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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


最後に貴方は死ぬことを許可されるまで生きることを許容できますか?

ご立派なことだが、これにYESと答えるとこを見るに何が何でも食らいついてでも生き残るということだ。どの部隊に派遣されたとしても家族が居るのであれば生き残ることを最優先でやってくれるだろう。



それでもこれからの面接だけは手を抜かないがな。




【到着した。開ける――――。】


「入れ!」







「名前と出身惑星を答えろ」


「パウエル。敵対国家バルシミオン出身」


かなり詐欺顔をしているが、本当にスパイではないのだろうな。とチラッと思ったが、クロが大丈夫と言ったのだから大丈夫なのだろう。

「まず、貴様が答え、契約した内容に相違が無いかを確認してもらおうか」


『・あなたは、亡命を希望しますか?


(YES)・NO


・あなたは、亡命した場合すべての情報を開示することができますか?


(YES)・NO


・あなたは、独身ですか?


YES・(NO)


・あなたは、子供が居ますか?


(YES)・NO


・あなたは、ご両親が存命中ですか?


YES・(NO)


・あなたは、残した家族も亡命希望しますか?


(YES)・NO


・あなたは、お金に興味が有りますか?


(YES)・NO


・あなたは、家族のためならお金は捨てることは出来ますか?


(YES)・NO


・あなたは、人を殺めたことが有りますか?


(YES)・NO


・あなたは、快楽殺人者ですか?


YES・(NO)


・あなたは、戦争のために人を殺しましたか?


(YES)・NO


・あなたは、生きるために戦いましたか?


(YES)・NO


・あなたは、ゼルセルタ航空宇宙軍に入隊することを希望しますか?


(YES)・NO


・あなたは、ゼルセルタ航空宇宙軍に所属し兵士として再出発を図ることを希望しますか?


(YES)・NO


・あなたは、生きるために戦いますか?


(YES)・NO


・あなたは、例えどんなことが有ろうと必ず生き残り、必ず生きて帰ることを守れますか?


(YES)・NO


・最後に貴方は死ぬことを許可されるまで生きることを許容できますか?


(YES)・NO



Neme--パウエル--』


なッ!最初に書いた契約分とほぼほぼというか全く違うじゃねえか!やっぱりあの内容は嫌がらせか!


「貴様が丸したものについて()(括弧)を付けてあるから間違いないかを確認してくれ」


「ほぼほぼ聞かれた内容と違うのだが」


「まぁ、それに関しては副艦長がやっているから俺は知らんがそんなに違うのか?とりあえず俺が聞くことだけは、まず答えろ。

『・最後に貴方は死ぬことを許可されるまで生きることを許容できますか?


(YES)・NO』

これに関しては相違無いか?」


「無い。だが、それ以外がだいぶ違うのだが」


「・・・・そうか。なら大丈夫だな。合格だ、ようこそゼルセルタ航空宇宙軍へ。


階級は伍長と下っ端だがまぁ投降兵を養ってやるんだ。文句なく働け。

基本給は月に200,000エルそこから身分買戻しと妻と子供の亡命費用を差引き手渡される。だから大体8万が手取りになるが、この艦に乗艦して居れば、そこから2万の差引きのみで衣食住全てを賄ってやる。どうだ?やるか?それとも強制収容所送りの先兵隊に立候補するか?その部隊に配属されれば武勲によっては家族を亡命させてもらえることにもなるが」


「・・・やらせてください!」

ふざけんな!給料は低いとは言え、家族をこっちに連れてきてもらって尚且つ職と給料をくれるのならやるしかないだろ!



そんなこんなで、俺自身は結局亡命を選ぶことがいいと学んだ。

普通投稿した兵士をすぐに自陣に引き入れることなどあり得ない、だからこそ

「自陣に普通は引き入れないから情報をしっかり渡さないと」


「!?  な、なんで」


「おぅおぅ、かなりビビってるな。自分の考えを読まれた事を焦ってるようだが、お前のいた軍隊での地位とは、最底辺に近いだろ?戦況を左右するほどの重鎮じゃないだろ」


「ま、まぁな」

実際そうだろうけど、そうなんだけどさ、言い方。言い方がひどいよ。


「君はボードゲームをするかね?こちらでいうとチェスとか将棋とか」


「将棋ならする・・・します」


「チェスは互いの駒を消費し続け、将棋は奪い取った駒を再使用できるだろう。あれと一緒だ。たとえ裏切りそうであっても裏切らなければ、てか得るものはなんでも使うのが俺の“信条だ!”」


「は、はぁ」

【ちなみに信条というのは“嘘”だからな】


ちょ、、



「ッはははは。まぁ何というかな、見張るならココで見張れば持って来いだろ?今この艦には俺と副艦長しかいないから雑用係としてこき使わせてもらおう」

【それは良いな。こちらも装甲が少し汚れているから、戦闘宙域までに清掃を頼もう】

「おい、俺もゼルセルタ航空宇宙軍の軍歴と惑星同盟国家の法律を教え込まなきゃ・・・・・寝る時の睡眠学習でいいな。がっつり学習モードできたよな?」

【あの推奨不可と言われているものか】

「そう、起きたら寝た気がしないという欠点があるがダイジョブだろう」

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