表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
283/450

283

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


【智也。この艦を爆散目的で攻撃すれば、この艦の自爆以上の威力が出ますね。おおよそ18倍くらいありますね。やりますか?】


「ふざけてんのか?」


自爆並みの爆発させるなら、相当攻撃しないとな。



【戦略級の武装があれば圧壊爆発を起こすことは可能だ。ならばどうする?アレが使えるだろう?】


なかなかにすごいことを言う。



戦略兵器は開発・製造は軍で規制がかかっているし、民間は論外。輸入しようとしても、過去に使った使用された国はあっても、ここ何年も使われたことがないから作る人も技術も失われている。



向こうの敵が持っているかもしれないが、結果が分からない武器を初見で使うのは無理だ。


ならば今度はこちらが使ったことのある武器を思い出してみようか。確かにクロがアレと言っている武装を使えば良いとは思うが、一体なんだろう?




主砲?

いやいや、砲撃が効いていればこんなにも苦戦してないから。


航空戦力・・・

一度帰還して整備するから先にオーバーホールするために戻っていて、格納庫内に何も残っていない。


バリア?

何考えているんだよ。出力云々の前に防御目的だから使わん。むしろこちらが死んじゃうじゃないか!



【悩んでいるところ申し訳ないのだが、そんな難しいものではない。船体の船首側に隠されているラム。衝角】




なんだそれ?



「あったかそんなもの?しょっかく?」



【しょうかく。船体で直に体当たりするときに使われる物だ。今まで使用されていることは皆無に近いが、使用できる】


「うーん」


やれる、か。ならやってみますか。船体のなるべく装甲の薄いところを狙って突撃すれば・・・・・


【ちなみに、衝角には切れ味抜群の鋭利な刃が付いている。切れ味は最強。対装甲ブレード改 切れ味抜群の装甲切断特化型だ。この切れ味を持って敵の装甲を切断し体当たりを敢行すれば敵主力艦隊は総崩れになるだろう】


おいおい、衝角は船首に刃渡り数十メートルのナイフだぞ。敵の艦の装甲に突撃をかまして、まずナイフが刺さる。次に船が体当たりをしてブレードがさらに先に、いや違うな。



まともに喰らうことすら嫌がれる。というかその前に逃げられるか、護衛艦に邪魔されるだろ。


「戦艦・重巡洋艦・巡洋艦・軽巡洋艦このパターンで1つの塊になって行動している気がする。どうやって突破するんだ?」



【そのまま貫け。問題はない、「止めれると思い込んで戦艦との間に一つ艦を入れるだろうが問題ない。そんな柔なものでは無いからな。強烈な代物だ。これを使用すれば、敵は全て串刺しになる」という触れ込みの売り文句で開発したものたちが取り付けていた】



やけにあっさりと串刺しなんて言うからどうしたのかと思ったが、開発部の言っていたことか。なんか納得した。



さぁて、それならさっさと始めよう。戦争早期解決の為には犠牲は仕方が・・・無い。


「なぁクロ」


【なんだ大量虐殺に怖気ついた智也艦長】


「ん、なんでも無い。さっさと目標進路を定めて行こう。俺が思うに3つ4つどころを串刺しにしても少ないと思うぞ100、1,000を貫きながら行かないと辿り着けないぞ」


【それに関しては全てのエンジンを使用しての推力最大で向かう。かなりのG加速が予測されるから、いつもみたいに艦長席の机に座るような行動は控えろよ。文字通り空を飛び壁に激突するぞっと通信が来たな。参謀本部からだ】


「は?」


なんて?今のこのタイミングで何があった!?



『やぁ、智也艦長。』


「お疲れ様です。参謀長」



なぜか顔怖いんですけど、どうしたんですかって聞けない。



『ふ』



アレ?通信切れた?


【回線不調。回線ふ・・・復活】



『貴様!例え廃艦するとはいえ自爆という行為は愚かな行為だと教わらなかったのか!この大馬鹿者がー!』


「いえ、その話はもう終了しまして、自爆しない方の作戦に」


『黙れ!貴様。たった一艦で戦争終結しろと命じたが、どうしても難しいなら連絡するのが大人として、軍人として当たり前のことだと思わなかったのか!?この大馬鹿野郎が。それで、自爆させない次の作戦とは?』



強弱激しいわ。



「対装甲ブレードを使用して敵旗艦の弾薬誘爆を誘おうと思いまして」



『まだ自爆よりはまともな作戦だが、コレ、だけは命令するぞ。必ず守れ』


「はい」


なんだろう?





『艦は無傷でなくていいが自爆なんて馬鹿なことをせず勇敢に帰って来い。




以上』




はい。



『返事は!!』



!?


「はい!」


『よろしい。作戦の成功を』




【回線終了。仕事しよう】


「あぁ」


切り替え早いな、クロは俺はまだ動揺してるんだけど。一体どこで自爆の話を聞いたんだ?


【私では無い。多分だが通信網の監視データから拾われたんだろう?とりあえず仕事、しようや。隣で待ってくれてるぞ。】



「あぁ」


納得いかないねぇ、なんで落ち着いてるんだよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ