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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
時は少し遡り・・・・
【緊急アラート発令。
ドラゴンナバロニクスハウウェザー星系近くの海を航海中の船舶を発見。武装関係は見当たらないが、船体に人影が多数いることを発見。携帯武器を多数所持していることから乗り移っての海賊行為に準ずるつもりの可能性、大】
「大至急このあたりの宙賊を調べて報告!」
おかしい。この辺りは宇宙で飛び回る不思議生物ドラゴンの往来のせいで、危険な海賊ごっこはしないはず。だとしたら、今最も警戒していた敵なのか?
【報告! 敵船舶、データに該当なし。この付近で活動するものは今のところ宙賊ギルドに停泊済みなのは確認済み】
・・・いつかは滅ぼしたい、持ちつもたれるにも近い宙賊ギルド。だが、緊急時国家または生命の危険に際してはこちらに協力体制を行ってくれる、闇ギルド。
そんな闇ギルドでさえルール通りほぼほぼ約束通りに戒厳令を守ってくれているとしたら、敵か、ルール破りな宙賊か。まずこの同盟国家内で仕事をしたかったら登録するしかないと聞いたことが有るから、まず宙賊ではないと。ならば、戦艦を襲った襲撃犯だろう。
まず決めてかかっていくのはマズいだろうから、警告を表示してから乗り込むか。
「報告了解。検閲に入ることを通達しつつ、あの敵船から見えないように砲塔を照準ロックできる奴だけロックして、ミサイル発射管は全てオープンに。あの船を確実に木端微塵にしないように証拠を持って帰れるだけの粉砕に押しとどめろよ」
【了解。
ミサイル発射管、全てオープン。
全砲塔敵船に照準ロック。一番と二番のみ正面を向いていつでも発射できる準備だけに止めておく。
指示を待つ。智也艦長】
「ありがとう。・・・・ん?
クロ?」
【どうした?】
「あの船の下に人影が見えるが気のせいか?」
かすかにこちらに向かってきているように感じる。
「ハッチの位置を見えない後方エリアに絞って誘導。彼の意見を聞いてから砲撃に入る。ハッチをドッキングする前に全天走査して船の状況と周りの状況を再度チェック」
【了解】
==SIDE????==
栄光の日に朝日がのぼり
災厄の日に陽が沈む
夕闇の帳が日を隠し
この時この時間から誰も日を見なくなった
夕方朝日昼間お日様お月様お星様全ての光が今亡くなった。
この世の始まりと終わり
色をなくした世界
色をなくした
全ての人は光の再来を未来へ託した。
これは伝説の話。だけどそんなお伽話を実現させようとする国のお偉いさんは必死に他国に他星系に戦争を売っている。
今世界にはたくさんの光がある。人工物という私たちが作り出したこの世界で最大の重要拠点。
光輝くところが多いところこそ繁栄が約束されており、光が少ないところは貧乏でそこから抜け出すことを皆考えて生活する。だけどそれだけ、それだけのために光がいるとはとても思えない。
だって、私たちはその中で生きてきた。だからこそ今更、日の光という伝説上のものの獲得のためによそにある光を持ってこなくてもいいんじゃないだろうか?
他の惑星のテレビはまるで日の光というものが当たり前のように自分たちのところに降り注ぐと周りに宣伝するために光を強調する。まるで当たり前のように“降り注いで“いると思わせようとアピールしても無駄だ。誰が騙されるか。そう言ってお前らの国に拉致してコキ働かせて光を供給させる奴隷にでもさせるんだろう。
この国はそうやってできているんだからお前らも一緒だろう。
いつか、自分で光をたくさん浴びてやるんだ。
これが私の目標。
チッポケでそして私の希望。この世界で生きるものたちは虎視眈々とみんなが思っている。
そうして今、私は国同士の協力関係についたものたちと共にある世界を侵略しに行くそうだ。そしてたまたま隣に座っていた男があることを言った。
この戦いは負ける。一緒に逃げないかと?
狂っている。
なぜ逃げるんだ?さっき私たちの船は勝ったしたではないだろうか?
その男は私たちの国にあるドラマを持ち込んでいた国の人間。まるで日の光が全ての人に降り注ぐと謳っていた国の人間だが、戦争をいつもしているので、勘が働くそうだ。
私の周りにいる男たちは私の体をニヤニヤしながなら眺める奴らなのにこいつは違う気がする。
だからこそかけてみようと思う。だけどただ着いていくよりこっそりと着いていこう。襲われても嫌だし。
そう思って宇宙服を着て外に出た私は感動した。
あれが伝説やお伽話として名高い星の光。確かに誰にでも降り注ぐ光のシャワーだと言い得て納得の言葉だ。
だが、信じられないことにこの光は繁栄しているものがおこぼれで周りに見せているのではなく星自体が光っていたり、光の発生源に照らされて反射した星が輝いているものもあるそうなのだ。