表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
271/450

271

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


繰り返す、こちらは、ゼルセルタ航空宇宙軍所属。特殊特務大隊所属の者だ。貴君らのこのまま進むとこちらの宙域に進入することになるが、所属と進入目的を教えてもらおうか。こちらは現在、厳戒態勢に入っている。無言・無視・宣戦布告は、攻撃対象になる』


『「こちらは、統一国家 ナ・グジェリュシュ所属の交渉担当。惑星同盟国家 ゼルセルタ航空宇宙軍の方にコンタクトを取りたい。許可を願う」』


『ゼルセルタ航空宇宙軍 全権をいただいている、ゼルセルタ航空宇宙軍所属 特殊特務大隊所属 艦隊総司令官 元帥 智也・ルルーシュ・ラングストン 内容を聞こう。宙域境界線に停船せよ』


『「了解。宙域線にて待機する。話し合いの場を持っていただけたことを心より感謝します」』




「本部に連絡!統一国家 ナ・グジェリュシュ所属の交渉担当が接触を図った。こちらの接触迄残り、3時間。指示願う!」




その後、彼らの交渉には専門の交渉担当に任せることにした。

そしてそこから得られる情報を精査したところ、2つの国が、すでに出立しているという情報だった。


現在、主力部隊がまとまっていれば2つくらいの国軍くらいは蹴散らせる。だが、現在それ以外の国も動く可能性が出てきているので、主力が固まって行動することはできていない。ということはだ・・・ここに来て主戦場で単艦戦闘において、戦術兵器を持っている我が艦がどこかに配置される可能性が出てきた。


多分予想としては、主力部隊のうち最も戦力のある場所と交代で見張れとか言われそう。


【正確に判断できていないが、現在の様子から主力部隊の受け持つエリアを交代で見張るよう命じられる可能性があるな】


「クロも同じ判断か」


【だが、覚悟しておけよ。もしかしたら主力部隊を動かさずに我々を2国家相手にせよ。という理不尽な命令が降るかもしれないぞ】


「・・・・・」


そんなことになったら、どこかの部隊を巻き込んで傘下に収めてやr・・・



『緊急連絡! 特殊特務大隊 大隊長 智也隊長に緊急連絡』


「こちら智也、どうぞ」



ついに来たか。さてさて吉と出るか凶と出るか。


『2国家間がこちらに対して部隊投入していることが判定された。判定確認したのち、警告文をメッセージで送信したところ、返信がありこう答えた。略式で答えるが、「これより我々は惑星同盟国家に対して宣戦布告する。降伏条項は、全ての惑星指揮権を放棄し、惑星自治権を復権させ惑星事の防衛力を独自に持てるようにせよ。もし自治権を主張しない場合、我々の統治を希望するか、死ね。以上だ」という、まぁ柔らかく言ってこんなもんだ。それと、惑星同盟国家に確認した場合、これは認められない。との返答が即座に帰ってきたので、これからの指示を与える。



全力を持ちて、当該敵勢力を()()せよ。


完膚なきまでに徹底的に殲滅を行い、相手側の完全降伏しなければ戦闘は継続。


そして、本作戦終了宣言者は、貴君である特殊特務大隊 大隊長に一任する。これは戦闘終了も含まれるが、正確には戦争終結を持って作戦終了をする。その後は統合作戦司令部が適任部隊に任務を移行する


以上。通信終了』


「・・・・えー」

【・・・・通信終了】



一方的な命令は来るだろうとは思ってはいた。いたんだけど、


「まさか、今回の任務が」

【敵対勢力の殲滅行動と戦争終結を実施できるまでの指揮権移譲。まぁ確かに智也は艦隊司令も拝命しているが、現在のところ特殊特務大隊の全部隊は我々以外召集不可能。近隣の部隊はこの場を動けない】


「招集できないのは了解したが、この周辺の部隊が動けないのはなぜ?」

【交代要員が来ないそうだ。それとさっさと当該宙域に向かわないと、境界線まで残り数日に迫ってきてるぞ】

「わかった」

それにしても、嫌な流れだな。戦争と一概に言いはするが俺は戦争より冒険がしたくてこの場所に居たんだがな。だがそれを言い始めると、民間に移ったとしても金周りが悪くなるし、現状最近の記憶しかない俺が民間に映ってその後、記憶が戻ったときに重要情報を漏らす可能性があるから軍は開放してくれないか。

はぁ、行きたくねぇな。


(『智也隊長、前線で敵を侵入させないように頼みます。侵入されたことを確認したら、敵が同時多発的に群がってきそうなので』)

って、さっきメールが飛んできた。どういう意味かは理解はしているが、戦略兵器なんかの大規模な兵器はこの艦には乗って無い。戦術兵器は、戦略兵器より威力が小さいと言われているけど、使用するとなるとバカにならない甚大な被害が出るし。


【智也、悩んでいるところ申し訳ないが、この艦には戦略兵器は現在の所、未だかつて乗せられたことは無い】

「わかってるって。そんなことは言われるまでもない」

【戦術兵器に関しては、ミサイルなどの戦争として扱われる兵器運用はこの艦には不向きであり似合わないという理由で最初から乗せることすらなかった】



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ