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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

そしてかなりの数の敵機が撃ち落されたころ戦端が開かれた。相互にビームが飛び交い、戦艦蒼にもミサイルが撃ち込まれ、全てのミサイルが来てもバリアに阻まれ、逆に敵艦の装甲に穴が開き、ミサイルがビームがと撃ち込まれて対応できるものと対応できないものの差がココに出た。



そして三時間が経過したとき、敵艦の総戦力の内すべての空母が消え去り、バルシミオンの兵力が真っ先に狙い撃ちされた。


「クッソ、かなりの数を巻き込んだがまだまだだな」

【片方の戦力がこちらにのみ集中していたから巻き込むように味方巻き込んでの迎撃していたんだがな】


「こいつら全然怯んでいないな。味方じゃないのかよ。え、敵の敵は味方?ってのは図々しいか」


【無理だろうな。敵艦を巻き添えでビーム打ち込んでいるのが見えているからな。こちらの戦力的にもそろそろ限界に近いんだが、向こうはまだまだだなどうして戦力を減らそうか】




そうだな、ココらで一回引き離してからの反転180度での攻撃でもいい気がするな。


「よし、クロ。まずは」


【緊急回避!直上より高熱原体を確認。回避する!】


「ちょっと待てや、この位置での高熱原体って事はコチラも敵にも攻撃ってことか!?一体何処のどいつがやってるんだよ!」



【そんな事よりも重大なことがあるんだ】


クッ!今そんなこと言われても喋れんわ8GものG加速が掛かってるんだから。


【この直上ってやつは我々惑星同盟国家間のある了解エリアからの発砲だ】



な、なに〜!

「そんなバカな!あのエリア一体は今我々しか受け持っていないんだぞ、どう考えたって後続部隊の応援でもまだかかるって言ってたのにどうしてもそんなところから!?」



【こちらのIFF(味方識別)に一切反応していない。それどころか独自のIFF信号を発しているようなんだ】


「まぁそうだろうな、敵なんだから。今混戦中の部隊は俺たちに切り捨てられても構わないという理由からも攻撃かも知れないな」


【それはなかなかの理由だな。そしてなぜか納得できてしまうな】






~SIDE 直上の不明艦隊の司令部~


「ヨシ!敵がかなりの混戦状態になっていることを確認。これより迎撃行動に入る」


『どうやら味方艦がいる模様です。どうされますか?』


「無視しろ。大丈夫、あいつらなら避けるさ。もしかしたらこちらのことを理解して対応してくれるさ」


『了解、迎撃開始します。ビーム兵器一斉射開始』



さぁてどれだけの敵が散ってくれるんだろうかな。





『敵艦消滅率--% 計測不能です!』


・・・・敵艦消滅率--%か。こちらからでは損耗率なんかが把握できないことは理解して居たが、これは酷いものだ。もう少し光学照準器でも完備してくれていれば可能だっただろうが、こちらも戦争という名の人殺し兵器の実際運用は初に等しいから仕方ないか。ここでリアルに人を殺したという実感を持てていないからこそ皆が落ち着いているのだろうからな。


それにしては、敵の混乱具合が増しているきがするな。なんでだろう?



~SIDE 直上の不明艦隊の司令部 END~



「なぜか、敵味方以前にこちらの味方艦であることに間違いは無さそうなんだが、敵味方識別信号の送受信がうまくいっていないから全射一斉射撃で撃たれている気がする」


【集計が終わったぞ。この攻撃に対する正確な射撃は現在の所一発も無い。すべては的外れな一斉射撃のようだ。だが、この場に私たちがいるせいで敵艦隊が混乱し錯乱している敵艦隊に対する無差別攻撃の末把握できても避けれず当たるか、避けた先に味方艦がおり衝突して大破していっているようだ。これではこちら側は、逃げるついでに射撃をすればいいだろうが、敵からすればたまったものではないだろう。どうする智也?このまま継続して攻撃しながら逃げるか?それとも直上に居るであろう味方艦と接触合流するか?】



考えものだが好都合か。


「相手の考えは読めないが、おぼろげながらなら分かる。このまま敵を混乱させてこの場で移動させないようにしろとか思っていそうだな。このままココで奴らを引き留めて敵艦の損害をさらに広げよう」


【了解、このまま敵艦隊に突っ込んでいこう】




~SIDE 直上の不明艦隊の司令部~

『アッ! 味方艦の位置一瞬ですが掴めました。が、このまま敵艦隊の中に留まるようです。一斉射撃を中止して味方艦の援護射撃に回りますか?』


「それは大丈夫だろう。こちらの意図に気が付いたんだろう。ならばよし、これよりミサイルとビーム射撃の一斉射を行いさらなる被害拡大を継続行動の指針にする」


『了解。ミサイル一斉射開始せよ。ビーム兵器はさらに発砲』


「ついでに実弾兵器もばら撒けるだけばら撒け」


『あれに関しては宇宙のゴミとカスになるのでわが国では使用禁止になっているのでは?』


「あぁ、最終確認したときにこんなことを言われた」



-~-~-

「ついでに実弾もお持ちください。発射機構は備わっているので打ち込んで大丈夫ですよ」

「そんなことをしてしまえば、宇宙ゴミとなって大変な作業労働になりませんか?」

「最後にあの一体に高エネルギー体のビームを撃ってあの辺りに浮かんでいるゴミは焼却処分にしますのでご安心を」

「了解しました。では頂いていきます」

~-~-~




「という会話があったんだ。だから大丈夫だよ」


『司令官。それは遺体ごと焼き払うと言われているのでは?』




「・・・・・恐ろしいことを想像させるな。黙って撃て、後のことは我々は知らないということにしておけ」


『ハイワカリマシタ』



ん?なんでカタコト?



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