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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「次は、味方が対応できるかを調査するぞ!」
【了解!智也!?後方に巨大な物体を確認!】
この艦よりは小さいとは言え、それでも大きい。
「なら、あのデカ物を先におとすぞ!」
こんだけ大量に敵が居て、俺たちの戦力で今だけを切り抜くことだけ考えれば行けるが今後のことを考えると真っ先に思い浮かぶのは味方が対応できるかだ。ならココは直ぐに撃破するのではなく、味方のためにもこちらの装甲と武器であいつらを止められるかを調査する事が最優先だ。
【巨大物体の中心にエネルギー源を確認!緊急回避を!】
なに!このタイミングでの回避は・・・しない!
「このままあのエネルギー源にこちらも照準ロックしてビーム砲を発砲!敵のビームとコチラの出力を大至急計測。味方艦隊に彼方の戦力の戦闘結果を途中報告」
【了解。エネルギー源中心に収束しつつ有り。コチラの照準ロックも後5秒。
収束エネルギー体質量を持ってコチラに向かってきてることを確認。発砲されたと断定したため、コチラも発砲する】
エネルギー衝突は12秒後か。7秒後には光がぶつかる。0秒後は霧散するか、突き抜けるか、コチラのビームが無かったことにされるか。
向こうの高出力エネルギー体を霧散させてコチラのビームは健在。ビーム量から言って30%くらい減らされたようだがそれでもビーム兵器としての実力を遺憾なく発揮して向こうの大型砲塔に直撃。
爆散ってほどではないにせよ、次射は撃てなさそうだな。砲塔の上下に亀裂を確認したし。
すぐさま敵の様子を確認すると、巨大な物体の近くに居た敵艦は退避しているようだった。これなら次回が有るなら集中して狙うように言えばいいだろう。っとそんなことを考えているうちに爆散したな。かなりの広範囲に及ぶ被害が確認された。
「敵艦隊損耗率は・・・」
【8%くらいだろう。最初の予想とそう変わらなそうだ】
「8か。もう少し散ってくれないとこちらが大変なんだがな。どう考えても、1:1,000,000,000艦とかそのレベルな気がするんだが」
なんかもっといそうな気がするが。
【正確に言えば、左舷側に10,000,000艦隊、右舷側に1,000,000艦隊ほどがいるな。そして中央に500,000,000ほどが鎮座しているようだ。先ほどの巨大な砲塔は中央よりの右舷側であったから少々減っているように感じるが、そもそも今見えているあたりから後方にさらに十億ほどの艦隊が出現しているようだな。だが、生体反応が感じられない】
「生体反応が無いってことは良い事なのか、悪い事なのか、サッパリだな。まぁ取り合えずサクサク削らないと埒が明かなそうだな」
ということは、
【サクサクと削るとなると、ココから砲撃するより吶喊して近接砲撃と遠距離砲撃を両方敢行しての攻撃が手早いぞ。今なら乗組員は数が少ないし、損耗率や被害率が少ないからな】
「この艦に攻撃が当たって装甲削れるのは嫌なんですが」
【そもそもこの艦にはシールドが備わっているから、3回くらいの吶喊なら耐えられる計算だ。さすがに4回目は難しいが】
シールド。そういえば使ったことがあまりないが、あったなそんな仕様。使ってみるか。どちらにせよココで絶対死守しないといけないのなら後ろにいるより突撃かまして戦力を減らさないとだし。
「ヨシ、わかった。吶喊しよう。砲撃に関してはクロに一任したほうがいいか?」
【私がやった方が確かに効率面から考えていいだろうな。なら操縦方面を任せてもイイか?どちらもやるよりそちらが思った場所に移動してくれ。合わせてこちらも撃つから】
「了解。それでは、I Have control 」
【なんだねそれ?】
「こないだ見ていた地球産の映画で操縦を交代するときに使う合い掛けっぽい」
【紛らわしいから、今使うな】
「すまん」
おっかしいな?クロなら分かってくれると信じていたのに。
【操縦はすでに渡してるだろ。こちらも迎撃行動に入る。目標、中央と左舷・右舷の1,500艦ほど!】
って!おい。いきなりぶっ飛んだ数字言うな。生々しいんだよ。普通は1,2艦を落とす!っていうとこなんじゃ・・・・ほんとに1,500ほどが攻撃されて破壊された。だと
【1,789艦。余裕で行けそうだな。次は密集陣形を取っている右舷上層に居る敵。数およそ10,000!】
って、おいおい!
「右舷側に針路を取る、(上層ってことは)アップトリム30 面舵40 速度が6,000」
【18,924。消滅、続いて左舷後方エリアに居る敵艦密集エリアを発見。迎撃準備!】
「(左舷、左舷。何処だ?えーと)後方にいると・・・あぁあそこか。取り舵一杯ダウントリム50速度1/2」
おぉおぉ、さすがクロ。慣れた手つき?で敵艦を余裕で迎撃‥‥消滅させたように俺は思ったぞ
【続いて中央後方にいる敵艦隊に集中砲火!】