドックの護衛艦として建造されたそうだが、数が増えてきていて、さらにAIで動くため必要人数が最小でも動かせるようになっているそうだ】
「そうなんだな。分かった、合流を許可する」
これで、やっと敵対国家バルシミオンとやり合う戦力が整ってきたってことだな。
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後に『三隻の黄金戦略術』と呼ばれるゼルセルタ航空宇宙軍の歴史に名を遺すほどの大戦果となる。
「ハイ注目。これより作戦を伝えます」
さて、何を最初に言えば・・・そうだな
「作戦はシールドを展開し装甲ブレードを突き出した状態の戦艦蒼を先頭に蒼海・護衛艦の晴凪で突入し敵を食い破る プランA。とにかく数が多いので、食い散らかしたのち、作戦を迎撃目的の射撃にシフトする プランB。敵が分散して来たら、敵の主力艦隊のさらに中枢。敵対国家バルシミオンで機械関係の戦術兵器を一手に取り扱っている母艦に対する突撃を敢行しこれを完全撃沈させることを最終フェーズに移行しプランΩをもって戦闘を終了する。
質問は?」
【蒼海艦長クリス】
母さんか。これは何言われるか全くと言っていいほどわからないな。
『作戦内容は理解したけど、私たちには敵の総数とどれくらいの人数を落とせばこの戦闘の終結が完了するのかを提示してもらってもよろしいでしょうか?』
あぁ確かに、これだけ言えば大量虐殺プランに見えてしまうか。
「本作戦目標である敵艦隊には1人の生命反応は感知できていません。そして、敵対国家バルシミオンには極端な人工不足から侵略行為に対しては全て機械化兵を用いた戦闘で行うため、敵のすべてを無力化するか、敵主力兵器並びに機械兵器戦術プラントと通信を一手に担っている大本を全て使い物にしなければこちらに勝利は無く、ただ滅びることになります」
『ワカリマシタ、今回の敵に同情の必要は一切ないということですね。分かりましたこれより敵艦への突撃進入時の隊列とこちらに所属している航空機への指示に向かいます』
「頼みます」
ふぅ何とか了解を貰えてよかったと思えばいいのか
【護衛艦晴凪】
「おう。向こうの艦長の名前はっと」
『自己紹介が遅れました。私は、小惑星型ドックX-X99-SH2481504 で建造された8番目の護衛艦でありますAIの晴凪です。私の艦には現在生命反応を発するすべての生き物の乗船は確認されていません。今後も乗せることは皆無だと思われます。よろしくお願いします』
「お、おう。AIの晴凪か。よろしく頼むな」
スゴイな、AIまぁクロという実例があるし、そういえば向こうで小惑星ドックの護衛と発展に行かせていたイオがもともとゼス惑星に置いてあった動かせる戦力。。。。戦艦以下宇宙船を移動させて小惑星ドックの護衛にさせると言っていたような気がする。懐かしいな。
【準備は整ったようだな】
「あぁ」
【ならこの近くに艦隊が終結していることが偵察部隊からの報告で分かった。すぐに向かうか?】
「あぁ、向かおう・・・・・偵察部隊?いつ誰が許可したの?」
【クリス艦長だ。それにあの戦艦蒼海は元々戦闘航空機も保有していたのを覚えていないのか?ナジェロ達は元々この艦所属ではあったが、有紗君がこの艦に乗るまでの間は研修名目で外部の部隊に派遣していて、今回の戦争が発生する直前はメンテナンスのための小惑星ドックに帰還する前に先に航空機のオーバーホールを行おうということになって先に全機帰投命令出していただろう?覚えてないのか?】
・・・そんなことあったっけな?
「あ。あぁ覚えてるぞ」
【覚えてないようだが、実際に有るんだよ命令書も指示したときの記録データも。確認するのなら出力してやろうか?】
!?
「いい!要らない!思い出した!かん、ッ全に思い出しました!すいませんでした」
あっぶね~なんかいろいろと突きつけられた!
そろそろ言っていた宙域に到着するが、現在の所まだレーダーに反応は無い。
『そろそろ艦隊が終結していた場所に到着しますが、現在敵の主力艦隊が展開しているシールドの影響でレーダーなどは全て吸収されて仕様が不可能になっていますが、そう遠くない場所にまで来ています。注意してください。』
そうか、レーダーを吸収できる特殊なシールドか。
「第一種戦闘配備、発令」
【第一種戦闘戦闘配備発令!】
『第一種戦闘戦闘配備。発令。各砲塔敵への照準をマニュアルにてロック。自動ロックはまだするな!向こうに知られる』
【プランAを開始する可能性あり。直ちに二艦の後方に移動し全天一斉射を実施できる準備に入ります】