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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

「うーん。ビームの主砲で敵の損耗率を」

【15~18%まで引き上げられたらいい方だな】

「というか、現状は上層部からしか、情報が得られていないから、そっちを直接確認したいが、武装がこれだけで対応できるかな?」

【何とも言えないが、敵が一致団結して居れば話は変わるが、捕虜二名の話を総合的に解釈するなら、同じ目的ではなく、共通の目標がある程度一致しているから、ある程度は協力するけど戦闘は各自でという風に受け止められたな】


「んー」

確かに俺もそれは思った。だが、それでも保険はほしい。


「クロ。大至急余剰戦力をこの宙域に終結・・・・・は出来ないのか。なら宙域に警戒網を張っている者たちに警告と、ゼルセルタ航空宇宙軍の戦闘部隊に大至急現場に向かうよう指示してくれ。このエリアは俺たちで死守する。いいか、かなりヤバいことになるだろうが、全力で死守する。この場から後ろには下がらない!」


【うむ。

『緊急指令、緊急指令。全惑星同盟国家境界線を守護する者たちに緊急指令を伝える。こちらは、特務大隊所属艦隊総司令官からの緊急指令である。


現在、艦隊総司令の守るエリアに置いて大船団の戦艦などが確認されている。こちらでつかんでいる情報では、非惑星同盟国家が一致団結しているのではなく、ある程度の共同戦線を張っているだけで、各々独自の目標で戦争をすることが確認されているため、戦力を分散するほか無い。これによりゼルセルタ航空宇宙軍所属各艦に命令する。国境を守護している者たちの境界線情報を貰い次第場所を後退し、前面に出て戦いに備えよ。国境警備隊は情報を引き渡し次第速やかに、後退し準備せよ。補給と修理のため後方からの各艦に物資・弾薬の補充と戦線離脱した艦の位置取りを速やかに軍に報告し穴埋めを行う司令塔になれ。


ゼルセルタ航空宇宙軍。各自の判断で戦闘を許可する。


これはすでに厳戒態勢が引かれている現状で侵入してくる場合、惑星同盟国家所属の者たちでも、戦争宙域からの一時離脱と入国審査に備えて待機の通達を行え。これに対しての融通は利かない。どんなことが有ろうとも、今現在の状況を鑑み入国規制を行え。この入国審査は国境警備隊に割り振る。厳しい審査の果てに合格している者たちは、警察に引継ぎ監視を行いつつ指定されたエリアにて駐機と待機を命じ、我々に承認許可を取れ




繰り返すことになるが、

ゼルセルタ航空宇宙軍 これは、戦争である。我々が維持し努力して皆で気づき上げた努力の結晶を踏みにじる行為である戦争。許してなるものか、立ち上がれ!我々の背後に居る者たちのために!生き残れ、横にいる同胞たちとともに、命令だ。




死ぬな。生きろ!生きて泥水をすすり、四肢をもがれようとも、生き残って来い!死んだら、英雄ではない、命令無視だからな!必ず、生き残れ!


以上、通信おわり』(だが、無茶苦茶な話だな。生き残ることを強要しているのだから)】

この命令は死ぬもの達に充てているのかもしれないと自分に言い聞かせて言葉を紡ぐ。まもなく戦争をする。過去何百年としてこなかった戦争を俺たちの代でしてしまうことの辛さ。本来、記憶さえ残っていれば、俺は戦争回避を選択していたのだろうか。だが、戦争回避に必要な時間すら無駄にしていたかもしれない。次の新造艦には武装をかなり省く指示をしてしまったが、こうなってくると必要なのかと思えてしまう。逆に、武装を解除していくほどに戦争を起こしてなるものかとも思えていたのだがな。どちらが、本当の自分なのだろうな。最近夢を見るが、一体何の夢だったのか覚えていない。だが、もしかしたら夢の中では、記憶があるときの生活をしているのだろうか?



・・・

【まもなく、攻撃範囲にとうt!発砲、攻撃を確認!ビーム全て着弾せず、減衰】


いきなりの戦闘。宣戦布告するまでもなく、戦端を開くとはかなり卑怯な相手らしい。ならこちらも遠慮なくいかせてもらおう。こちらには打って出るだけの理由もない消耗戦だがな。


「こちらの攻撃範囲に突入したら前方の敵を照準ロックして迎撃開始。迎撃した戦闘艦との装甲強度を確認後再度指示を出す」


こちらには一切の情報が無い。向こうの敵の装甲は、薄いのか厚いのか?武装での攻撃にこちらは対抗できるのか?逆はどうなのか?味方はこのレベルの敵なら対応できるのか、否か。すべての洗い出しを行い

情報を引き出してやる!


【こちらのビーム第一射めあたります・・・・装甲板貫通。装甲板貫通。圧壊し、爆散。そのまま続けて後続にもビームがあた。。。半壊のみですが、航行に支障が出ているようです】


装甲板を打ち抜いたということは、こちらの武装。おもに各戦闘艦でも打ち抜ける、と。


「次は、味方が対応できるかを調査するぞ!」


【了解!智也!?後方に巨大な物体を確認!】

この艦よりは小さいとは言え、それでも大きい。


「なら、

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