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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


【了解。バリアシステムを完全防御システムから元帥システムに変更。

装甲板に被弾した場合、艦内へと貫通したときのみ奉告することに変更。


残段数を再計算し、実弾優先でマルチロックした敵艦のエンジン部分を狙撃モードにて発砲・・・今。


各フロア、各エリアにある酸素供給器の生成装置を停止。捕虜二名は大至急誘導マーカにて艦橋真下の脱出ポッドに誘導。事前説明はお決まりのビデオを流して状況を説明・理解させておく。


!! 緊急アナウンス。

後部発艦エリアにて被弾を確認。格納庫にあった資材に引火を確認。現在消火活動を開始している。消火迄20秒。


後部格納庫にて航空燃料の引火を確認。ごく小規模なエネルギー弾の貫通により引火したものと思われる。航空燃料の消火には時間が掛かる。5分ほど時間を要するものとする】


「各エリアの被害状況まとめ、それと敵の撃破報告、それ以外の必要な報告も!」


かなり大事になってきたが、正直言てこの艦に乗る人間が少なくてよかった。もし今までのような人数で乗っていたなら目も当てられなか・・・・いや、この場合そう言ってはいけない。乗り切る。そして誰の犠牲者も出さずに勝利する。それだけを思って行動する。ヨシ、気合いを入れてこの後も乗り切ってやる!




【各エリアの被害状況報告:

軽微な損傷あれど、緊急性・危険性をはらむ損害の確認されず。いたって軽微な状況。

敵勢力の被害状況報告:

現在我々がこの場に居てさらに別方向からの砲撃・射撃をされていて混乱の一途をたどっているように見える。ただし軍として、もうそろそろ立て直しされて平常心が戻る可能性がある。

現状報告:

燃料枯渇迄、平常運転で27時間分。戦闘モードでの枯渇は3時間持てばいい方。

弾薬枯渇迄、2時間無い。

以上報告終わる】



最悪な現状報告、ありがとさん。どうしようかな、味方の補給艦はまだ来ず味方であろう所の艦からは未だにコンタクトが取れないと。装甲板に被弾していたけど、不毛なほど威力が無いそうで、被害が大きくならないことだけはよかった。

燃料と弾薬がヤバい。どうしようか。


【智也に一つ具申したいことがあるのだがいいか?】


「どうしたよ、改まって具申って」


【単艦突撃を敢行して相手の船体に衝突させた場合どちらに被害の軍杯が上がる?】



クロ、いきなり突拍子もないことを言ってくるな。どうしたんだ突然・・・


「どうしたんだ?その行為は到底許可できるものですらないぞ」


【先ほどと言っても今回の戦闘行為について調査していたのだが、これほどまでに敵が弱いのか、我々の武装が強いのかの判断で先ほどまでバリアにしろ生命維持装置のエリア設定を行っていたのだが、明らかにこちらより向こうの方が攻撃力が強く見えるだけで、威力としては弱いのだ】


「弱いと言われても、こちら側に駆けつけた応援を入れても向こうの勢力は百万を超えている。攻め込まれたら一溜まりもないんだぞ!怖いことを言うな!」


【確かに普通は絶対にさせない。させるわけには行かない・・・のだがな、ちょっと今回の敵方は弱い。それも武装関連ではかなり弱いというかありえないほど弱い。正直本隊で無いと思えるほどだ】




「なら本当に本隊ではないのでは?」



そう思って聞いてみると意外なことが判明した。


【本隊らしい】




「は?

なんでそんなことわかるんだよ?普通に百万単位の敵艦が来てるから本隊だとそう思ってるの!?」


艦隊、艦隊、艦隊、大艦隊のご登場だったから、エグイ。あの時は興奮してたんだけど、今思うとかなり大量の敵艦隊に対して大立ち回りをよく実行したな。



【彼らの話を聞いた】


「話?」


一体何のことやら、




【傍受・・・というか彼らの無線暗号通信がこちらで使っている予想解析暗号によく似ていたおかげで微調整だけで済んだ。彼らの通信内容はこうだ。


---

「コレで惑星国家同盟の連中を黙らせられますね!」

「こらこらあまり大きな声で叫ぶな。だが確かにそうだ。我らのあの暗い星なんかにあいつらを詰め込んで我らがあいつらの星を奪ってしまえばいいんだ。また暗くなってもあそこには豊富な資源も星もたくさんあるから大丈夫だろ」

「ですねですね!それにしてもどうやって機械兵を欺けますかね?」

「あいつら航空母艦なんて大物持ってきているが、こちらに歩兵戦力を回しておいて、航空優勢だけで十分だと思っているんだから呑気なものだ。だからこそ、まぁ取り分は少なくなるかもしれないが資源惑星大目に渡せば十分だろう。あいつらのとこには生命体少ないんだし!」

「それを言うなら我々の所の生命体は超大量にいますね!」

「だからこそ、さっさと正面に現れた敵艦隊・・・アレ?敵艦隊はどこに?せっかく人殺しが楽しめるようにアンテナ大量につけて奴らの悲鳴を聞きに来たのに」

「お前の悪趣味がばれてるんじゃないのか?」

「はは、そんなバカな」

『そこ!無駄話するな!先ほどゼルセルタ航空宇宙軍に対して宣戦布告が敢行された!それに先駆けた先行部隊が何故か連絡が取れない。つまり先に戦いを初めてすでに略取を始めているようだ!我々もさっさと目の前の敵を突破し美味しい思いを使用じゃないか!



世界平和のために!』


「「世界平和のために!」」




--

という通信を傍受し、解析した結果。こいつらに付き合うことは意味がないと考えているのだが】


「・・・・・・」


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